キャリパーとサポートが届き、その他周辺パーツも一通り揃ったので組み付けを行った。
廃車してるのに未練がましくブレーキスイッチも付けた。
今回使用したパーツを下表に纏める。
合計185,191円だが、この他に手持ちのスペーサーやボルト等の細かいパーツも使用している為、ざっと20万円といったところだ。
まず始めにマスターシリンダー側を処理する。
レバー交換は馴染みのバイク店に手伝ってもらった。
何故かと言うと、レバー位置を調整するアジャスターがロールピンで固定されており、素人の持っている工具とテクニックでは決して抜けない。
antlionのレバーにこれを打ち抜く専用棒が入っているが、直ぐにグニャっと曲がって役に立たない。
アジャスターをバイスで固定し、極細のピンポンチで打ち抜くか、ドリルでもむしか方法が無い。
antlionのアジャスターもロールピンで固定する仕掛けになっているが、こんな作業は二度とやりたく無いので、適当な割りピンで固定した。
割りピンを使う弊害として、レバー位置を遠くにする方向に制約が出るが、手の小さい私には十分な距離が保てた。
次にマスター、タンクステー、タンク、ブレーキホースを仮組みするが問題が2点発生。
今回購入したS35というタンクは、ホース取付け部が下方に垂直に伸びており、POSHのステーだとマスターとタンクの高低差が確保できない。
仕方なく手持ちのスペーサーを使ってタンクの位置を上方向へ修正したが、ホース長がずいぶん長くなってしまった。
その後、POSHのステーに入っていた取説をよく読むと「推奨タンクはS30」と書いてあることに気づく...
ちくしょう。
もう一つの問題はハンドガードだ。
ラジアルポンプはシリンダーがレバーに対して垂直にレイアウトされている為、前方への部品突起が大きくなってしまう。
結果、レバーアジャスターとハンドガードが干渉してしまう訳だが、多くのライダーがスペーサーを用いて対策している。
これは予想内のトラブルだ。
手持ちの40mmスペーサーで逃がしたが、板材をロール状に加工したしょぼいスペーサーだった故に、トルクをかけるとスペーサーの溶接部分が剥がれてしまった。
このままでは強度を確保できない。
アルミの棒材できちんと作られたスペーサーを購入しなければならない。
Activeのブレーキスイッチは手持ちのコネクター端子と収縮チューブを用いて処理。
ブレーキホースのバンジョウはこれまで使用していた「Buildaline ブレーキホース」付属の物がまんま使えた。
次にローターの組付けだが、DR-Z専用品なので何の問題も無くスカッと付く。
重要部品なのでネジロックの塗布を忘れずに。
続いて問題だらけのキャリパーだ。
DR-Z400SMはフォークボトムブラケットとキャリパーの構造上の問題から、キャリパーサポートをブラケットの外側に付けるしか方法が無い。
GlideRideのキットは難点だらけの干渉問題を絶妙なクリアランスでクリアしている。
この巣晴らしは写真と文字だけでは表現できないが、スポークとキャリパーのクリアランスはこんな(下写真)感じだ。
良くデザインされた商品だが、サポートをフォークボトムに取り付けるにあたり、ヘリサート加工を施さなければならないのが難点だ。
私の場合はボルト&ロックナットで取り付けるつもりでいたが、仮組みをして下側にはナットを入れるスペースが無い事が判明した。(上側はOK)
コントラストの関係上醜い写真になってしまったが、ボルトとキャリパーのクリアランスが数ミリしか無いのだ。
こいつぁ大問題だ。本当にヘリサートでやるしか無いのか?
