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なんでもありです。

初めての、バリ旅行。

2005-04-04 14:08:21 | traveling
ぼ・る 「暴利」を活用させたもの。法外な代価・賃銭をとる。不当な利益をむさぼる。

きっかけは、旅行会社の人に、
「どこかに寄って帰ると、安くなることもありますよ」
と乗せられたから。

私達は、片道の航空券だけを持って、渡豪したのです。

バリに着き、空港でバックパックをとりに行くと、そこには「明らかに現地人」が群がっていました。
なんとか割り込んで、自分の荷物を取ろうとすると、
「持っていってあげる。」
事情を知っていた私達は、
「自分で持てるからいい。」
と、さっさとその場を離れましたが。

それが彼らの親切だと勘違いした人や、知っているけど断りきれなかった人たちがたくさんいました。
荷物出てくる所から、空港の出口までは目と鼻の先。
で、

「チップくれ。」
うーん、たくまし~い

と言うか、
ガイドブックの通りじゃないですか!

彼らはたいてい首からなんかのカードを提げているので、一見「空港スタッフ」のように見えるのも、紛らわしいというか、手が込んでいるというか。

でもまぁ、チップっつってもたいした額じゃないのでね。
もしそうなっても、「勉強代」と思って潔く払うのが粋じゃないですかね。
たまに「ぼられた!」って大騒ぎしてる人を見かけますが、その時その値段で「まぁいいか」って払ったのはあなたなんだから、しょうがないでしょ、と思います。
値段と商品(サービス)が釣り合わない!と思ったら、その時に交渉しないと。
向こうだって、生活かかってんだから必死ですよ。

バリの子にしてみれば、
「日本人の収入はバリ人よりもずっと多いんだから、少しくらいくれてもいいじゃないかー」
たとえ、
「こちとらお金を切り詰めて旅行に来てるんだよー!」
というお方でも。
海外旅行に来れるだけで、彼らよりは金持ってんですもん。

ぼるかぼられるか!

道を歩いていても、店や物売り以外に
「ミツアミ~!」
「マニキュアー!」
「マッサージー!」
と、強引な勧誘を受けます。
私の友達もこれにやられました。

路地に連れて行かれたので、怖くなって、一番安いマニキュアだけね、とやってもらったそう。
すると、勝手に花の絵(これがへたっぴ)を描かれて、倍以上の値段を払わされたそうです。
理由は、
「花は高いから。」

かなり強引な人になると、立ち止まることもなくしかとこいてるのに、
勝手に人の手をつかんで、マニキュア塗りだしてる。
頭が下がります。

でも、次の日からピタリと物売りが寄ってこなくなりました。
それは、私達が暑さのあまり、すっぴんに加えて貧乏まるだしの格好をしていたから。
日本にいるような格好してたら、やっぱり餌食です。
おかげで、大概の写真は人に見せれませんが

クタビーチで座っていると、すぐに囲まれます。
「○○ルピアで(忘れたけどそんなに高くない)、日が沈むまでマッサージしてあげるわよ!」
というおばさんがいました。
値切って値切って、多分10分の1で交渉成立。

スタートして5分で終了。
かなり値切ってしまっただけに、文句も言えず。

その他、ヘンナタトゥーもかなり値切ったところ、
次の日にはもう消えかけていました。
墨薄くしやがったな~!
怒ったところで後の祭り。

でも、なぜか憎めないバリニーズ。

怒るところは怒らなきゃいけないと思うけど、自分にも心当たりがあったら、潔く負けを認めましょう。

でも、こういうのがやな人は行くのやめたほうがいいです。
合う合わないがありますからねぇ。

それに、物売りの人はほんとにかなりしつこいので、「も~いい加減にしろよ!」とイライラしてくるのも確かなので。

話は尽きないので、また今度。





ジンベイザメと、泳ぐ。

2005-04-02 16:03:47 | Australia
今回はエクスマウスについて。
オーストラリアで私が一番きれいだと思っている海、コーラルベイのもっと北。
パースからは、北へ約1,000キロくらい。
人口約3,000人の小さな町。
ニンガルーリーフの玄関口であり、西オーストラリアを代表するスキューバダイビングやフィッシングの名所。

5~10月にはイトマキエイ(俗に言う”マンタ”)、6・7月にはザトウクジラ、3~5月末にはジンベイザメ、夏の時期には、ウミガメの産卵などが見られます。
夢のような所!

