Cahiers de Fontaine

「メモ帳」代わりに思ったことを書いていきます

ボリショイ『ラ・バヤデール』

2006-05-07 23:40:37 | 観劇
今年はボリショイもマリインスキーも来るとっても贅沢な年。
ボリショイは2演目だけなのでちょっと寂しいけど。
日程的にも金銭的にも今回のボリショイは1回だけだな~ということで
キャストをギリギリまで待って(絶対変更あると思ったので)
5/7神奈川県民ホールに決めた。
この日の公演はGW最終日だけどやっぱり横浜は遠いのか
なかなかチケットが売れなかった模様。
ということもあってなのか、キャスト変更で夢の競演!
なんてことにも一時的になった。
ステパとグラチョーワの競演ってロシア人でもびっくりなんじゃないのか?
そのおかげなのかその後多少は売れた模様。
ということでギリギリまで悩んでやっとチケット入手。
ところが入手直後にステパ怪我で来ないってっ?!
あ~やっぱり無理なのね。
でもいいや。グラチョーワのニキヤ観られるし
・・・これでグラチョーワさえも来なかったら・・・
ネポに2万は出さないからっ!

といつも通りひやひやさせてくれつつどうにか幕は開きました。

ネポが出てきてびっくり
そういえばまともにネポって観たことなかったんだっけ。
子供かっ!?と思ってしまった。
子供顔だし、顔小さいし、細いし・・・お尻小さいし
ソロルって感じじゃないわね。
でも流石にサポートは上手い。
これには関心してしまった。(除リフト
踊りもそこそこ安定しているし悪いダンサーじゃない(って当たり前か)
ただ、、ひきつけるものが今ひとつなくて
彼を目当てに観に行くかと言われたら・・ないかも。

ガムザッティを踊ったアラシュは悪くはないんだけど
ことさら良くもなく・・。
正直、アレクサンドロワのガムザッティが観たかった。
ニキアを踊るグラチョーワとのバランスを考えての配役だったのかなぁ。

そして、グラチョーワ!
今まで観たどのニキヤとも違ってた。
こんなニキヤを観たのははじめてかもしれない。
派手さもなく技をことさら見せつけることもなく
何かを誇示するような動きもなく

だけど彼女は終始巫女ニキヤだった。

ニキヤなんだから当たり前だけど
こんなふうに感じさせられたことって
なかったんじゃないかな。

言葉が出ない・・言葉にならない

グラチョーワだけ別次元で踊っているようにも思えたし。
(調和がなかったということではなく)

現在、結構ショックを受けている模様。

それと、幻想の場の群舞!
32人が揃ったところで鳥肌立ちました。
圧巻でした。
まさに幻想的で美しかった。
あ~マリインスキー負けてるかも。

ところで残念なのはどうも『ボリショイ』って感じがしなかったってこと。
なんかとってもこじんまりした感じで
これって舞台が小さすぎてってこともあるんだろうな。
やっぱりボリショイのダイナミズムを堪能したいなら
現地へ飛べっ!ってことでしょうか

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