フォークボトムを削るか、キャリパーを削ればボルトが入りそうだが、どちらも危険な選択だ。
どうしよう・・・
解決策の検討を先送りにし、続いてホースをキャリパーに接続するが、バンジョウボルトが最後まで入らない。
よーく部品を見ると、「Buildaline ブレーキホース」付属のバンジョウアダプターはステンレス製で薄く作られている。
バンジョウアダプターの厚みが足りないのだ。
仕方なく通常サイズのバンジョウアダプターを買ってくるが、最後の一捻りでボルトがボトムに当たってしまう手ごたえがある。
心配なのでキャリパー側のワッシャーを1枚増やし、十分なトルクを加えた。
最後に増し締め&ブレーキフルードのエア抜きを行う。
エア抜きは注射器みたいなポンプを使用して行った。
ブレンボはマスターシリンダー側にもエア抜き用のブリダーがある為、短い作業時間で完了した。
スポンジみたいなタッチだが、徐々に強く握る必要があり、握れば握るほど強くかかりそうなイメージだ。
早く残りの問題をクリアして走りに行きたい。
廃車してるのに未練がましくブレーキスイッチも付けた。
今回使用したパーツを下表に纏める。
購入物 | 購入先 | 購入額 | 備考 |
BRAKING 320mmウェーブディスク(STX55D) | ナップス | 30,400 | サマーセールにて |
Permatex ネジ緩み止め剤 中強度 | ナップス | 850 | ローター取付けに使用 |
Brembo 16x18ラジアルポンプマスター(10.4760.82) | ナップス | 29,800 | 通販にて |
Brembo ラジアルマスター用レバーピボットピン | ナップス | 1,575 | 通販にて |
antlion ビレットレバー #09231 | ナップス | 12,390 | 可倒式・ショート |
antlion アジャスターノブ #09010 | ナップス | 1,575 | 割りピンで固定 |
POSH ブレンボレーシングマスター用ステー | ナップス | 2,835 | ステンレス製 |
ブレンボリザーバータンク(S35) | ナップス | 1,995 | S30にすべきだった |
ブレンボマスター用ホース(100mm) | ナップス | 525 | ブレンボ純正じゃないと滲むらしい |
YAMAHA ブレーキフルード | ナップス | 1,134 | DOT4で一番安かった |
ACTIVE プレッシャースイッチ | ナップス | 4,935 | ブレンボ対応品 |
M10-P1.00 バンジョウボルト | ナップス | 525 | 通販にて |
アルミワッシャー 5枚入 | ナップス | 262 | 通販にて |
Brembo 4ポットレーシングキャリパー | GlideRide | 57,750 | 裏面が削られてます |
オリジナルキャリパーサポート&カラー | GlideRide | 19,950 | フォークボトムの外側に付きます |
ZCOO セラミックシンタードブレーキパッド | ナップス | 10,290 | このパッドじゃないと当り面が出ません |
PLOT ブレーキホースアダプター バンジョウ20° | ナップス | 1,050 | キャリパー側に使用 |
ISA BOLZEN ステンキャップボルト(SCS08050) | ナップス | 1,785 | フォークボトム側 |
ISA BOLZEN ステンフランジボルト(SHF08050) | ナップス | 1,785 | フォークボトム側(検証用) |
ISA BOLZEN ステンキャップボルト(SCS10050C) | ナップス | 2,310 | キャリパー側 |
ISA BOLZEN アルミフランジボルト(AHF08060) | ナップス | 1,470 | ハンドガード用 |
M8 ロックナット | 島忠 | 忘れた | キャリパーサポート取付け用 |
合計185,191円だが、この他に手持ちのスペーサーやボルト等の細かいパーツも使用している為、ざっと20万円といったところだ。
まず始めにマスターシリンダー側を処理する。
レバー交換は馴染みのバイク店に手伝ってもらった。
何故かと言うと、レバー位置を調整するアジャスターがロールピンで固定されており、素人の持っている工具とテクニックでは決して抜けない。
antlionのレバーにこれを打ち抜く専用棒が入っているが、直ぐにグニャっと曲がって役に立たない。
アジャスターをバイスで固定し、極細のピンポンチで打ち抜くか、ドリルでもむしか方法が無い。
antlionのアジャスターもロールピンで固定する仕掛けになっているが、こんな作業は二度とやりたく無いので、適当な割りピンで固定した。
割りピンを使う弊害として、レバー位置を遠くにする方向に制約が出るが、手の小さい私には十分な距離が保てた。
次にマスター、タンクステー、タンク、ブレーキホースを仮組みするが問題が2点発生。
今回購入したS35というタンクは、ホース取付け部が下方に垂直に伸びており、POSHのステーだとマスターとタンクの高低差が確保できない。
仕方なく手持ちのスペーサーを使ってタンクの位置を上方向へ修正したが、ホース長がずいぶん長くなってしまった。
その後、POSHのステーに入っていた取説をよく読むと「推奨タンクはS30」と書いてあることに気づく...
