616

なんでもありです。

「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」

2005-03-31 10:01:43 | movies
今度公開される映画に、
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」というのがあります。
私はオーストラリアで、どーしてもこれが見たくて友達を誘って見に行きました。
原題は、「レモニー・スニケットの(つづりがわからないよ)UNFORTUNATELY EVENT」だったと。

内容は言うのやめときますね。

ただ、見終わった後の個人的な感想としては。
「ジム・キャリーがあまりに悪役でちょっとやだ…」

ジム・キャリーが好きなので。
おちゃらけてはいるのですが、やってることがひどすぎるよ、ジム…。
でも、なんせ英語で見たので、内容は完璧ではないですが。

この映画の(私的な)見所は、何と言っても長男クラウス役のリアムくん!
本の虫で、あらゆる本を読み、なおかつ全ての内容を完璧に覚えているという役で、物静かで芯の強い少年を演じております。
私は、この映画の、このリアムくんがめちゃめちゃ大好きです。
服装も、物腰も、性格も、顔も、私はこういう男の子が大好きです。

長女ヴァイオレット役のエミリー・ブラウニングもかわいかった!
ハマリ役という感じ。美しい女の子でした。
そして、なんと1歳でハリウッドデビューしたという、次女サニー役の双子カラ&シェルビー・ホフマンもめちゃめちゃかわいかった!
二人とも(双子だから三人か?)、なんて言うんでしょう?ゴシックロリータ?系のファッションで。
似合ってました…。かわいかったー。

ジム・キャリーの衣装も素敵でした。
全編通して、衣装や家具などがとっても素敵。
内容うんぬんというより、エンターテイメントとして、衣装とか楽しむのがいいかも。

大物俳優さんたちが、そこかしこに出てくるのも見ものでした。

アダムス・ファミリーが浮かびました。







私は遅刻する。

2005-03-30 10:58:02 | Weblog
↑うちのルックはカメラが大嫌い。100分の1の確率で奇跡的に撮れる、貴重なカメラ目線。
この時も、私が鎖を踏んで逃げられないようにしている。


それは、今月の初め。
めちゃめちゃ久しぶりに中学の同級生とごはん食べに行った時の事でした。
昔話に花が咲き、盛り上がってきた頃、一人が私に言いました。

「そういえばさー、あんた高校の時有名だったでしょ?あんたと同じ高校行ってた子が言ってたなー!」

…まったくもって心当たりのない私。
あまりにも思い当たる節がないので、逆に聞きたくなってきた。
すると、

問 「しょっちゅうタクシーで学校に乗り付けてたって。本当???」

答 「…しょっちゅうではないです。」

遅刻魔の兆候は、中学からありました。
遅刻すると廊下に正座していなければいけないのですが、3年になるとほとんど毎日座っていた気がします。
「好きな人にこんなところ、見られたくない!恥ずかしい!」
とか思わなかったんでしょうか、私。
今、激しく疑問に思うわけですが。

別にヤンキーだったわけではないです。
単に、遅刻魔だっただけで。

で、高校ですが。
うちの高校は、山にありました。
駅から20分、山道を登校するのです。
しかも始業20分前(?)を切ると、近道が閉鎖されてしまうのです。
その駅に着くまで、2本電車を乗り継ぎ、1時間半くらいかけて通ってました。

高校生にして、まるで大学生のように単位を数えていました。
国語は、あと1回休める。
数学は、もう休めない。
…というように。
進級できるギリギリのラインを先生に聞いて。

だからですな!
もう休めない教科に間に合いそうにない時には!
TAXIしかないわけですよ。進級がかかってるんですから。

「あと5分早く起きればいいのに」
よく聞くセリフです。
私の場合、5分早く起きると、余計なことをやりだして余計に遅刻します。
「早く寝ればいいのに」
早く寝ると、夜中にスッキリ起きてしまい、朝起きれなくなります。

それにしても血圧って寝起きに関係あるんですかね?
ちなみに私はものすごい低血圧です。

養命酒を買おうかどうしようか…。

タクシーも、最初は遠慮して、学校の近くで下ろしてもらってたんだけど。
もう最後には、校門の中まで乗り付けてました。
ちなみに家からじゃないですよ。
乗り換えした駅からです。
私のおこづかいは、意外なところに使われていたのですね!