5月末、私とまきんこ、男女2人の友達の計4人で、←の男の子の車で出発しました。
目的は、
「ジンベイザメと泳ぐこと!」

時期的にはギリギリでしたが、まだかなりの確率で彼らに遭遇できるとのことでした。
なにしろ、ここエクスマウスはジンベイくんに会える確率が高い。
時期が合っていれば、9割の確率。
もちろん、ちゃんとプロの人の誘導があってこそですが。

私達も日本人のインストラクターがいるツアーに参加。
シュノーケリングでも十分ということで、シュノーケリングのツアー。
前にも書いた通り、私だけダイビングのライセンスを持っていないのも理由の一つ。

私達が泊まったのは、工事現場とかにありそうな簡易事務所みたいな小屋。
車をその前に止めて、グループで一小屋使う形式だったかな?
オートキャンプ場の、テントじゃなくて小屋みたいな感じ。
簡易キッチンと、机と椅子、二段ベッドが二つありました。

いよいよツアー開始!
の前に、酔い止めの薬をもらいました。
せっかくのチャンスに、船酔いしてたら本も子もないもんね。

が、この酔い止めがめっぽう強力。

元々、オーストラリアの薬は全般的に、日本人には強すぎる。

船着場でテンション上がりまくりだったのに、しばらくすると、異変が。
視界がぐるぐるまわり、地面がぐらぐらして立っていられない…。
おお、これは…
「ちょっと楽しい…」

しばらくするとそれもおさまって、いざ出発。
空には何機もセスナみたいのが飛んでいて、ジンベイの群れを見つけると船に連絡が入る仕組み。
いつ連絡がきてもいいように、ウェットスーツとシュノーケリングセット、足ひれを装備。

ある程度沖に出るまで、ジンベイと泳ぐにあたっての注意点と用具の使い方のレクチャーを受ける。
私が覚えているのは、「彼らは目がほとんど見えないので、足ひれなどが彼らに当たって怪我をさせないようにある程度の距離を保って泳ぐ」ということ。

ここで豆知識。
ジンベイザメのことを、英語ではwhale sharkといいますが、この「whale」クジラとは関係なく、その巨体を表したものだそうです。
そう、ジンベイは「魚類」。
しかも、全身の骨が軟骨でできていて、マンタなどエイ類の仲間らしいです。
「ジンベイザメ」の名前の由来は、灰色の背中に白い斑点模様が「甚平衛羽織」に似ていることから。
体長は、5m~11m。体重は7t~10t。
ギネスに載っているのは、なんと全長18m。
最近になって、ようやく胎生であることがわかりましたが、その他未だ解明できていないことが山のようにあるそうです。


しばらくすると、ジンベイ発見!とインストラクターさんの声が。
いっちばん最初に飛び込んだ私が目にしたものは、
マンタの群れ。
少しでも動いたらぶつかってしまいそうなほど。
貴重なマンタとの遭遇だったにも拘らず、気持ち悪かったくらい。
テレビで「一生に一度、会えるか会えないかのマンタの群れに遭遇です!」とか言って、芸能人とかが騒いでたけど、
「あれ絶対嘘だ。」
と思った。
こんなにビチビチいますよ、と。
4~5mもあるマンタが「パカー」と口を開けて、人なつっこくそばによってくるんだもん

しばらくすると、慣れて楽しくなったけど。
デカイじゅうたんみたいでかわいかった!
なんかやんちゃな感じで。
シュノーケリング初体験の私は、入ってくる海水をうまく吹き出すことができず、時々海面にあがって呼吸をしなければならないのが難点でしたが。

そしてやっとジンベイに遭遇!
先を泳ぐインストラクターさんは、片方の手を海面に出し「グー」を作ってます。
これは、海面に出れば、すぐにインストラクターさんの位置がわかるように。
もう片方の手は、海中でジンベイを指差しています。
この二つの手によって、私達はジンベイの位置がわかるようになっているのです。

ジンベイと泳ぎました。
結局、3頭見れたのかな?
大きいのは、8mもありました。
でかー!

