『ダンダリン 労働基準監督官』第２話。

＜あらすじ＞
第２話「はたらく人を守るために、はたらく人がいます」
飲茶カフェチェーンの店長・花枝（平山あや）が、社長からのセクハラを訴えて労働基準監督署にやってきた。
セクハラは労働局の管轄だからと花枝を帰してしまった凛の姿に土手山（北村一輝）らが安心したのも束の間、
南三条と外回りに出かけた凛は、ランチを口実に花枝が働いている店へ。
そこで花枝の会社の社長である椎名（篠井英介）を相手に暴れてしまう凛。
またまた土手山から激怒されるが、凛は諦めるどころか残業にかこつけて夜を徹しての独自調査を開始。
仕方なく、南三条も凛に付き合うことに…。

調査の甲斐あって、花枝が“名ばかり管理職”であることを確信した凛は、
翌日の会議でチェーンの全店舗を対象にした大規模な内偵を提案するが、署長の真鍋（佐野史郎）の反対に遭い…。


２週続けて、ブラック企業の悪質な経営者をこらしめてやりましたEND…。
「あさイチ」でブラック企業特集があり、そこで紹介された視聴者からの意見の中に、
「もうブラック企業どうこうではなく、社会がブラック社会になっている」
といったようなものがあり、ブラック企業は是正されるべきですが、
根本的な解決にはならないのがスッキリしない要因なのかな～とか思ったり。
別にスッキリするドラマだけが良いというわけではないですけどね。
理不尽な世界を描くのに、甘いハッピーエンドがどうも苦手なものですから。

「セクハラ」問題は労基の管轄ではないとかあるのですね。
管轄をわけることは必要なこととはいえ、労基に相談へ行く行為自体もなんとなくハードルが高いのに、
「管轄が違います」とお断りされちゃうって心が折れてしまいそう…。
まぁ、最初に自分で調べろってことなのでしょうが、相談を受け付ける気はサラサラないんじゃないの？
とお役所仕事全開な感じに物申したくなる面倒くさい人間ですみません。

”名ばかり管理職”の実態を暴いていく過程は面白かったものの、
動きのない画（え）が続いたので少し長く感じました。
なんでも予定通りの行動をしないと気が済まない？南三条の殻が少しだけ破れたのはよかったです。
凛の行動を見ても意見を変えない土手山も良かったですけど。
この２人はキャラにブレがないなと思うのに対し、肝心のヒロインの凛がよくわからないような？？？
単なる仕事一筋！労働基準法の順守が絶対！といったサイボーグなわけではなく、
職場の人間関係の機微を理解したり、体重増加を気にしたり、
ここまで固執するのは「意地」だと答えたり…人間味があると捉えれば良いのでしょうが、
キャラ特化したいと考えているのなら、←ミタ、女王の教室など
そういう人間味はなかったほうがいいのにな～とか少し。
第１話の冒頭、今回出てきた物騒なメールといった伏線とわけありな過去を描くためには、
この人間味が必要ってことなんですかねぇ。

胡桃沢くんの凛に対する厭味ったらしい目つきと喋り方とか、
爽やかな悪辣っぷるにドキドキがとまりませんでした( *´艸｀)
もっと胡桃沢くんの暗躍が見たひ…。





ではでは