見出し画像

Retro-gaming and so on

熱い太陽

本当は、往年の刑事ドラマをたくさん扱ってるハリソンさんのブログ向けのネタではあるんだけれども。

ガキの頃、夢中になって観てたドラマがあった。
土曜日のかなり夜遅く(10:00)からやってたドラマがあって。
普段は「夜8:00には寝なさい」と言われるような生活をさせられてたわけだが、土曜日だけは「明日は休み」(※)ってぇんで深夜(今で考えるとそれ程でもない・笑)まで起きてるのが許されていて、たまたま見かけたこのドラマが面白くて殆ど毎週欠かさず観てたのだ。

当時は、ハリソンさんのブログで扱ってる「太陽にほえろ」みたいな刑事アクションものが大人気だったんだが、僕が好きだったそのドラマは厳密に言うと刑事モノではなかった。
当時では珍しく「弁護士」の話だったんだ。
それが異様に「新しく」映ったんだよな。
弁護士事務所で弁護士が依頼人に仕事を依頼される。そしてその依頼に絡む「事件」を解決しようと言うのが流れ。
何だろ、直接関係はないんだけど、それこそGBAのゲームである「逆転裁判」を地で行ってるような「早すぎた」ドラマだったんだ。
主役の若手弁護士を勝野洋が演じてるそのドラマは、あまりにも「早すぎた」為、視聴率が取れず、かなり短くその放送を終えたのである。
僕が大好き、ってものはフツーの人の人気が取れない、と言うヤングガンガン連載漫画の打ち切りみてぇな、僕にとっては初めてのケースとなったのだ(笑)。

とは言ってもよ。
もうン十年前の話じゃねーか。

「いやぁ、あのドラマ、タイトル何だったっけ・・・・・・。」

となるわな。
そして、そのドラマの主題曲ってのがこれまた大好きで。
ン十年経っても忘れないの。イントロとかサビとか(流れてた1番の)歌詞とか全部覚えてるんだわ。ふとしたトコでアタマの中で鳴り出すの。
いやぁ何だったっけなぁ・・・と。クソ、ガキの頃だったんでシングルレコード買って欲しい、とか親にも頼めなかったし、あれ、何だったっけ、誰が歌ってたんだ?とか非常に気持ち悪い思いをしてたんだわ。苦節ン十年。
ようやくドラマの名前とかその主題歌名が分かった。
ドラマ名はこれだ。駆け込みビル7号室。主演勝野洋で三船プロダクション制作。あ、そうか、弁護士事務所のボスは三船敏郎が演ってたんか。そうかそうか、と。道理で渋い顔のオッサンだったと思った(笑)。
で主題歌。熱い太陽。作曲・編曲・歌唱はジョニー大倉
あ〜、そ〜なんだ〜、ジョニー大倉の曲だったんだ〜、ってのをン十年を経て殆ど初めて知った。いや、テロップ観てた筈なんだけど、曲は覚えててもそこまで細かく覚えてなかったんだよな。特に当時はフランキー堺とかフランク永井とかジョージ川口とかデューク東郷とか(←これ間違い・謎)、英名混ぜた芸能人がそれなりにいて、ガキのアタマには紛らわしかったのだ。
そしてジョニー大倉はジミー大西と間違えやすい(謎

いや、んなこたぁねぇ。

後年の僕の印象だと、ジョニー大倉ってのはミュージシャンっつーより俳優のイメージなんだよな。
映画「戦場のメリークリスマス」の冒頭、白人男性の捕虜(のどことは言わないが)を強姦し、ビートたけしにこっぴどく叩かれ、挙げ句切腹した韓国人兵の役を演じたのがジョニー大倉だったのだ。




そう、だから僕は彼を殆ど俳優として認識してて、すごく優秀なミュージシャンなんだ、って全く意識してなかったんだよな。
良く考えてみたら、矢沢永吉の相棒として伝説的なロックバンド、キャロルを率いてた一人なんだけど、全くと言って良い程失念してた。要するに、陣内孝則がかつてはミュージシャンだった、って事を思い出すくらい難しいのである。
しかし、熱い太陽は紛れもない名曲である。
こんな曲が書けるジョニー大倉って天才だったのではないか。ミュージシャンとしての彼は良く知らんが(笑)。
そして、僕の「好きなタイプの曲」ってのも全く変わってねぇんだなぁ、と、我ながら呆れているのである。
そういう話。

※: 当時は週休2日制ではなく、休みは週一回、日曜日しかなかった。


  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事