こぼれ話。
近道を閉ざされたら、遠回りして登校します。
もちろん、人はいないに等しい。
でも、
変質者が絶対いるんです。
同じ時間、同じ場所に。
危害を加えられるわけじゃなかったので、もう見ないフリしてたけど。
最初はビックリしたなー。

あまりに時間にルーズなので、まきんこにマジギレされたこともあります。

みなさんごめんなさい。


ばかな子ほどかわいい。

2005-03-29 09:40:49 | Weblog
うちの愛犬です。
名前はルック。
男の子です。

名づけ親は、私。
理由は、うちに来た時、むちゃむちゃかわいい子犬だったから
呼ぶたびに、みんなが見るように、と。
「Look! Look!」

14年ほど前に、妹がどっかから拾ってきました。
当時、うちにはすでに愛犬no.1の春ちゃんがいました。
両親は困りましたが、なんせルックはけがをしてたんですね。

このまま捨てるのは忍びない…

が、うちのばーちゃんが大のけもの嫌い。
仕方がないので、敷地内にあった工場の事務所でかくまわれることになりました。

そのうち事務所では面倒見きれなくなり、ばーちゃんに知れることに。
ばーちゃんはルックを嫌がりました。
ルックの足が、4本とも白かったからです。
曰く、
「白足袋を履いた犬は縁起が悪い」
…なぜ?
子供の頃の私に言わせれば、むしろ
礼儀正しいのでは?

まぁ、なんだかんだでルックも推定14歳。
6年くらい前に、春はフィラリアでこの世を去りました。
私は一人暮らしをしていて死に目には会えず、電話で聞いて大泣きしたのを覚えています。

春とルックはまじで対照的でした。
春は、ふさふさした秋田犬のように愛らしく、芸達者でした。
いつもはしゃぎまわるルックとは違って、落ち着いた女の子でした。

かたやルックは、鼻がにょーんと長い、キツネみたいな顔。
しかも、
もんのすごく頭悪い。
かろうじて、変なお座りができる程度。

決定的に違うのは、春は抱っこが大嫌い。
ルックは、抱っこでも何でもされるがまま。

春がいなくなって、ルックは落ち込みました。
今でも、おそろいの犬小屋はそのままにしてあります。
不思議なことに、ルックは絶対、春の小屋に入ろうとしません。

春を病気で死なせてしまったので、うちの家族は誓いました。
「ルックには、精一杯のことをしてやろう」と。
その後、心臓の手術と脱腸の手術をしました。
2度目の時は、高齢に加え、以前に心臓の手術もしているので、

「手術が成功する確率が50%、成功しても、術後に合併症が起きない確率が30%」

と言われました。
その時は、家族全員、覚悟をしていました。
それまで、精一杯甘やかしてやろう、と。
ペットフードもぺティグリーチャムにしました。
結果、ばりばり元気です。

最近では、ばかに加えてボケてきました。
ルックは、絶対に家族以外にはなつかず、他の人には力いっぱい吠え、容赦なく噛み付くので、番犬には最適なのが唯一の取柄だったのに…。

最近みかける悲しくも平和な光景。
日向でお昼寝するルックのすぐ横で、
猫や鳥がルックのえさを食べている…

そして弟から昨日聞いた話。
散歩中に野良犬2匹に遭遇したルックは、恐怖のあまり固まってしまったそう。
そんなルックを、弟は抱えて逃げたらしい…。

ルックも笑えるけど、弟もうける…。
抱えて逃げたか…。

最近、ルックに服を着せたり、かぶりものさせたりが流行っています。
ちょっと恥ずかしいので、散歩に行く時はさりげなく脱がしたりしています。

家族みんなに可愛がられて、ますますばかになっていくようです。

今日も
「ルックが超かわいいポーズで寝てた!」
と言って、弟がカメラを取りに走って行きます…。

…弟もおかしい…?









