今日の出来事

一生懸命に毎日を生きる子どもの姿。そして、そんな子ども達に寄り添う、先生たちの思いを綴ります。

梅雨はどこへやら…???

2007年06月21日 | 今日の出来事

 6月上旬に梅雨入りの発表があった次の日から全く雨が降らず、毎日夏のような日差しが照りつけ青空に入道雲さえ現れるお天気が続いています。(去年もこんなお天気だったような記憶が…。)

 今日も朝からかなり強い日差しが出ていたので、(熱中症の恐れがあるので)散歩へは行かずに部屋の中で過ごしました。明日からは「傘マーク」がついていたので、今度こそ梅雨のシーズンになればいいのですが…。

 東京ではアスファルトに覆われているので、外を歩いていると下からも熱気が伝わってきます。ましてやバギーに乗っている乳幼児は、大人よりも低い位置にいるためかなりの暑さを感じていると思います。これからの季節は、時間帯を考えて(お子さんを連れての)買い物やお散歩へ出かけることが必要になってきますね。

 またこの季節になると子供を車内に残したまま遊びに行ったり、「ちょっとの時間だから…」と軽い気持ちで買い物をした結果、戻ってみると子供がぐったりしていた…というニュースを耳にします。みなさんは重々ご承知だと思いますが、5月あたりから天気のいい日は締め切った車内はかなりの高温になります。特に乳児は体温調節が難しいのでちょっとした気温の変化で体温もすぐに高くなってしまいます。

 こういった事件がなくなる社会になってくれればと願います。


冷房

2007年06月19日 | 健康・病気

 暑くなると電車内や職場、デパートなどなどありとあらゆる所でエアコンが使用され、快適な温度(逆に冷えすぎになっているところさえありますが)に保ってくれます。大人でも冷えすぎた部屋に一日中いると頭が痛くなったり体調が悪くなったりします。エアコンの使いすぎは人間の体を脅かすだけでなく、街全体の外気温を上昇させそれによってヒートアイランド現象をおこしてしまいます。そうなってしまいますとさらに暑いのでエアコンの設定温度をさらに低くして…と悪循環に。今では、オフィスやデパートなどあちらこちらでそういった環境問題に取り組むため、少しでもエアコン(冷房)の設定温度を高くしヒートアイランド現象を緩和させようとしています。

 それは乳幼児や子供達も同じです。小さい時から「暑いと可哀想だから…」と涼しすぎるくらいの部屋で過ごしていると汗腺ができにくくなります(汗腺は3歳までに作られると言われています)。汗腺が沢山あるお子さんと少ないお子さんでは何が違ってくるかといいますと、暑い時に体温を下げるために汗を出しそれによって体温を一定に保つ役割をするのですが、汗腺の少ないお子さんは汗が出にくい体となるため暑さに弱いだけではなく、丈夫な体を保っていくことができにくくなります。(病気をしやすくなるのです。)

 確かに汗を沢山かくと、まだ肌の弱い乳幼児はあせもができやすくなります。だからといって、快適すぎるくらいの部屋に一日中いると汗腺はできにくく、そしてちょっと外へ出た時に温度差が激しくなるため体が疲れたり温度差に体がついていかない結果となります。また、夏の時期に暑さに慣れていないお子さんは冬の時期になると風邪を引きやすくなるとも言われています。

 小さいうちからエアコンの設定温度はできるだけ高めにし、適度な汗をかくことはとても大切です。それを小さい時から心掛けることによって、大人になった時に丈夫な体が出来上がるのです。


