戸坂センチメンタル~Hesaka Sentimental~

水槽を レンズでのぞく人間は  裸眼の景色 忘れたようだ

腸呼吸

2009年02月28日 | どじょう
 どじょうは「腸呼吸」ができる生物だ。
 本来田んぼのような浅瀬の泥水のなかで生活しているドジョウたちは、えら呼吸の他に腸呼吸を使って酸素を取り込んでいる。水面に近づいて直接体内に空気を取り込み、腸内で二酸化炭素と酸素を交換する。余ったガスはお尻から泡となってでてくる。
なんてすごいんだ。魚と陸上生物の中間というか進化の途中を切り取ったようなしくみではないか。

 我が家のオスも3日目あたりからこの腸呼吸が見られるようになった。メスも5日目あたりで確認した。わたしは酸素不足を心配した。なにせ、うちの我が家の水槽は高さ23センチの浅い水槽なのだ。使っているスポンジ濾過器は空気の吐出口が上に突き出しており、水面までの距離が2、5センチとちょっと短い。酸欠なのかとも考えられる。一方、真偽のほどは定かではないが、どじょうは水中内に酸素が充分あっても、水槽のふたを閉め切っておくと酸欠におちいると聞いた。つまり、日常的に腸呼吸に頼るところが大きいという事だ。これでは水中内の酸欠なのか、それとも日常的な問題のない腸呼吸なのかわからない。

 ・・・とりあえず、応急処置としてフィルターを傾けてみた。なんとなく、また振り回されているような。

水槽上のコトブキの段ボールは水槽についていたもので、付いているガラス蓋では隙間が空くので、補助蓋として使っています。これもちゃんとやらないとなあ。

はらはらする

2009年02月27日 | どじょう
 オスの方が、朝見たらまたキスゴムのところに挟まっていた・・・。「おーい、なんでまたそんなとこにいるんだ君は~!」とぼやきながらまたコードを動かす。そして前回同様、元気にぴゅんっと逃げる。ぷら~んと脱力して、水流にまかせてゆらゆらしている様子だけでは、休んでいるのか、死んでるのかわからない。とにかく外出中に大事に至ってしまったら嫌なので、キスゴムをずらして、隙間に余裕を持たせてみた。とぼけた顔してなかなか侮れない。

オスの方の性格

2009年02月26日 | どじょう
 だいぶ水槽にも慣れてきたようで、最初は角の方にいた2匹もあちこち泳ぎ回るようになった。我が家の水槽は、幅×高さ×奥行きが61×23×20の規定外水槽(水量27ℓ)だ。狭いながらも安心して、楽しく過ごしてもらいたいものだ。

 が、オスの方は慣れてきたせいか、いろいろと「やってくれる」ようになった。砂に刺しておいたアナカリスを一本引き抜いてバランバランにし、それを竹炭シェルターにいれたり、残っているアナカリスの上に乗って、しならせたり。まあ根っこあるわけじゃないからいいのだけど。
 とにかくあまり一カ所にいる事がなくて、上下左右奥手前と不規則に自由に泳ぎ回っている。手前にもよく来るため、私も水槽に手をかざしてみるのだが、怖がる事なく静止している。

 今日帰ってきたらオスの姿がなく、くまなく探したら、左奥のヒーターのコードの上の方水面付近で、キスゴムに乗る形でコードとガラスの間に挟まっていた。「なんでそんなとこに挟まってんのーっっ!!」という私の心境をわかっていただけるだろうか。ぴくりとも動いていなかったので、焦ってコードを動かしたら、ぴゅんっと逃げていった。心配したが、その後も活発に泳いでいる。休んでいただけなのか??なんて人騒がせなどじょうだろうか。


二匹の観察

2009年02月25日 | どじょう
 水槽に入れて、4日がたった。私は彼らに夢中だ。
個体を選ぶときにラオバンが、しいれた3匹を小さなプラケースに入れて、どんな違いがあるかよく見てごらん、そして選びなさいと言ってくれた。素人の私には、小さな3匹の違いがわからなかった。ラオバンは胸鰭をみて見なさいと言った。よおおおおおく目を凝らすと、一匹の鰭は他の二匹より明らかに長く、ひらりとした優雅な形だった。ラオバンは「これがおそらくオスじゃろう」と言った。「だいたい自然界で派手にできとんのはオスじゃけんね。」
 わたしは1匹目にこのオスを選んだ。もう1匹のメスはどちらにしよう・・・そう悩んでいると、「わしだったらこっちのを選ぶな。」と1匹を指差した。「なんでですか?」と聞くと、「なんと言うか・・・色気がある(笑)」とおっしゃった。ドジョウにも色気があるらしい。こうして、ほとんどラオバンに選んでもらった形で、二匹のヒドジョウは我が家にやってきた。

か、かわいい・・・

2009年02月23日 | どじょう
 生体を入れて2日経った。店頭はヒーターなしだったので、12~15℃くらいだったと思われる。我が家の水槽はヒーターを入れており、18℃に設定されている。これでも低い設定のはずだが、店にいたときより暖かいせいか、活発に動いている。
 昨晩、初めてえさをやった。なかなかの食いつきで安心した。だが、しばらくは、朝起きたらまず生きているか心配で飛び起きる日々が続くだろう。