オーストラリアで一番きれいな海。

2005-03-28 14:59:06 | Australia
おびただし・い【夥しい】
ものすごい。大変だ。非常に大きい。甚だ多い。

当時、私はデジカメを持っていなかったので、これは写真をスキャナーでとりこんだものです。
んー、画像がよくない…。
でも、これは私の一番好きな海です。
一番キレイだと思う海です。

コーラルベイは、パースから約1000キロちょっと北にある、小さな町です。
町じゃないか。
小さな宿泊施設と、ガソリンスタンドなど、たまに来るリゾート客に最低限必要な施設があるだけのエリアです。

私は、好きな場所には何度でも行きます。
でもなぜか、コーラルベイは一度だけ。

5月末だったかな?
まきんこと私、女の子と男の子の友達4人で、車で旅行に行きました。
目的は、
「エクスマウスでジンベイザメと泳ぐ!」

エクスマウスは、コーラルベイの100キロほど北にある小さな町。
季節によって、イトマキエイ(マンタ)やザトウクジラ、ジンベイザメ、ウミガメたちと泳げる、最高のダイビングスポットの一つ。
特に、ジンベイザメと泳げる確率は、季節があっていれば9割に近い。

その途中に立ち寄ったのが、ここコーラルベイでした。
天気は最高!
車からかけおりた私達の目に飛び込んできたのは、ちょーキレイな海!

(実は、私は海で遊ぶのがきらいです。ずっと水泳部だったので、泳ぐのはめちゃめちゃ好きなのですが、「泳ぐ・潜る」以外のことは楽しいと思えないという、かわいくない女子です。)

オーストラリアでも、水着で海に入ったのはコレを入れても3回かな。

が、ここはもう、別格。
早く潜りたくて潜りたくて。
私以外はみんなスキューバダイビングをしていたので、シュノーケリングセット持参。
私、水中眼鏡で素もぐり。
素もぐり大好き

そりゃあもう、夢のような海でした。
透明度は文句ないし、ちょっと顔をつければ、数え切れないくらいの魚の群れ。
船の下は、ディズニー顔負けのパラダイス。

もう、全員我を忘れて潜りまくってました。
しかも、私達の他には数人のオージーだけ。
まさに、パラダイス!

水面に出てきた私は、不思議なものを見つけます。
それは水面下にあり、かなり大きい
黒いもやのように見えました。

「ねーねーまきんこ。これなんだと思う?」
「石とか?…ねぇ、でも動いてない?」

会話を聞いたオージーのおばさんが、なぞを解いてくれました。
「これは、バイトフィッシュと言ってね、小さな小さな魚達の群れなのよ」
と。

「なーんだそっかー」
「潜って見てみっか!」
「だな!」
と、二人で潜った時でした。

あんなに平和に泳いでいた魚達が、ちっさいのからおっきいのまで、一目散に私達をめがけて突撃してきたのです。
何がなんだかわからない私達の目に飛び込んできたのは、おびただしい数の黒い小魚の群れ!!
みんなこれに追われてたんですな。
これが怖いのなんのって!
腰を抜かすとはこのことだな!と。
別に食われるわけじゃないのに、反射的に必死で逃げてました。

もう、お互い何言ってっか全然わかんない。

今でも、
「あれはマジ怖かった…」

って話になります。

ちなみに、私はグレートバリアリーフに行ったことがありません。
きっとキレイなんでしょう。
でも、ここは別格です。
トムソーヤ気分です。

あー、病み上がりなんでちょーしわるー。
続きはまた今度。

常夏の楽園 続編。

2005-03-25 15:34:55 | Australia
ぼうぜん・じしつ【茫然自失】 あっけにとられて、我を忘れてしまうさま。
※ちなみに、「茫然」と「呆然」は同じなようです。「呆然自失」とは言わないようですが


