すでにお知らせしておりますが、当店は今後閉店に向けて動きます。
今月は26日(土)、27日(日)の2日間のみ営業の予定です。
ご承知置きくださいますようお願いいたします。
★
長文注意
今月7日に逝去した「ロボ」の事を色々考えてたら、開業当初にあった
「少し奇妙な事」を思い出しましたので、ブログに残してみます。
☆
開業して1~2年目の、お客様がいないある日。 2人の男性のお客様がご来店
されました。 1人は全盲で、もう1人は付き添いの方、のようでした。
お2人はぼそぼそと小声で会話されてましたが、事務所にいた私(店員S)にも
何となく聞こえて来ました。
☆
全盲の方が、まだ仔猫の猫キャストを指しながら「あの猫はいい…」「あの猫も…」
みたいな事を言っていて、気になった私は「どういう事…?」と思いながら、
つい盗み聞きしていました。
そのうち全盲の男性が、少し離れた場所にいたロボを指しながらこう言いました。
「あの猫はあと1年もつかどうか。 心臓の音が(何とかかんとか)…」
それを聞いて私は「え?ロボの心臓ヤバいの」とびっくりしました。
☆
人間は五感のどれかを失うと、それを補えるよう他の感覚が発達するのだそうです。
そのお客様も、視力を失った代わりに聴力などが鋭くなっていて、それでロボの
心音から重大な異常を察知されたのだとしたら…。
それに「『アメリカンショートヘア』は心臓の疾患が他に比べて多い」と言われる
猫種なのも、私の不安に拍車をかけました。
ですが、全盲の方に対して不躾だとか、盗み聞きの後ろめたさで、先ほどの言葉の
意味は結局訊けませんでした。
☆
そして、その心配の結果はご存知の通り。(ご存知なければすみません)
毎年の診察でもロボの心臓の異常はありませんでしたし、早死にする事なく
13歳3箇月生きてくれました。 あの出来事は何だったんだろう…
↑ロボ「俺が運命を変えてやっただけの事にゃ」
私「そう考えとくのが1番幸せかもね」
ロボ「おっさん(店員S)の痴呆白昼夢という線もあるけど」
私「やめてシャレにならないコワい」
★
稚拙で上手く伝わらなかったかも知れませんが、この少し奇妙な話は実話です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
★------------------------------★