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なんでもありです。

うちの妹伝説。

2005-04-11 22:57:15 | Weblog
昨日、妹から聞いた話。

ある晩、妹は夜中にふと目を覚ましました。
そして次の瞬間。
暗闇の中、妹は確かに感じたそうです。

目の前に、人の手が横たわっているのを。

一瞬にして、全身の血の気がひく妹。
うちの妹は、そっち系の話が大嫌い。

気のせいだと言い聞かせようとしても、無駄でした。
なぜなら、ひんやりとしたその手の感触までリアルに伝わってきたから。
でも、このままじゃ…

勇気を振り絞って、妹は目を開けました。

そして分かったのです。
冷たい手の正体が。

それは、しびれた妹の手でした。

…あほーとしか言いようがないですね。

うちの妹は、とにかくよく寝言を言います。
はっきりと大きな声でしゃべることもあれば、座った姿勢のまま、フランス語のような言葉をしゃべったりします。

昔、隣で寝ていた時、夜中に突然、
「さやかちゃん、危ないっ!!!」
と叫んで、私をビビらせました。
なんでも、忍者になった妹と友達のさやかちゃんが敵と戦っていて、妹は片腕を負傷したそうです。
そして、敵がさやかちゃんを襲ったのだそう。
そこで、あの一言なのでした。

大笑いとか、しょっちゅうしてました。
気持ち悪いです。

あ、はずせない話があった。
あれは私が高校受験を控えたある夜。
妹はまだ、小学生だったかな。

夜中、ひと段落ついた私は、背中に視線を感じて固まりました。
視線の方向は、妹の部屋。
引き戸で仕切られていました。
恐る恐る振り返ると、そこには驚愕の光景が。
少しだけ開いた戸の隙間から、妹がじっとこちらを見ている!

もんのすごい怖かったです。
オカルト以外の何だったでしょうか、アレは。

しばらくの間、背中に強烈な視線を感じていました。
が、少ししてまた振り返ると、そこに妹はいませんでした。
妹の部屋をのぞくと、彼女はすでにベッドですやすや快眠中でした。
そしてやはり、何も覚えていないのです。
キャー!!!

ちなみに、二段ベッドから落ちても、人は起きないでいられると思いますか?

いられるんですよ。

そう、うちの妹、やりました。
恐ろしい人です。
もはや伝説では?