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Retro-gaming and so on

スーパーマリオカート

若いコと「このゲームが面白い」と言うんで盛り上がれる「名前」だ。
新旧世代両者に対して知名度が高い。
でも実は話が食い違っている。

「マリオカートって面白いよねぇ〜。」
「ねぇ。」
「夢中になって遊んだよ。」
「うん。」

Nintendo 64のね。」「スーファミのね。」

「えっ」「えっ」

と言うような(笑)。

そう、僕なんかの世代ではマリオカートと言えばSFCなんだけど、20歳とか下のコだと「子供の頃に遊んだ」のはNintendo 64のそれなのである(笑)。
世代が違うよなぁ(笑)。
しかしやっぱ任天堂は凄い。一般的にはNintendo 64は「失敗した」と思われてるが、実際は子供心をガッチリと掴んでたのである。

でも、Nintendo 64のマリオカートも、スーファミのマリオカートがあってからこそ生まれたゲームだ。しかもゲーム性から言うとヒケは取らない。
と言うか、スーファミのマリオカートの完成度が高かったからこそ、シリーズが継続したんだ。


このゲームが凄いのが、まず、レースゲームとしてキチンと作られてる辺りだろう。
以前書いたが、これ以前のゲームの殆どの敵車は「プレイヤーを邪魔する為だけに存在する動く障害物」以外の何物でもなくって、要は実際のレースとは大違いだった。参加車がどれだけいるのか、と言うのも分からない。
ところが、このゲームは敵が7機いる、ってのが初めから分かってる。何故なら一斉スタートするから、だ。こういうゲーム構築法はビデオゲームでの「レースもの」だと逆に珍しいスタイルなんだ。キチンと「レースになっている」。
んで、それまでのレースだと「敵車」にはキャラクタ性が全く無かったトコにマリオでお馴染みのキャラをゴーカートと言う設定に「ハメ込む」事により、親近感とキャラに対するムカつき度を上げる事に性交成功している(笑)。個人的にはかなりムカついてるのはピーチ姫だが(笑)。
そして「攻撃」を含む悪意ある数々のギミック(笑)。そのせいで、むしろビデオゲームとしてのゲーム性が上がる。つまり、リアルなレースから開発的にはスタートしながら、「マリオシリーズ」の名に恥じないレベルへと昇華してるのである。
ホント、こんなゲームはそれまで無かった。レースゲームの金字塔と言っても良いデキなのではなかろうか。

なお、プログラム的にはこれ以前に出てたF-ZEROのネクストステップではある。スーパーファミコンの「回転・拡大・縮小機能」をこれまでか、と言う程使いまくってる傑作ゲームだ。
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