大阪府立公衆衛生研究所は11日、5月に新型インフルエンザの集団感染が起きた関西大倉高校(同府茨木市)の生徒や教職員らのウイルス抗体の有無を調べた結果、新型インフルエンザに感染したとみられる人のうち18.4%が症状が出ない「不顕性感染」だったことを確認したと発表した。
同研究所の高橋和郎副所長は「限られた集団内の調査で普遍化はできないが、新型の不顕性感染を調査で確認したのは世界でも初めてとみられる」と説明。不顕性感染の割合は「季節性インフルエンザとほぼ同水準」と推定している。
調査は8月下旬、保護者の同意を得た生徒550人や教職員95人ら約650人を対象に血液検査を実施。98人から抗体が高い濃度で検出され、新型インフルエンザへの感染が確実とみられたが、このうち生徒17人と教職員1人の計18人には発熱やせきなどの症状はなかった。
日経ネット 2009.12.13 00:07
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091211AT1G1102W11122009.html
同研究所の高橋和郎副所長は「限られた集団内の調査で普遍化はできないが、新型の不顕性感染を調査で確認したのは世界でも初めてとみられる」と説明。不顕性感染の割合は「季節性インフルエンザとほぼ同水準」と推定している。
調査は8月下旬、保護者の同意を得た生徒550人や教職員95人ら約650人を対象に血液検査を実施。98人から抗体が高い濃度で検出され、新型インフルエンザへの感染が確実とみられたが、このうち生徒17人と教職員1人の計18人には発熱やせきなどの症状はなかった。
日経ネット 2009.12.13 00:07
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091211AT1G1102W11122009.html