先日ブルームについての話をしましたが、思い返してみるともうちょっと思い出話があったので、補足してみたいと思います。

まず、行くまでのバスの話。

オーストラリアには、グレイハウンド(マカフィティーズも一緒)という長距離バスがあり、時間はあるけどお金のないワーホリにとっては、最も一般的な移動方法でした。

ブルームまでの33時間、2-3時間ごとに15分くらいのトイレ休憩があり、ご飯の時間には1時間ほどのミールストップがあります。
で、主な町でお客の乗り降りがあります。

事件が起こったのは、カナーボンという町で夜中にバスが止まった時でした。
バスが止まったらトイレに行くことにしていた私達は、当然のごとくバスの真隣にあったトイレに直行。

まきんこをトイレの外で待っていたその時。
バスのドアがゆっくりと閉まりました。
そして、
バスが発車しました。

私は茫然自失。
だって、私、バスの真横にいるのに。
ありえないだろう。

数秒の間、いろんなことを考えました。
「貴重品どころか、何もかもバスの中だ…」
「こんななんも無いとこでこれからどうすれば…」
「どうやって帰ろう…」
「つーかふざけんな運転手…」

3秒くらいしてハッと我に返り、トイレのドアをガンガン叩きました。
「まきんこー!バスが行っちゃうー!!!まきんこ~!」

結局、二人でバスを追いかけました。
その場にいたタクシーや、なぜか自転車でいた人達も一緒に追いかけてくれて、100Mほど行ったところでバスは止まりました。
私の記憶にある限り、
謝罪なし。
そして最初の数秒呆然としていた私は、すぐにバスを追いかけなかったことで、まきんこに責められました。


また何か思い出したら、書きまーす。









常夏の楽園。

2005-03-24 15:14:53 | Australia
じんう・えん 【腎盂炎】
腎盂の炎症。種々の病原体、殊に大腸菌による。悪寒を伴って高熱を発し、疼痛がある。


ブルームは、オーストラリア大好きの私の、お気に入りの街のひとつ。
パースから長距離バスで33時間。
距離にして3000キロくらい?
人口8000人の小さな町です。

町には主に二つのビーチがあります。
ケーブルビーチは、サンセットで有名。
ここではらくだに乗れます。
その写真はいずれまた。

もう一つは、タウンビーチ。
ここでは「月の階段」なる自然現象が見れることで有名。
5月から10月くらいまでの月に3日だけ、満月が海から上がります。
夕日のようにオレンジ色の月は、とても幻想的~。
遠浅の海の干潟に月の光が映り、まるで月につながる階段のように見えるのであります。
はまって3回も行きました。

初めて行った時、まきんこが一緒でした。
それは私達の、オーストラリア半周の旅の始まりでもあったのです。
が、
ブルームに到着したその日。
まきんこが倒れました…。
「体調管理がなってねーんだよ!」

と、怒ってもしょうがない。
とりあえずその日の予定はキャンセルし、バッパーと呼ばれる安宿でおとなしくしていました。
ところが次の日。
まきんこの状態はさらに悪化…
つたない英語を駆使して、病院の予約。
だって、だって…
まきんこ完全に重病人なんだもん。
熱が上がったり下がったり、
食欲も無くて、何か食っても吐いちゃうし、
さすがに心配になって、夜中にスーパーにヨーグルトと果物買いに行きました。(危ない)
七不思議のひとつなんですが、ここにはパースにもない「24時間営業のスーパー」があるのです。