すごい感動でした。
でっかかったー!
あおねずみ色の背中に白いドットの模様がかわいくて、ゆる~と泳いでいる姿がなんともいえず愛らしく。
時々、カパー!と口を開けたりして。

向こうは何にも考えずに泳いでいるので、彼らにとって私達はただの障害物。
ぶつからないように距離をとるのが大変でした。
泳ぐの速いから、こっちに向かってくるとよけるのが大変。

一番大変だったのは、ジンベイもインストラクターさんも、
泳ぐのが速すぎる。
もう必死。

ゆる~と見た目はのんびりで、そして確かに動きはのろいんだけど、なんせでかいのでね。

終わった時には、
「もっとゆっくり観察すれば良かった…」
だって元水泳部の私も、もう最後のほうには、
ついていくのが精一杯。
インストラクターさんは、遥か彼方。
泳ぐのが苦手なまきんこも、
ある意味遥か彼方。

もうぐったりでした。

でも最高の体験!
オーストラリアでしたアクティビティで、何が一番楽しかった?と聞かれたら、「ジンベイザメと、マンタと泳いだこと」と答えます。
かめが見れなかったのが残念だったなぁ。
時期がいいと、ジュゴンも見れるそうです。
人魚伝説ジュゴン!

こないだオーストラリアに行った時、かめの産卵が見たかったんだけど、都合がつかずあきらめました。無念。
いつかもう一度行きたいな。
もう一回、ジンベイと泳ぎたいー。

マンタもジンベイもでかいなー。
でかい魚っていっぱいいるんだなー。
人間って小さいなー、海ってでかいなー!
平和を感じる瞬間でした。

日々の悩みなど、
No worries, Mate!
(オージーイングリッシュで、「大丈夫、どーってことないよ!」)
てな感じでしょうか。


なな姫公開。

2005-04-01 14:49:54 | Weblog
友達から許可を得たので、やっと載せられます。
私の親友夫婦に、待望の第一子が誕生!
なんと女の子!名前は「ななちゃん」。

私がオーストラリアに行ってる間に産まれちゃいました。

「帰国してからのお楽しみね。」
と、写真を見せてくれなかった親友。
「わが娘は、ちょっとガッツ似。」
という情報だけが頼りでした。

帰国して、速攻で赤ちゃんに会いに行きました。

産まれて2週間目のななちゃんは、
どっちかっていうと、坂田利夫似。

…というより、
…本人ですか?

でももう何したってかわいいの。
いるだけで、癒しの風が吹くのです。
親友の子というのを差し引いても、かわいいのよ。

もうほんと、お見せしたい写真がいっぱいあるんだけど。
(角度によっては、ガッツ似。)
今ではもう4ヶ月なので、かなり人として完成してきました(←失礼)
でもいいんです、失礼なこと言っても。
私は、なながかわいくて仕方ないっす。

産まれた時は、母親ですら、
「一生一人でも生きていけるように、勉強させるわ。」
なんて言ってたんですが。
今じゃパパ・ママ共に、もう親ばか全開中。

ここんちのパパは、ホント満点パパです。
友達をこんなにほめるのは変ですが、ななパパは鬼嫁の暴言やワガママにもめげず、優しくて、子供のことや家のことをちゃんと手伝っています。

私の大好きな友達から産まれたななちんが、かわいくないわけがない。
たとえ坂田利夫に激似であろうとも。