日経新聞に毎週土曜日に連載されていた「日本史ひと模様」(本郷和人;著)が2019年7月13日号で最終回だった・・・、ということでがっかりしている人が多くいるようだ。
記憶をたどってみると、確か最初は、2018年6月2日付の「足利義教 地位に優先する血統」だったように思われる。
足利義教(よしのり)という将軍さまは教科書には登場しないので、余程の歴史好きでもない限り知る人も少ないのでは?と思うのだが、クジ引き将軍のところに詳しく出ているので読んでみると、これがなかなかどうして、結構な実力派だったりする(肖像画のほうはあまり冴えてるとは言い難いようだが・・・)。
本郷さん(ちょっと馴れ馴れしいかな?)の文章は軽やかで、それでいて非常に重要なことを述べているのだが、決して深刻なところがなく、少し読んだ後で振り返ってみると「ほーっ、そうだったんかいなぁ。」と新たな発見と納得が得られる文体なのである。
それにしては、日経新聞、「日本史ひと模様」という1年以上続いた好評のシリーズものなのに、その記事の一覧の紹介がない。ちょっと扱いが雑というか、何か内容に都合が悪い箇所でもあったのか、早く忘れさせたい、というような雰囲気さえ感じさせる扱いのようである。
ここは、じっくりと書籍化を待つとするか。既に『日本史のツボ』が大好評とのことで、次回作としても期待できる。
本郷さんの著書も多いようなので、これから追い追いと読んでみよっか・・・・と思っているところなんだが、本を買う前にいくつかのサイトをみつけた。これがまた、結構なお楽しみで・・・。
日経新聞社と違って講談社は、<日本史のツボ>のツボの記事一覧をアイコンとタイトルをキャプションとして付けてくれている。これは親切だ。
_______________________
フィギュアスケート「オータムクラシック2019」は男子が羽生結弦、女子が紀平梨花と、男女ともに日本人の優勝となった。
男子の表彰式(リンク先に動画も有り)で、「君が代」が会場に流れたのだが「国旗掲揚」がないことに気付いた3位のカナダ人選手キーガン・メッシング(Keegan Messing)が日章旗の裾を持ち上げた。それに気付いたゆづる君、表彰台から降りて日の丸に向かってきちんと敬礼。会場のお客さんたちも起ち上がって選手たちの健闘を賞賛。こういう感動的な光景はマスコミがイヤがるんだろうなぁ。
感動ものゃんけ。