ちくしょう。
もう一つの問題はハンドガードだ。
ラジアルポンプはシリンダーがレバーに対して垂直にレイアウトされている為、前方への部品突起が大きくなってしまう。
結果、レバーアジャスターとハンドガードが干渉してしまう訳だが、多くのライダーがスペーサーを用いて対策している。
これは予想内のトラブルだ。
手持ちの40mmスペーサーで逃がしたが、板材をロール状に加工したしょぼいスペーサーだった故に、トルクをかけるとスペーサーの溶接部分が剥がれてしまった。
このままでは強度を確保できない。
アルミの棒材できちんと作られたスペーサーを購入しなければならない。
Activeのブレーキスイッチは手持ちのコネクター端子と収縮チューブを用いて処理。
ブレーキホースのバンジョウはこれまで使用していた「Buildaline ブレーキホース」付属の物がまんま使えた。
次にローターの組付けだが、DR-Z専用品なので何の問題も無くスカッと付く。
重要部品なのでネジロックの塗布を忘れずに。
続いて問題だらけのキャリパーだ。
DR-Z400SMはフォークボトムブラケットとキャリパーの構造上の問題から、キャリパーサポートをブラケットの外側に付けるしか方法が無い。
GlideRideのキットは難点だらけの干渉問題を絶妙なクリアランスでクリアしている。
この巣晴らしは写真と文字だけでは表現できないが、スポークとキャリパーのクリアランスはこんな(下写真)感じだ。
良くデザインされた商品だが、サポートをフォークボトムに取り付けるにあたり、ヘリサート加工を施さなければならないのが難点だ。
私の場合はボルト&ロックナットで取り付けるつもりでいたが、仮組みをして下側にはナットを入れるスペースが無い事が判明した。(上側はOK)
コントラストの関係上醜い写真になってしまったが、ボルトとキャリパーのクリアランスが数ミリしか無いのだ。
こいつぁ大問題だ。本当にヘリサートでやるしか無いのか?
フォークボトムを削るか、キャリパーを削ればボルトが入りそうだが、どちらも危険な選択だ。
どうしよう・・・
解決策の検討を先送りにし、続いてホースをキャリパーに接続するが、バンジョウボルトが最後まで入らない。
よーく部品を見ると、「Buildaline ブレーキホース」付属のバンジョウアダプターはステンレス製で薄く作られている。
バンジョウアダプターの厚みが足りないのだ。
仕方なく通常サイズのバンジョウアダプターを買ってくるが、最後の一捻りでボルトがボトムに当たってしまう手ごたえがある。
心配なのでキャリパー側のワッシャーを1枚増やし、十分なトルクを加えた。
最後に増し締め&ブレーキフルードのエア抜きを行う。
エア抜きは注射器みたいなポンプを使用して行った。
ブレンボはマスターシリンダー側にもエア抜き用のブリダーがある為、短い作業時間で完了した。
スポンジみたいなタッチだが、徐々に強く握る必要があり、握れば握るほど強くかかりそうなイメージだ。
早く残りの問題をクリアして走りに行きたい。