そして次の日、町で唯一の小さな病院へ。
もう、待合室で座ってもいられないまきんこ。
問診表は私が記入することに。
が、
答えられない質問が。

「彼女が最後に性行為を持ったのはいつですか?」

知るか!!!
ちなみにこの質問、後にお医者さんにも聞かれました。

もうまきんこの体力は限界だったので、
「彼女はもう、歩くことも、座っていることすらもできない。今すぐ診察してくれるか、寝る場所を用意するかしてくれ!」
とお願いしたところ、すぐ診察してくれることに。
私はすばやくまきんこに駆け寄り、
「歩けないって言っちゃったから、歩いちゃだめだよ!」
と耳打ち。
うなずく哀れなまきんこ。

結局まきんこは入院を余儀なくされました。
病名は、
「腎盂炎。」

数日の入院の間、私はまきんこのバックパックをしょって病院へ行き(推定20キロ)、毎日お見舞いに行き(暇なうえ、ここは重病人のご飯が厚切りベーコンだったりフィッシュアンドチップスだったりした。ので、私が変わりに食っていた。)、たまたまブルームに来ていた他の友達と、月の階段を見に行ったりしておりました。

容態からして、これ以上旅を続けるのは無理。
ドクターストップに加えて、まきんこの気力はゼロに。
そう、この時まきんこは、できたばっかりの彼氏とパースで涙の別れをしてきたところなのでした。
やむを得ず、全ての予定をキャンセルして、飛行機でパースに戻りました。

ひとつ笑い話。
いよいよパースに帰るその日、点滴が長引いて、飛行機に乗り遅れそうになりました。
そこで看護婦さんのとった行動は、

水道の蛇口のように点滴全開!

あまりの痛みにまきんこ悶絶。
日本だったらありえないよねぇ。

そしてもう一つ。
まきんこは、帰国までに計4回腎盂炎になりました…。

ではまた。










中国初上陸。

2005-03-24 13:19:52 | traveling
行ってきました。
中国広東省中山と香港。

中山は、だだっぴろい土地に、新しくてでっかい工場ががしがし建ってました。
貧富の差は激しくて、そういう街ならではの活気に満ちていて。
目つきがギラギラしてるかんじ。

ホテル以外ではほとんど全く英語は通じず…
まぁ、しゃべれないけどね~

向こうの従業員さんに連れられて、火鍋というものを食しました。
鍋が半分に分かれていて、半分は普通のスープ、もう半分は激辛スープ。
辛いもん好きの私は迷わず激辛。
魚や肉や野菜、肉団子とか入っててうまい!
辛いけど。

口の中がじんじんして、くちびるがたらこのように!


写真は香港。
一泊しかできなかったんだけど。
ビビリました。
空港からの景色!
どごーんどごーんと建つ細くて高いマンション(?)群。
上から挿した?もしかして?
てなかんじ。

地震のない国ってスゴイ。
地震大国日本の国民としては、もう、アンビリーバボー。
だってすげー高い上に細いんだもん。
それが5棟くらいかたまって建ってる。
やべー、このかたまりでうちの町の人口と同じくらい人住んでんだろうなー

一緒に行った妹に、私の新しい海面上昇説を説いたのですが、
一般的に、「地球の温暖化が海面上昇を引き起こしている」と言いますね。
でもね、みなさん。
香港では、地面が下がっているのです…
建物の重さで!キャー!!!(うそです)

そう確信してしまえるほど、建物も人も多い。
行った人、わかりますよね?
香港島の夜景見た時なんて、きれいっつーよりも、「沈む…」
剣山に、めいっぱい花さしてみました!って感じ。
私が田舎っぺなのも認めますけどもー

でっかい建物と人ごみが苦手で、名古屋すら行くのをためらう私にとってはくらくらするような街でした。

お気に入りの飲茶のレストランを見つけ、一泊二日の旅で二回もそこに。
あと、ブランドものにまったく興味の無い私達は、足ツボやらなんやら行きまくりました。

補足。
男子アイドルのファッションや髪型が素敵でした。







ワーホリは3度恋をする。

2005-03-19 17:05:36 | Australia
キャセイパシフィックの香港経由便で一路パースへ。
もっと安いのがあったんだけどねー。
当時の私達は、多少高くても乗り継ぎが良くて、朝着のを選びました。
香港の空港では、早速二人して迷子になったけど。
そう、私達は二人とも
ザ・方向音痴
なので。

