朝食は、家族が起きてくる前に台所で一人立って食べるのが習慣だ。
いつからそうしているのだろう、と思い巡らしてみると 娘たちの通園のためにお弁当を作り始めた頃からだった。
子どもたちが起きてくるまでにやるべき事が沢山ある。それでまずエネルギー補給してから動き始めないと…と一人立って食べる事が始まった。
もう毎朝お弁当を作らなければいけない人もいないし、以前のように家族が起きてくると一気にバタバタ…というほどでもない。
それなのに、一人で立ち朝食の習慣だけが残った。
「みんなと一緒に座って食べよう」と当たり前のことを思いついたのは今朝だ。
使わなくなった調理器具が一番手の届くところにぶら下がっているのに気付いたり。
着なくなった洋服が引き出しに一杯になっていたり。
時はどんどん進んでいるのに、モノは停滞している。
無性に片付けたくなるのはこんなとき。
見えるものを片付けながら、心の中の古い自分ともお別れしたい。
年々歳を経るのは仕方ないにしても、心はいつも新しくありたい。
さて、6月に入り 再来週は小さな展示会、そして今は秋冬に公開となるお仕事の準備中。
少し心にゆとりを感じるのは 私も成長した…?という事にしておきます。