☆ Health Express ;
日本では、 この数年を、 <炭水化物を制限した食事>が、 有効なダイエット法だとして、 広く認知されてきた。
アメリカの糖尿病学会では、 2013年、に、
糖尿病への食事療法を見直し、 従来までの、 「カロリー制限」、から、 「糖質制限」、に、 舵を切り直した。
糖尿病患者たちには、 炭水化物での制限、が、 勧められているのだ。
≒ ドクター江部のお兄さんは、 自分の病院で、 20年近くも前から、 糖質制限食を治療に用いて来てある。
さらに、 『 PLOS ONE 』
( 2016年 10月31日 オンライン版 ) 、 に掲載された、 小規模な研究報告によれば、
低 炭水化物 、 は、
健康的な、 代謝の変化をもたらし、
ダイエットの有効性を高めるには、
運動を行う、 タイミングも、 影響を及ぼす、
という。
研究では、
低 炭水化物食 、の、 グループが、
食後の、 インスリン抵抗性 、および、
インスリン値、が、 改善したのに対し、
高 炭水化物食 、 の場合には、
これらの値らに、 低減は認められなかった。
☆ インスリン 、 は、
身体に、 食物の炭水化物をして、
細胞へのエネルギーとして、 利用させる、
働きをもつ、 ホルモン、 だ。
≒ 血の糖たち、を、 細胞たちの各々へ、 送り届ける、 ホルモンが、 インスリン 。
細胞たちの中にあって、
血の糖たちを、 細胞の中へ、引き入れる、
働きをする、 ミネラル、 が、
マグネシウム Mg 。
インスリン、 が、 肝臓や、筋肉、
脂肪細胞、などで、
正常に働かなくなった状態を、
「 インスリン抵抗性 」 、 という。
≒ マグネシウム Mg 、 の不足も、
インスリン抵抗性の度合いを、 成し、
増さしめる、 原因として、ある 。
マグネシウム Mg 、 は、
カルシウム Ca 、が、 筋肉を収縮させる、
のに対して、
筋肉をゆるめる、 働きも、成す物であり、
マグネシウム Mg 、の不足は、
足がつる、事への、原因にも成るし、
突然死の原因にも成る 。
・・インスリン抵抗性、 があると、
食事で高くなった血糖値を感知して、
すい臓から、 インスリンが分泌されても、
筋肉や肝臓が、
血潮の中の、 ブドウ糖を取り込まないため、に、 血糖値が下がらない。
そのために、 インスリン抵抗性になると、
糖尿病前症や、 2型糖尿病、への、
リスクが高まる。
今回の研究は、
糖尿病や、 糖尿病前症の徴候がない、
50 ~ 65歳の、
健康な、 閉経後の、 女性、な、
32人 、 を対象とし、
<低炭水化物食>、または、
<高炭水化物食>、の、
どちらかを摂取するグループに分け、
さらに、 食事前の運動の有無に分け、
全4グループで比較した。
対象者たちには、 食事を、
試験開始の前夜、研究当日の朝と夕方
( 午後 5時 ) 、 にとってもらった。
食事は、 いずれも、 摂取カロリーを、
約 8百 kcal 、 に設定した。
低 炭水化物食 、 では、
栄養素らにおける、 エネルギーの比率を、
炭水化物 30 % 、
・タンパク質 25 % 、
・脂質 45 %
( ただし、 オリーブ油、 など )
、 にし、
マカロニ・チーズ、 や、 ソーセージ、
ハム、サラダ、 果物、
ヴェジーバーガー
( 肉を含まない、 パティを用いた、
ハンバーガー )、
スープ、 などの、 メニューで提供した。
一方で、 高 炭水化物食 、 は、
比率を、 炭水化物 60 % 、
・タンパク質 15 % 、
・脂質 25 % 、 にし、
米国の食事ガイドラインに沿ったメニュー
( 穀物パンに、 卵サラダをのせたもの、
ベーコン、 ハムチーズ・サンドイッチ、
バナナ、 コールスロー、
オレンジ・ジュース、
グラハム・クラッカー 、 など ) 、
を提供した。
また、 運動を行うグループは、
中等度の強さの運動を、 2時間、を行い、
運動は、
食事を始める、 1時間前に、
終わるようにした。
食前の運動は、
夜間の血圧値を上昇させる? ;
一般的には、 運動は、
インスリン抵抗性、と、 血糖値、 とを、
下げるもの、 と考えられている。
≒ どんなに、 運動をしても、
マグネシウム Mg 、 などを、 より、
飲み食いなどして摂取し続ける、
度合いを欠いてしまう場合らにおいては、
インスリン抵抗性、は、 解消されない 。
・・ だが、 今回の研究で、
<食前に、 運動すると、
夜間の血圧値が上昇する>、
ことも、判明した。
