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Retro-gaming and so on

2021年 夏アニメ総括

今期も基本的に不作だったと思う。
大失敗は今期に「無職転生の第二クール」が放映される、って勘違いしてたんだが、結果BSで流れたのは第一クールの再放送だった。続いて10月から第二クールが流れる、と言う話。マジで勘違いしてた。
まぁ、今期はアイドリッシュセブン第三期、と言うクソアニメが流れる事が決定してたワケで、もう地獄なのは最初っから決まっていたのだ。
Withコロナ、Withアイドリッシュセブン、である。
両者とも人類滅亡に我々を誘ってくれるかもしれない。しかも、前者はワクチンが効くかもしれないが、アイドリッシュセブンは脳みそを膿ませるだけでワクチンがそもそもないので、こっちの方が人類への悪影響が深刻だと思ってる。マジで。

アイドリッシュセブンを愛好する奴らからソーシャルディスタンスを(謎

と言う冗談はさておいて。
まずは・・・「どういう話なんだ?」と、気には成りつつ、とは言ってもあんまアタマに入ってこないラブコメ・・・なのか?
のコレ、から。

・死神坊ちゃんと黒メイド



例によって、ながら聴きしてたんだけど・・・面白そうなのか面白くないのか「良く分からん」作品だと思う。いや、マジで判定が難しい。
結局、アニメ観るより、あとでまとめてマンガでも読むかぁ・・・とか思った作品。そういう感情を喚起させる、って事は出版社主導のCMとして考えれば成功だろう。見事釣られたわけだから。
聴いてたカンジ、音楽が良かった。音楽が良い、って事は制作費がそれなりに金がかかってる、って事なんだろう。凡作狙いで凡作にしたワケじゃあなさそうである。
ただ、このテの絵柄ってのは人を選ぶ気がする。ファンタジーです、って言われりゃ「なるほど」とはなるけど、さりとてキャッチーな絵ではない。個人的にはあまり魅力的な絵柄ではない作品である。その辺、観るのが気が重い。
ちなみに、タイトルがダサいのも個人的には減点なんだけど、まぁ、この辺個人の好みだろうなぁ。いずれにせよ、何か、タイトル自体がピンとは来ないのだ。
でもアイドリッシュセブンよりはマシだろう。

・転生したらスライムだった件 第二期第二部



いや、これは相変わらず論評に値しない。っつーか論評出来ない。
何故ならもう見放して観てないからだ。
これくらい、原作小説・コミカライゼーションと評価が真逆になった作品も珍しいんじゃないか・・・・・・いや、個人的には「ナイツ&マジック」と「りゅうおうのおしごと!」以来である。
教えて!gooの方で文句言ってた人もいるが、「会議ばっか」ってのはその通りで、エピソード的にはその殆どが「会議ばっか」なのだ。
「原作に忠実に作れば面白い」ってワケじゃない、と言う反面教師になっている。一体、この演出を手がけた人は「これで良い」って思ってるんだろうか。マジで?である。
そして第二期第一部から第二期第二部まで通しで観て欲しいんだけど、「実は話が殆ど進んでない」事に気づくだろうか?第一期でも話が進んでない気がするけど、エピソード内の日数的換算すると、第二期は第一期に輪をかけて「話が全く進んでない」のだ。ビックリすると思うぜ。
演出の下手さ加減ここに極まれり、だ。
うがった見方をすると、このアニメ、どうやらマイクロマガジン社よりも講談社主体でアニメ化してる、って話なんで、ひょっとしたらこの時点で月刊シリウス掲載のマンガ版と帳尻合わせたのかもしれんが・・・・・・(今、月刊シリウスに載ってるエピソードが、このアニメ第二期終了と丁度被ってるカンジ)。
全く無駄だと言わせてもらおう。もし、マンガとアニメを絡めるのなら、これからしばらく第三期はあり得ない、って事になっちまうからな。

こんな滅茶苦茶なスローモーな展開で第二期終了したら映画版やりますとか視聴者舐めてんだろ、としか思えないわ。
ハッキリ言う。アニメ版転スラは転スラの汚点だわ。
まぁ、映画やる以上、しばらくアニメ版観ないで済むんでホッとしてる。イライラしたくねぇんだよ

一言だけ。魔王が揃おうが何だろうが、全然盛り上がらなかったよなぁ。
アイドリッシュセブンと同程度のデキである。

・迷宮ブラックカンパニー


佳作。まぁ、こんなモンだろ、と言う。
期待もしてなかったし、その割には笑えた、的な。
いずれにせよ、マッグガーデンのマンガってスクエア・エニックス的にパッとしないマンガばっかなのな、ってのが垣間見れた(笑)。
アイドリッシュセブンよりはマシ。
余談だけど、BS日テレだとこの後がジョジョ第三部の再放送だった。

・女神寮の寮母くん。



観てないけど聴いてたパターン。「あぁ、なんかやってるな」と。
ぶっちゃけ、一期に一つ、こういうエロコメ枠っつーか、あってもいいと思う。
別に好きじゃないんだけど、「いかにもありきたりな設定」で「いかにもありきたりな登場人物達」で、何も考えないで観れる、って意味では全く罪がない。
ハッキリ言うと、設定的に主人公が寮母だろうと何だろうとどうでもいいのだ。単に、女だらけのハーレムになる為の言い訳が必要なだけだ。
そういう意味では、この作品はオリジナリティなんぞ何ひとつ存在せず、むしろアタマの悪い作品であるトコにアイデンティティがあるのだ。
クソみたいなマンガ/アニメであるのが前提で、クソであるが故に罪がない。出てくるエロだって無邪気なだけだ、と言う毒にも薬にもならない作品。
しかし繰り返すが、このようなどーしよーもねぇ作品は雑誌に一作品くらい載ってて良いのである。そしてアニメも一期で一本くらいこういうのがあってよい。アタマが悪いが故のオアシスなのである。何も考えなくても鑑賞出来る
いずれにせよ、アイドリッシュセブンの100万倍はマシである。毒にしかならないアニメよりは遥かに良い