保育園選び・2

2007年06月16日 | 子育て支援

 毎年10月頃になると翌年の4月から保育園に入園したいという方の問い合わせが多くなってきます。ほとんどの方は、まず決める前に「見学」をします。

 見学にいらっしゃって、実際に保育園の子供達がお昼寝していたり遊んでいる様子をご覧になるわけですが、その時に色々なご質問があります。一番多いのは、「保育士さんは何人いるんですか?」{保育士さんは資格をもっていますか?」という質問です。ここ最近その質問が多く、必ずと言っていいほど聞かれるのです。「どうしてなんだろう?」と考えていたのですが、ある時ふと思いました。「保育園にお子さんを預けて働く方が増えており、そういった本が出されているんじゃないのかな…。」と。そういった本を手にとって読んだことはないのですが、厚生労働省のHPの中に「よい保育施設の選び方・十か条」となるものがあるのです。(興味のある方は、ご覧になってください。)

 以前に比べると保育園の数が増えていますので、(特に初めて預ける方にとっては)何を基準にして選んだらいいかわからないかと思います。そのため、こういった十か条なるものがあると非常に役に立つと思います。

 しかし公立保育園はもちろん、自治体から補助金を受けて運営している保育園全ては「○歳児は、保育士1人につき子供○人」と決められているのです。また資格を持っているかどうかや施設設置基準等も(保育園の形態によりますが)きちんと決められているのです。

 それよりも見学の際、一番大切なことは、そこに通っている子供達がいきいきして生活しているかどうか?子供と保育士との関係はいいかどうか?ポイントになるのではないか?と思うのです。

 0歳児のときに当保育園に通っていて、翌年の4月から練馬区から他の市に引っ越すということで保育園を探している方がいらっしゃいました。その時に「いいところはありましたか?」とお聞きしたところ、いくつか見学はしたのですが中に入った時に「ある保育園の保育士さん達の目が死んでいるんです。」という答えが返ってきました。その理由は保育園で働く私にとってすぐにピンときたのですが、やはりそういったところをきちんと見たほうがいいと思うのです。

 厚労省の十か条も大切ですが、我が子を安心して預けられるかどうか?をきちんと見分けることが第一番だと思います。今は、「英会話教室をやっています」とか「リトミックに力を入れています。」とかそういったことを売りにしているところもあります。また外観や内装をとても綺麗に整えてそれを売りにしてみたり、「うちは、賠償責任保険に入っていますよ。(補助金を受けているところは、必ず入らなければならないのです。)」というのを高らかに掲げている所もあります。

 近い将来、公立小学校でも英語の授業を取り入れていくということなので保育園で「英会話教室」があったら保育園選びの1つの判断材料になるのかもしれません。その際、我が子の成長や得意分野もしっかりと見てください。0歳児のうちに英会話教室が行なわれていても、そのお子さんにとってメリットがあると思いますか?(リトミックも同じです。) 体を動かすのが好きな子供がいたり、工作が好きな子供がいたり、小さい子供の面倒を見るのが好きな子がいたりと、一人一人の好みは違うのです。体を動かすのはあまり好きではないけれどお絵描きしたり工作している時間はとてもいきいきしている子供がいたとして、その子供がリトミックに力を入れている所に入園させることになったら、その子供は…?

 毎日通う場所なので通勤途中や家から近い方がいいに決まっています。また「国際社会だから、英語に興味を持たせ日常会話を学んで欲しい。」と考える方もいらっしゃると思います。ただ自分の事(また我が子に対する期待)よりも、まず第一に「我が子にとってどこが一番いいのか?」を考えてから保育園を選んで欲しいと思うのです。


保育園選び・1

2007年06月16日 | 子育て支援

 各自治体によって様々な保育園があります。大きく分けて「認可保育園」と「認可外保育園」があります。

 「認可保育園」というのは主に公立保育園を示しますが、「認可外保育園」というのは様々な形態の保育園があります。練馬区においても保育室・認証保育室・家庭福祉員(保育ママ)・駅型グループ保育室・ベビーホテル・病後児保育…と様々な保育園があります。

 「認可外保育園」というと「認可されていないのだから、あまりいい保育園じゃないのだわ」と思う方も多いと思いますが、「認可保育園」というのは公立保育園(私立保育園の場合もあり)であり国やその自治体から公費を受けて運営されており、保育料は親の収入等によって決められています。

