Captain on the Bridge ver.2

ここでの決まりはただ一つ「宇宙はジェインウェイ艦長を中心に回っている」

良エピソード2つ

2007年01月24日 23時58分26秒 | エンタープライズ
「兄弟の地平」
宇宙を旅する貨物船で生まれ育った「宇宙ブーム世代」のトラヴィス。その船を降り宇宙艦隊に入ったことから、家族と疎遠になっていたのが、遠い宇宙で久々の再会。目立たないトラヴィスにようやく巡ってきた主役エピソードなのに、船長であるお父さんの死とは・・・不幸ぶりはヴォイジャーのハリー以上かも。

エンタープライズが地球から2年ほどかけてやって来たところへ、貨物船は何年かけて来ているのでしょうか。てっきり人類未踏の深宇宙を探検中だと思ってたんですけど。これには某大手サイトでも誰も触れてないので、私が思ってるほど遠くへは行ってないのかもしれません。

それはともかく、地味ですけど良いお話しでした。懐かしい「家」だけど、帰ってみればそこに自分の居場所がない。家族のために役立とうとしても空回り。兄弟ケンカはするし(苦笑)。でもそこはいつでも帰ってこられる場所であり、家族はいつでも受け入れてくれる。気付かせてくれたのは、彼の肝っ玉母さんですね。

分かり合えないまま死んでしまったお父さんを思い、少年のように涙をこぼしたトラヴィスが、「家」から戻ってきたときには、一回り成長していたように感じました。

「理由なき憎しみ」
こちらもスタトレらしいエピソード。治療を拒む患者に対する医者の使命と倫理は、ヴォイジャーの「寄生生命体の恐怖」を思い出しました。300年前の戦争の恨みが、それ以来お互いに姿を見ることもないままに受け継がれてるなんて、実際にあるのかと思いましたが、フロックスのお祖母さんが戦争の生き残りだそうで、地球人ほど世代は変わってないのですね。

先週のアーチャー船長は、傷心のトラヴィスを思い遣る優しさを見せましたが、今回はいい事を言ってるんですけど、言い方というか、態度や雰囲気に余り良い印象を受けませんでした。彼の部下に対する強引で、高圧的な言動とか、最初からその辺りが気になってました。ジェインウェイ艦長も「女王様」でしたが、クルーを家族と言い、愛情を持って接する場面がちゃんとありました。男性と女性の差かもしれませんが。

ENTにしては珍しくサブプロットがそれなりに(苦笑)。死にそうな目に遭った割には弱いなぁ。トリップは相変わらずで面白かったけど。それよりもっとフロックスとアンタラン人の2人の会話に時間をかけた方が、内容が深くなってよかったと思う。


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