まきんこは道の名前や地名を覚えるのが特技なのですが、私はそれすらからっきしダメ。
二人とも、東西南北が今でもわからない。

写真は、パースのでっかい公園”Kings Park”。
パースシティ、スワンリバーが見渡せる美しい公園です。
以前、まきんこと
「もし死ねる場所を選べるとしたら、どこがいい?」
という話をしたのですが、私はここ、Kings Parkと答えました。
シティを見下ろせるやわらかい芝生の上に寝転んで、人生をゆっくり振り返りながら眠るように逝けたらシアワセだなぁ~
BUT!私は生への執着がものすごーーーく強いので、それは不治の病とかになってしまった場合の希望に限定させていただきますが。

ちなみに、まきんこは「White Heaven Beach」(行ったことないくせに)と答えておりました。
そこでどういう逝き方がしたいのかは、今度聞いときます。

…なんだっけ。
そうそう、タイトルの意味ですが。
オーストラリアに行ってすぐ知り合った人が、
「ワーホリは、恋の片道切符を3枚持ってるって言われてるんだよ。ワーホリは3度恋をするんだって。しかもパースは”出会いの街”って言われてるんだよ。」
と教えてくれました。

ちなみに、シドニーが”別れの街”だっけかなー。

「片道切符」ってとこがリアルですな!
どういう形にしろ、うまくはいかない、ってことらしいです。
ここではよっぽどのことがなければ、ほとんどの時間を好きな人と過ごせます。
その人のことだけを考えていられます。
だからこそ、帰国した時やラウンドに出かけた時に簡単にすれ違ってしまう模様。
「オーストラリアにいた時は、いつも一緒にいてくれて、あんなに優しかったのに!」
よく聞くセリフっす。

うーん、時間が無くなってしまったので、続きはまた今度。
明日から、仕事で中国に行ってきます。











616がオーストラリアに行った理由。

2005-03-18 14:23:09 | Australia
オーストラリア:世界最小の大陸。面積774万1千平方キロメートル。首都キャンベラ。

今から4年ほど前にさかのぼります。
当時、私は多忙でありました。
親の会社、塾、公文、家庭教師とがしがし働いておりました。
仕事が楽しくて楽しくて夢中になっていたら、お金が貯まりました。
で、何しよっかなー!

「…外国行ってみてーな」

となったわけです。
海外旅行は、その2年くらい前にマミーと妹と行ったヨーロッパだけ。
(スイス、フランス、ドイツとイギリスの空港)
再び海外に行こうと思った理由は以下の通り。
その① 1回外国で暮らしてみたかった
その② 日本の生活に飽きた
その③ ちょっと仕事疲れた
で、どこ行こっかなー!

「やっぱ、オーストラリア?」

となりました。
理由は以下の通り。
その① 治安がいい
その② 気候がいい(616にとって、暑い=気候がいい)
その③ ワーキングホリデー対象国
その④ 比較的諸費用が安い
その⑤ 人がフレンドリーっぽい
その⑥ 自然がいっぱいで海がキレイ
などなど。

オーストラリアと言っても、広いです。
いろいろ調べてみた結果、西オーストラリアの州都パースにしました。
理由は以下の通り。
その① オーストラリアの中でも物価が安い
その② あまり知られていない(私は知らなかった)
その③ 日本人が少ないらしい
その④ 「世界一住みやすい街」「世界一美しい街」らしい
あんまり人の行ったことないとこに行きたいっつーのが大きかったかな。
ケアンズとか、いつか旅行で行ける気がして。