 一方の「認可外保育園」というのは、ベビーホテルのように自治体から全く補助金を受けておらず独自で運営している所や、保育室・認証保育室・家庭福祉員・駅型グループ保育室・病後児保育…などのような所は施設面積や保育士の人数、設置基準を各自治体の要綱によりきちんと決められており、それを満たしていなければ認定され運営することはできません。公立保育園とは違い、独自で運営しているため保育内容や方針等は様々ですが、公立保育園にはないような良いところが沢山あります。

 「保育園選び」を行なう時に「公立保育園が一番!」と考えず、様々な形態の保育園があることを覚えておいてみたらいかがでしょうか? 確かに公立保育園は収入によって保育料が決められているため、保育料が安く済む場合もあります。しかし長い時間お子さんを保育園に預けなければならなかったり、「こんな環境で保育してもらいたいな!」とか「大きな保育園にはないホッとするような時間が流れている保育園に預けたい!」とか「家庭にいるような雰囲気の中で保育してもらいたい!」と、その方によって様々だと思います。自分の子供を「どのように育てたいか?」「どんな環境を作ってあげたいか?」をきちんと考えることで預ける場所も必然と違ってくると思います。

 「保育室」という制度は、30年以上も前から東京都が作ったものです。まだまだ公立保育園では行なっていなかった0歳児保育や延長保育、夜間保育などを積極的に行い、公立に入れないお子さんをお預かりし働くお母さん方をサポートしてきました。また家庭福祉員は自宅で少人数の子供を保育する制度としてやはり以前から行なっており、「家庭にいるような雰囲気だから」と安心して預ける方が沢山いらっしゃいます。

 そして約5年前に「認証保育室」という制度を東京都が作りました。こちらは企業が運営してもよいとされており(保育と関係のない企業でも構いません)、以前のような「保育=福祉」という考え方から、「保育=サービス」という形に変化しております。確かに働く方が多様化しておりそういった方達の要求を「サービス」という形でサポートしていかなければならないのかもしれませんが、「保育」というものは「サービスを提供する」という意味ではないと思います。「人対人」のつながり(関わり)を一番大切にし、働く方(お父親・お母様 など)はもちろんなのですがまず一番に考えなければならないのは、そこで一日の大半を保育園で過ごす「子供(乳児)」のことではないでしょうか?子供達の成長を保育士がきちんと考え、日中の生活リズムを守り、個々の人格を大切に育てていかなければならない場所だと思います。

 各区・市役所は、以前からある保育室を認証保育室に移行させたいと考えていますが、様々な形態の保育園がありその中から自分にあった保育園を選び、「我が子はここの保育園に預けたい。」という明確な判断を持って入園させるべきだと思います。それを全ての保育室を認証保育室に移行させたい理由が良く分かりませんし、それを問いただしても区役所からは明確な答えは返ってこないのが現状です。

 働く方の形も多様化しています。そうなると公立保育園以外の所も、もっと見直されるべきだと思いますしそういった保育園にも行政はもっと力を入れて取り組んでいかなければならないのではないでしょうか?


太陽さん

2007年06月15日 | 今日の出来事

 昨日、気象庁から梅雨入りの発表がありました。お天気は、予報通り昼から夜にかけて雨降りでした。「これから7月下旬までいや~な季節がやってくるんだな…。」と憂鬱な気分になりました。

 …が、今日は一遍。朝からとっても気持ちの良いお天気!!! 真っ青な空に夏特有の入道雲がモクモクと。照りつける太陽は暑いのですが、乾燥しているので過ごしやすい一日でした。そして週間天気予報を見ても「傘マーク」がない!梅雨入り宣言したと思った次の日からは、すぐに梅雨の晴れ間がやってきたのでした。

 子供達は帽子をかぶって、4人の利のバギーに乗って公園までお散歩へ。そして公園の日陰で涼んできたのでした。太陽さん、ありがと~う!