これについて、 研究指導著者である、
米ミシガン大学運動生理学部教授の、 KatarinaBorer氏は、こう説明する。
「 運動は、 エネルギー ≒
アデノシン 3 燐酸、 な、 ATP 、
を必要とし、
肝臓から、 糖を放出する、
ホルモン 、 を分泌させる。
体中の、 ほとんどの組織らが、
インスリン抵抗性 、 を成し、
脳、 や、 筋肉、 が、
過剰な糖を利用できるように働く 」 。
つまり、 食後に運動すると、
肝臓から、ではなく、
食事から、
エネルギー 、 が供給されるために、
食事中の、 糖、 は、
使い切られるようになる、 という。
そのために、 同氏は、
食後の、 40分以内に、
運動を行うよう、 勧めている。
ただし、 この研究は、
期間が、 非常に短く、
対象も、 健康な女性に限っており、
低 炭水化物食 、と、
食前の運動、が、
糖尿病前症や、 2型糖尿病の発症に及ぼす、 影響については、
同氏は、コメントしていない。
他の専門家は、
食事療法では、
栄養バランス、と、
摂取量での管理、とが、重要であり、
ナッツ・バター、 卵、
脂肪分の少ない肉、 などの、
良質なタンパク質をとるよう奨励している。
また、 食事や、おやつに、
タンパク質を加えると、
血糖値が安定し、
満腹感が継続する、 という。
さらに、 運動は、 空腹時に行ってもよく、 運動に、 最適な時間帯は、
人それぞれだとしている。
米国糖尿病協会オススメの、 <健康的な間食>
では、良好な血糖コントロールには、 どのような食品が、いいのだろうか?
米国糖尿病協会 ( ADA )、によると、 間食の際にも、 < 健康的な食品 > 、 を選び、 摂取量に気をつけるべきだ、 という。
砂糖や塩、 脂肪、 を含まなくても、 十分に、 エネルギーを補給できる食品は、多くある。
こうした食品らを選ぶことが、 血糖値の急激な上昇や、体重の増加を避ける、 一助になる、 という。
そこで、 ADA 、は、 炭水化物の含有量に従って、 <健康的な間食>として、 次のものを挙げている。
●炭水化物の含有量が、 5g 、 未満、 のもの ;
・アーモンド ( 15粒 )
・セロリスティック( 3本 )、 と、 ピーナッツ・バター ( 大さじ 1 )
・チェリートマト ( 5個 ) 、 と、 ドレッシング ( 大さじ 1 )
・固ゆで卵 ( 1個 )
・新鮮なブルーベリー(4分の1カップ)
・低バターのポップコーン(1カップ)
・塩味クラッカー(2枚)
・砂糖なしゼリー(2分の1カップ)
・アボカド(4分の1個)
●炭水化物を、 10 ~ 20 g 、 を含むもの ;
・ドライフルーツ、と、ナッツのミックス( 4分の1カップ )
・チキンヌードルスープ、 トマトスープ、または、 野菜スープ ( 1カップ )
・小さいリンゴ、か、オレンジ ( 1個 )
・低バターのポップコーン ( 3カップ )
・缶詰、 または、 新鮮な果物、 と、 カッテージ・チーズ ( 1カップ )
・直径が、 約 10 cm 、 の、 ライス・クラッカー( 2枚 ) 、 と、 ピーナッツ・バター ( 大さじ 1 )
@ ツナ・サラダ ( 2分の1カップ ) 、と、 塩味クラッカー ( 4枚 )
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●運動前に、 炭水化物を、 30 g 以上、 を摂取したい場合 ;
@ ピーナッツ・バター・サンドイッチ ( 2分の1個 : 全粒パン、の、1枚、 ピーナッツ・バター 大さじ 1 )、 と、 牛乳 ( 1カップ )
@ 低脂肪ヨーグルト ( 約 90 g )、と、 ベリー類 ( 4分の3カップ )
@ イングリッシュ・マフィン(1個)、 と、 低脂肪マーガリン ( 小さじ 1 )
@ 全粒シリアル( 4分の3カップ )、 と、 無脂肪乳 ( 1カップ )
@ バナナ ( 1本 )、と、 ピーナッツ・バター ( 大さじ 1 )
これらの食品を常備しておけば、 空腹を避け、 脂質や砂糖からの誘惑に耐えることができる、 という。
ただし、 < 健康的な完食 >、 でも、 食べ過ぎは、いけない。
とくに、 糖尿病患者には、 カップ、や、 スプーン、で、食べる量を測るよう、 勧めている。
そして、 テレビの視聴や読書、 運転しながらの間食は、 < 無意識に食べることにつながる >、 ことを忘れないように、と、 強調している。
( 文=編集部 )