『Duet』（９４年９月号）「３度目の9/9永遠に6/6」（吾郎）

『Duet』（９４年９月号）
「３度目の9/9永遠に6/6」

◇吾郎　自立した６人の“距離感”が団結力の秘密

“SMAP”が３周年の感想？もー、１０年くらいたってから聞いてよ。３年前なんてついこの間のことなんだから、何にも変わってないよ。枝じゃないんだからフシ作ってもしょうがないって。もー、ぼくはもともとワガママだしねぇ。ファンのみんなが大人になったことくらいかなぁ。ぼく自身は、１７歳ぐらいから大人のつもりでいたから、そういう意味でもあんまり変わらない。

それと矛盾するようだけれどね。人は、１日、１日変わっていくものだと思うんだ。毎日、毎日、変わっていくけど、基本のところは変わらない。そういうことかなぁ。

ああ、でも、このごろはヘンな背伸びをしなくなったと思う。昔は、髪をガシガシに固めたり、肩に力入ってたよね。昔のテレビ見てるとわらっちゃうくらい。目に見える変化って、いちばんそれかな。

ぼくにとっての“SMAP”って何だろうなー。いや、それ以外考えたことないからさ。それがモトで、それだけでやってきたんだから、何かなんて考えたこともないよ。グループでいるときも、ひとりのときもぼくの気持ちは何も変わらない。グループって、ヘンに情でつながってナアナアでもダメだと思うんだ。ひとりひとりが自立してないとね。そういう適切な距離感っていうのはメンバーの中におのずとあるよね。

＜メッセージ＞「シャリン、シャリン　ヒュ～～～～ポチャン…」
えーと、ぼくからのメッセージはこれ。意味？語感がいいでしょ。シャリンって涼しそうだし、ヒュ～っといっても、最後が決まらないでポチャンと水に落っこっちゃうの。ぼくらしくていいでしょ。