My dear friend⑦

『中居正広のSOME GIRL’SMAP』０８年４月５日
１９８８年にスケートボーイズの中からメンバーが選出されて、ＳＭＡＰが結成。
ぼくと木村くんが１５歳、吾郎くんが１４歳、草くんが１３歳、香取くんが１１歳、ねぇ。
スケートボーイズ、ＳＭＡＰのね、このなんですかね、由来というかですね、
スポーツ・ミュージック・アッセンブル・ピープル、ＳＭＡＰ！
最初聞いた時、愕然としましたけどね「何だこれ？」って。
「スポーツはあれだよ、時にはスチューデントで、スタディで…」
みたいな感じだったですね。勉強だ、学生だって…うん。
今はもう、スポーツもね、ミュージックもないですねぇ。
２０年も続くと思いましたか？…思わないでしょう！先輩たちを見てると。
あの、けっこうほら、先輩たちを見てると、辞めちゃう人もいれば、
解散する人たちもいるし。
ただ、そのレールには、乗りたくないのっていうのは、もちろんありましたし。
まぁ、バラエティを本格的になんかやろうっていうのは、個人的な目標と、
その、５人、６人のそういうグループとしての目標というのは、
またちょっと違いますからね。
ぼくはね、１６とか１７ぐらいかなぁ？に、
もう、自分は司会者になりたいっていうのをあんまり憶えてないんですけど、
言ってたらしいんですよ。１７、８かな？
んで、うーん、なんか色んななんか、『オールナイトニッポン』ももちろんそうですし、
こう、喋る仕事をやりたいなぁって。
…だから、番組なんかで普通にアシスタントとか。
昔ね、『ＯＨ！エルくらぶ』という番組がありまして、
それで、アシスタントみたいな１つコーナーをもたせてもらって。
「さぁ、それでは続いてまいりましょう！続いてのコーナーは私、中居がお送りいたしまーす」
みたいなのを、なんか５分、１０分ぐらいのコーナーをもらって、
そんなのがちょっと嬉しかったりして。
あと、大阪の番組でね、『Ｋｉｓｓした！？ＳＭＡＰ』っていう、まぁ、隔週で、
２週にいっぺん大阪行って、収録してぇ、日帰りで帰ってくるみたいな、
トークやりたいから（笑）って言って…うん。
あの、『アイドルオンステージ』って言ってね、ＢＳで歌番組があったんですよ。
それは（不明）色んなアイドルたちが出るっていって、それの司会を（笑）
何年前…二十歳ぐらいかなぁ？あれ、けっこう長かった。
４，５年やってたんじゃないかな？うん、やらさせてもらってましたねぇ。
とにかくＭＣやりたいって言って。
そんで、でもね、２０年も続くと思ってなかったし。バラエティ、まぁね、ぼくはね、
個人的にもＭＣとかありましたけど、本格的にね、
だから、バラエティをやろうっていうのがもう１６，７からもうコントとかを…つまんないっすよ。
『アイドル共和国』って言って、西武園遊園地であの、生放送。
１５時から１６時まで生放送をやってる時に、生放送でなんかコントをやってましたね。
で、それと同時に１２ｃｈ（テレビ東京）『愛ラブＳＭＡＰ』とか『学園キッズ』
っていう番組があって、そこでもうん、コントやってましたね。
ま、コントって呼べるものじゃないですけども。
コントみたいなものをやってて、それから『夢がMoriMori』をやろう、みたいな、
さらに本格的になんか、コントとかバラエティを…みたいな感じだった。
それが、にじゅう、二十歳ぐらいかなぁ？
ＳＭＡＰができて５年ぐらい経った時かな…えぇ。
２０年間で一番楽しかったこと？…楽しかったのはねぇ、昔ねぇ、そのね、
『アイドル共和国』っていうのは土曜日なのね。で、高校、学校行ってたから、
学校が終わって、今、土日休みでしょ？子どもっち？
土日はまだその当時１２時までやってたから、やって。
そのあとに、あの、ハイヤーがいっつも迎えに。
ぼくらなんかあの、マネージャーがいなかったから、ハイヤーが来てて。
そのハイヤーの中で、ハイヤーでオレと、その木村２人でその、
西武園遊園地にへ行くのよ（笑）、オホホ。
西武園遊園地に…その後ろに乗っていくのよ。ただ、１時間半ぐらいかかんのかな？
んで、そん時にまずコンビニに絶対寄るのかな？コンビニ寄って、
菓子パン！みたいな感じで（笑）
んで、だからさ、もう毎週のことでさ、もう、暇なのよ、その車の中、車中。
くっちゃべってんのはくっちゃべってんだけど、メシ食ってみたいな。
んで、オレがあのね、こう、テープを作ってくんの。当時、カセットテープで。
「おお、木村、今日これ聴こうぜ」みたいな。
「おぉ、いいじゃん！」（チャラい感じのモノマネ）
「この歌いいよな」なんつって、ククククク…。
