朝日新聞デジタル
2024年7月26日
ニトリHDの中国現地法人、似鳥(中国)投資有限公司トップの杉浦栄総経理(社長)=2024年7月10日、上海市長寧区の店舗、斎藤徳彦撮影
家具・インテリアチェーン大手のニトリホールディングス(HD)の中国本土での店舗数が今年6月、100店舗となった。初出店から10年で14エリアに展開を広げ、大台に到達した。手頃な価格で住まいを充実させる商品が、中国の消費者の心をつかみつつある。
ニトリは2014年、中部の都市武漢へ中国で初めてとなる店舗を出した。日本の小売り大手の中でも後発だったが、上海や深圳、北京などへ徐々に出店地域を広げた。
生活水準の向上で中国の消費者が質にこだわるようになる中、共通化した商品が人気を集めている。かつては中華鍋などが「重ければ良い」とされてきたキッチン用品も、軽量化した日本独自の商品が売れ筋となっている。香りにこだわる人も多く、フレグランス商品も人気という。
中国での出店数は8年後には今の約9倍に急増させることを見込む。物流の効率を良くするため、「出店する各エリアで10店以上出店するドミナント(集中出店)化を図る」(現地法人の杉浦栄総経理<社長>)ことも目指している。
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