幼児クラスの保育室。
誰も使っていない椅子に腰を下ろし、パソコンの電源を入れた時の話。
「先生何してんの?」
何か面白いこと無いかな?の顔で近づいてきた女の子。
手にはさっきもらったばかりのバースデーカードを持っています。
カードと言っても、ペライチじゃなくて見開き。
写真と手形、担任のメッセージ付き。
手形や手書きは温かみがあっていいと思います。
「ん?仕事。運動会近いでしょ?」
「ぱ・ら・ば・るーん?」
「うん、そう、これはね」
「あれ?あ、そうか今月誕生日だね。おめでとう」
「ちょっと見せて?」
「いいよ」
「へぇ、可愛いじゃない」
「こんなに手が大きくなったんだねぇ」
「そうだよ、ほら」
押された手形に自分の手を当てています。
「さっきまで赤ちゃんだったのにねぇ」
「ちょっとぉ(笑)」
「さぁ、これは誰でしょうか?」
パソコンの画面に、女の子が0歳児だった頃の写真を出してみました。
「ん?…え?〇〇ちゃん?」
「そう、〇〇ちゃん、こんなに赤ちゃんだったんだよ」
「えへへへへ」
「可愛いね」
「えへへへへ」
「今の写真と、どっちが可愛いかな…」
「ん~~、こっち(0歳児)か?」
「いや、こっちでしょ!」
バースデーカードを必死に指さしています。
「じゃぁこれは?」(違う月に撮った0歳児の時の写真)
「ちょっと、やめてよ~(笑)」
髪の伸びて、身長も伸びて。
とっても女の子らしくなりました。
どっちが可愛いか?
5歳の価値観に沿ったら、可愛いのがどちらか。
議論の余地はありません。
繋がっているからです。
私達、保育士の記憶は。
親のそれとそんなに変わりません。
だから、どっちがという話ではないのです。
0歳児クラスの時から、連綿と繋がっている時を。
「卒園まで」という時間の有限なることを、無意識に意識している保育士から見たら。
0歳児の時の写真も、5歳になろうとしている今も。
なんて、愛おしいのでしょう。
誰も使っていない椅子に腰を下ろし、パソコンの電源を入れた時の話。
「先生何してんの?」
何か面白いこと無いかな?の顔で近づいてきた女の子。
手にはさっきもらったばかりのバースデーカードを持っています。
カードと言っても、ペライチじゃなくて見開き。
写真と手形、担任のメッセージ付き。
手形や手書きは温かみがあっていいと思います。
「ん?仕事。運動会近いでしょ?」
「ぱ・ら・ば・るーん?」
「うん、そう、これはね」
「あれ?あ、そうか今月誕生日だね。おめでとう」
「ちょっと見せて?」
「いいよ」
「へぇ、可愛いじゃない」
「こんなに手が大きくなったんだねぇ」
「そうだよ、ほら」
押された手形に自分の手を当てています。
「さっきまで赤ちゃんだったのにねぇ」
「ちょっとぉ(笑)」
「さぁ、これは誰でしょうか?」
パソコンの画面に、女の子が0歳児だった頃の写真を出してみました。
「ん?…え?〇〇ちゃん?」
「そう、〇〇ちゃん、こんなに赤ちゃんだったんだよ」
「えへへへへ」
「可愛いね」
「えへへへへ」
「今の写真と、どっちが可愛いかな…」
「ん~~、こっち(0歳児)か?」
「いや、こっちでしょ!」
バースデーカードを必死に指さしています。
「じゃぁこれは?」(違う月に撮った0歳児の時の写真)
「ちょっと、やめてよ~(笑)」
髪の伸びて、身長も伸びて。
とっても女の子らしくなりました。
どっちが可愛いか?
5歳の価値観に沿ったら、可愛いのがどちらか。
議論の余地はありません。
繋がっているからです。
私達、保育士の記憶は。
親のそれとそんなに変わりません。
だから、どっちがという話ではないのです。
0歳児クラスの時から、連綿と繋がっている時を。
「卒園まで」という時間の有限なることを、無意識に意識している保育士から見たら。
0歳児の時の写真も、5歳になろうとしている今も。
なんて、愛おしいのでしょう。