準備をし始めた頃、高校からの友達である「まきんこ」にその話をしたところ、乗ってきたので一緒に行く事にしました。
まきんこは大学も英文学科で、英検とか持ってて、英語(を勉強するのが)大嫌いな私とは大違いのデキルやつです。
国語オタクの私は、昔から英語が嫌いでした(そのくせ某英会話学校には通っていた)。

斡旋会社を通すと高くなるので、学校は無料で紹介してくれる人をネットで探してお願いしました。ホームステイ先は、学校が紹介してくれました。
とりあえず3ヶ月分。
で、それから
YHAのメンバーになったり
国際免許取ったり
ワーホリ用の保険入ったり
年金とかの手続きしたり
ビザ申請したり
健康診断受けたり
飛行機のチケット予約したり
今となっては忘れましたが、いろいろやりました。

親にはある程度決まってから言いました。
必殺
「1年オーストラリア行ってくるわー」
親もなんだか慣れたもんで、
「ああそう」
でした。

半年くらいかけて準備して、教え子の卒業を見届けて、3月末に出発しました。
ちなみに当時の英語力は、
「自己紹介と簡単な会話ができる程度」。

続く。



映画ってやばい。

2005-03-17 18:06:04 | movies
やば・い 《形》不都合である。危険である。「-い・事になる」

最近まで、毎日のように映画やDVDをレンタルしてました。なぜか。
いつも5番目くらいに見たかったやつとかを借りたりして。
で、こりゃー感想とかメモっとくと後で読んだらおもしろいんじゃないの?
なんつって今に至るのです。
批評とかではなくね。勝手な私の感想です。好き勝手です。
知識もないです。

記念すべき最初のブログということで、「ストレイト・ストーリー」を。
知ってる人も多いと思うんですが。
好きな映画を挙げてくれ、と言われたら、これははずせない一本です。
私的に。

ささいな喧嘩から十年近く絶縁状態だった兄貴が倒れたと知って、ストレイトじいちゃんは会いに行くことを決意します。
しかしこのじいちゃん、目も足も悪けりゃ車もない。
車で行けば一日の所に、時速8キロのトラクターをちょこっと改造して行くことにしちゃうんです。
一人で行かなければ意味が無い、と。
ゆっくりゆっくり、6週間もかけて、まっすぐに進んで行くんです。
いろんな人に出会いながら。

実話が元で、監督はデビット・リンチ。
他のは観た事ないんだけど、みんなビックリするみたい。
リンチらしくないって。
彼らしさは所々に散りばめてあるんだよ、と言う人もいます。

ていうか、素晴らしいです。
大泣きできないのに、こんなに単調なのに、飽きずに見ちゃったねー。
ストレイトじいちゃんの行動にハラハラして、まるで孫のように心配したり、
とことこ走るトラクターと、広い広い畑の映像に癒されたり。
そして彼の放つ、深くて重くて暖かい言葉がじんわりと心に沁みてくるのです。
頑固で子供みたいでしょーがないじいさん。
でも、この人は人生を知っているのです。
やっぱじじー(失礼)はすげえなぁ~と素直に思える。

最後に兄貴と二人で星空を見上げるシーン、素晴らしい。兄貴の一言が、心に響きます。
単調すぎて、つまんねーと言う人もいるでしょう。寝ちゃう人もいるでしょう。
それは、しょうがない(笑)
けど私のようにツボな人は、すごく大好きになるでしょう。
きっと、5年おきくらいにずっと見続けると思う。
私もあのじーさんに会いたかった。

ちなみに、ストレイトを演じたリチャード・ファーンワーズ、実はこの時末期癌で、後に銃で自殺してしまいます。
なんともいえない、深い目をしたじいさんでした。
ご冥福を祈らずにはいられません。すばらしい演技をありがとう。

映画ってやばい。
名優ってやばい。
この映画を見終わったとき、息をしただけで、胸がぐっときたのを覚えています。
…くさいな
まぁいいか。

次回は、大好きなオーストラリアについても。
写真とか。
…がんばります。