で、何回かは木村も持ってきたんだけども、男闘呼組ばっかなのね。
なんだ、男闘呼組ばっかかよ…みたいな？
んで、オレはもっと違う、なんか、a-haとかｗ
それこそ、カルチャークラブとか、ボン・ジョヴィとかのをなんか入れたりして。
あと、でも、日本の人…誰だろうなぁ？…誰がやってたかわかんないけども、
とにかく録音して持ってっちゃ聴いてたりしてましたね。
…あん時はでも、面白かったね。マネージャーがついてない時のＳＭＡＰは、うん。
で、マネージャーがついたのは、デビューした時に３人でマネージャーさんが１人ついて、
車を１台もらって、みたいな。９１年か？そのあたり。面白かったよね、うん。
だって、いっつもどっか電車で集合して、今だってさオレ、若い子ってわかんないけど、
なんか、車で移動とかしててさ、やっぱいいなぁ…とか、
なんだよ車で来てんだ？みたいな。まぁ、売れてるからね、あれなんだろうけど。
んで、その当時、電車でとかだいたい原宿駅か六本木…。
そうだね、六本木、原宿、四谷三丁目…（略）そんなのしてましたねぇ。
辛かったのは、そうだな、ちょうどデビューする時に、
歌番組が『ミュージックステーション』しかなかったのかな？
ちょっと前だったら、ベストテンとか夜のヒットスタジオとかトップテンとか、
各局やっぱりその歌番組とかあったんだけども。
ちょうどデビューの時にベストテンが終わって、トップテンも終わって。
で、フジテレビもなんかなかったのかな、歌番組が。
ほんで、ミュージックステーションしかなかったのは憶えてますねぇ。
「あ、これじゃどうしようもないじゃん」みたいな。
…ほんで…なんか、デビュー曲初登場２位。
その時順位とかね、１位とりたいとかそういう強いあれはなかったんだけど、
２位って言われて「あ、そうなんだ」みたいな。
そしたらなんか、会社の社長に怒られたのは憶えてますね。
「ぼくがやってたタレントの中で、デビュー曲初登場２位はYouたちだけだよ」って。
んなこと言われてもしょうがないなーっつって。
ほんで次の曲、なんか「正義の味方はあてにならない♪」つって、
なんか変な曲歌ったんですよ（笑）
「よぉーし、これで当てるぞ！」なんて言って、
それ初登場１０位だったの憶えてます（笑）
ククク…あぁ、ヤベェ、これはヤベェな、どうすんだろうな？なんて言って（笑）
まぁ、曲売れないし、その時はもう、みんな、バラエティを中心にやってたかなぁ。
３曲目もちょっと、何の曲だか憶えてないね、うん。
１曲目、デビュー曲がダメで、２曲目が初登場１０位は憶えてる。だって、
「おこずかいちょうだい、２千えーーーん」みたいな歌だから（笑）
「おこずかい、お母さん、値段あげてよ！あげてよ、２千円にしてくれよぉー！」
みたいな歌。あんなの、面白かったけどね。もうやんないでしょＳＭＡＰ、
２０００円～みたいなの（笑）
あん時は、まぁ、辛くても楽しかったからねぇ、うーん。
今後ＳＭＡＰはどうなっていくんでしょうか？
まぁ、変わんないんじゃないですかね。１人ずつのね、
もう１人ずつの仕事のほうが多かったりするしね。
集まるのはスマスマと、あと、シングルが出た時と、あとライブか、うん。
どんどん、やっぱ、ＳＭＡＰの活動は減ってきてるのは減ってきてるんじゃない
かと思いますけどねぇ…。
ＳＭＡＰの２０年の中で一番思い出に残ってる曲？
これはかけられるかなぁ…じゃあ、聴いていきましょうか。
まぁ、好きな曲でもないし、かといって嫌いな曲でもないんですけど。
ＳＭＡＰの中で一番思い出に残ってる、これはもう、たぶん、
思い出に残ってる曲としては、フフ、揺るぎないと思いますけど…。
あんまりかけたくないんですが、聴いていただきましょう。
ＳＭＡＰで「BEST FRIEND」。

＜感想＞
これ、痺れますよね。その曲選ぶか！！みたいな。
特別な時にしか歌わない曲。その特別な時とは同時に試練の時でもあるので、
歌っているところを見れないほうがファンとしてはいいことなのに、
この曲を聴く時のグッとくる想いを感じたくなるのが困りものです。
昔話をする中居は本当に楽しそうで、だけど、だからこそ寂寥感を感じてしまいます。
昔は楽しかった…じゃあ、今は？　何年か後、今が楽しかったと懐かしく思えるのかな？
とかそういうことを言いたくなるのは意地悪ですか？
きっと今は幸せなはずで、この寂しさは贅沢な悩みなのでしょう。
今、そこにいてくれることに感謝しないといけませんね。
今回で、My dear friendシリーズは終了です。
自己満足な企画にお付き合いいただきありがとうございました。



ではでは