・カノジョも彼女


う〜ん・・・・これはなぁ・・・・・・。
原作は面白い。⾼橋李依の演技も素晴らしい(あまり出てこなかったけど)。
ただし、やっぱ演出が・・・・・。テンポが悪い。せっかくの傑作ギャグマンガなのに・・・・・・。

もうさ、ハッキリ言っておく。この作品、ネオラブコメってのは言い訳なんだよ(笑)。正体はギャグ漫画だ。まずそれを押さえようぜ。
確かに高橋李依演じる桐生紫乃はこのマンガの中ではクッソ重いキャラだ。ラブコメどころか、性格的にはどこぞのドロドロ恋愛マンガに出てきそうなキャラだ。
ところが彼女はギャグ漫画の宿命として、オチを付けるエロ専門キャラとしてデザインされてるのが実際である。他の女性キャラは性格がアレなので(笑)そこまでの役目を負ってない。結果、このマンガはやっぱりギャグ漫画としてチューニングされてる、ってのが基本なのである。

だから本来なら、キャラの掛け合いとかもっとテンポがいい筈なんだよ。東京03とかサンドイッチマンを彷彿とする掛け合いじゃないとダメなの。でもそうなってない。やっぱ真のギャグアニメはいまだ誕生せんかった、って事なんだよなぁ。残念。
こーゆーアニメの演出家とか、もっとどつき漫才とか勉強すべきなんじゃないか?

んでな。やっぱ気づくのが・・・一般的にギャグアニメって音楽が良くないんだよ。下手にゴージャスな音楽付けるから余計テンポが悪くなる。ギャグアニメでの音楽の成功例って知らんわ。
っつーかさ。コントとかBGMがないわけじゃん?逆に言うとBGMが無くても成立しないとコントにはならねぇ、って事なんだよな。分かる?
音楽ナシでキャラ同士がガーッと掛け合いして、それで充分面白くないと、ギャグとして成立せんのじゃないか、ってのが分かった。これがギャグアニメの課題だ。ギャグアニメには劇伴は要らない
どうしても劇伴付けたかったらニューブリード(※)に頼め。少なくとも、ドリフのコント番組での実績がある。

それでもアイドリッシュセブンよりゃ遥かにマシなアニメだった。

・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X 


完遂した。しっかり観てた。

でも正直言うと・・・一期の方が面白かった

結局ね、物語的には「小説家になろう」に掲載された分、つまりアニメ一期の内容がやっぱ旬で一番面白いわけだよ。
前も指摘したけど、原作3巻も4巻も誘拐がネタで被ってる。で、オリジナルエピソードで水増しせんと成り立たない内容の薄さだった場合、一体どうすんのか、って言う技術的問題があるわけ。
しかもこの話、なろうを出た後、トピックの中心が闇の魔力になってんだけど、一体それが何なのか、具体性がないのね。何故ならそこが作品の最大の謎になっちゃったから。
っつーことはさ、薄いエピソードの言い訳として闇の魔力が毎回使われると言う悪循環に入ってきてんだよな(笑)。
これ、さすがのキングレコードでもその辺カバーするのが大変なんじゃねーの、ってのが正直なトコ、っつーか感想なんだよな。
だから今期、最後半3話とか?さすがに飽きてきちゃったの(笑)。カタリナのキャラが魅力的だからこそ勿体ねーんだよなぁ。

それでもアイドリッシュセブンの100万倍はマシなアニメだ、って事だけは言っておこう。

・現実主義勇者の王国再建記


今期の最高傑作。今期の良心。
とは言っても来年1月には第二部がすぐ始まるみたいなんで、細かい論評は控えておこう。
とにかく「面白かった」と。原作小説/コミカライゼーションと遜色ないデキである。転スラとは大違いだ。さすがキングレコード絡み。
もちろん、アイドリッシュセブンより一千兆倍素晴らしい出来である。

まぁ、こんなカンジかな。
今期、他にマギアレコードの何とやら、とか放送されてたけど、個人的にはそもそも「まどか☆マギカはクソ」だと思ってるんで、その辺はどーでも良かった。
まぁ、その辺好みの問題だけどな。でも世の中クソでも喜ぶヤツがいるんだ。その辺は否定せん。
あと、ちょっと気になったのは「かげきしょうじょ!!」?何か入ってこないんだけど、ひょっとしたら面白いのかも、って思った。でもやっぱ「アニメを観たい」と言うより「原作読んだ方がエエんちゃう?」ってのが勘。多分そのうち、マンガをBOOK OFFとかで立ち読みするだろう。うん。

取り敢えず今期はこんなカンジかな?スローライフはどーでも良かった。

※: 往年のフジテレビのドリフ大爆笑とか「ダン池田とニューブリード」が音楽としてクレジットされていた。しかし、実のトコ、OPだけやってて、各コーナーの曲は別の人たちがやってた、と言う話(誰だろ?)。
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