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心に響く音

2018-12-12 | 日記


暗いうちに起き出して、仕事を始めるのが常です。
シーンと静まり返った中にも遠くに聞こえる電車の音。不意に走り去るバイクの音。
朝6時になると近くのお寺から鐘の音が聞こえます。
「ボーン」
いいなあ鐘の音。
じんわりと響き、空気に溶け込んでいくような澄んだ静かな音。

つい先日もこんな心に響く音に出会いました。
たまたま音楽メディアで耳にしたキースジャレットというジャズピアニストの「The melody at night,with you」というアルバム。
なんとも優しい音色とメロディ。今まで聞いたこと無いような心に染み込む音でした。
このピアニストの事を知らなかったので少し調べてみると、
1990年代大変な人気で、それ故の忙しさから心身を壊してしまい、このアルバムはその時に作られたそう。売り出すつもりではなく、献身的に支えてくれた妻へのクリスマスプレゼントとしたそうなのです。

私もちょうどその時、少々体調を崩していました。
体が弱ると不思議に心の感度が高まるのか、ちょっとした言葉や人の気持ちなど、手に取るようにわかる時があります。
このアルバムは、ピアニストが疲れ切って、その中で生まれた優しさや穏やかさのメロディが切々と心に響き、伝わってくるものがありました。うまく言葉で言えませんが。
言葉を超えて伝わって来るものってやはりすごいなあと…。

さて12月ももうすぐ半分が過ぎようとしています。
目の前の事ですぐいっぱいになってしまいがち…ですが、日々空を見上げながら
明るく乗り切りたいものです。
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作業場のお引越し

2018-11-10 | 日記


先日、作業場の引っ越しをした。
引っ越しといっても同じ家の中での事、今までリビングルームの片隅で仕事していたのが
そろそろ限界になり、ちょっと広めの娘の部屋を半分間借りすることにしたのだ。
娘二人で使っていた部屋だったのが、一人は巣立って行ってもう一年以上。
家族の気配が感じられ、台所が近いリビングの作業場は気に入っていたのだが、仕事が増えるごとに無理も感じていた。

娘の部屋のスペースが空いていたところへ長机二台を運び込み、ミシンは引っ張りださなくてもいつでも使えるように。アイロン台もしまわなくていい。随分と作業しやすくなった。
想像していたより良かったことは、オンオフの切り替えがしやすくなった事。
家事を終えて、パタンと扉を閉めれば仕事に集中。
そして部屋から出ると、ちょっと一息つける。
これが今までなかったのだよなあ とあらためて思う。

さて、仕事にますます集中出来るようになった。
気づけばもう11月。いつもいつも 頂いたお仕事を前を向いて懸命に取り組んできたのだが
来年に向けても また新たな挑戦をさせていただけるようだ。
本当に有り難い。
自分の持っている力ではとてもここまで来られなかったと思うと、やはり皆さまに喜んでいただく活動をしていかねば…と最近つくづく思う。

最近眠る前に必ず読む本がある。
恥ずかしながら、長編を読むのは本当に久しぶりなのだが…。
ノンフィクションで、主人公は筆舌に尽くしがたい困難に遭いながらも決して自暴自棄にならない。
そして成長するごとに自分の生きる使命を自覚していく。
やはり、自分の使命を感じて生きる人はすごいなあと…。
そして私は…??
これは日々の問いです。


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秋になりました。

2018-09-20 | 日記


9月も後半に入り、すっかり季節が入れ替わったようです。
今晩はしとしと、秋雨。
一年で一番気持ちの落ち着く時期です。

さて、今年も年頭から様々な仕事の中で、たくさんの制作をさせて頂きましたが、
昨年に決まり、ずっと温め、春からは試行錯誤しながら取り組んできた制作に、ようやく先が見え始め、今日は少しホッとしています。
あと数点制作を済ませたら、また新しい段階を経て、冬には皆様に公開出来るのでは…と思います。
これが出来上がる事は私にとっても、とても楽しみな事です。

そして10月は「つくりら文化祭」(日本文芸社主催)
おかげさまでワークショップは満席になりましたが、作品販売もいたします。
そして公開はこれからですが11月にはもう一つイベント出展があります。
一日だけですが、出展者として店頭に立ちますので、色々な方との出会いが楽しみでもあります。

来年に向けて、新たな挑戦もスタートしようとしており…。

花や木や鳥や空の美しさ、手仕事の喜びを ますます皆様にお伝えできますように。
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これからの予定など

2018-07-26 | 日記
お問い合わせいただいておりますこれからの予定などを。
まだ公開できないものが多いので、ざっくりですが。

○8月31日ー9月2日・・・布博(手紙社主催) ブローチ博出品 http://textilefabrics.jp/201808/
○秋の初めころ・・・通信講座 発売 2社より

○10月 ワークショップ

○12月 刺繍本 発売

予定を書きながら、どうか予定通り進みますように…と祈るばかりですが (^^;;

今のところ10月に入ると ちょっと余裕ができそうです。

今日も頑張ります。




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有難いプレッシャー

2018-07-23 | 日記


今日締め切りのお仕事が無事に終わりました。
今回は結構、根を詰めて集中したな。

本当はすぐ次の仕事にかかる予定でしたが、少々頭を休めないと進めない気がして、消しゴムはんこ。
仕事でない創作は、ひたすら楽しい。そして自由に手を動かしていると、ふっと次のアイデアが湧いたりするものです。回り道のようで、こういう時間は大切。

仕事の締め切りやプレッシャーは、時として苦しく思うこともあるけれど、
最近はこのプレッシャーがあるからこそ、ものつくりができるのだなと実感しています。
今回も時間がない中、同じ刺しゅうを何度もやり直し、あーでもないこーでもないと頭の中はギリギリの攻防戦。
そしてふっと、これだ!というものにぶつかる。
こんなエネルギーは多分プレッシャーが無いと出てこないものだと思います。

だから新しい挑戦を頂くことは、最近は本当に有難いものだと身にしみて思うのです。


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思わぬ夏

2018-07-18 | 日記


いったい日本の夏はどうしてしまったのでしょう…。
連日の猛暑…というか酷暑。
昨年の夏はこれほどではなかった。
夏真っ盛りの朝でも、早いうちは窓を開けるとスーッとさわやかな空気を感じました。
ところが今朝は4時でも外はムッとする熱気。

「異常気象」という言葉が使われて久しいと思いますが、これは年々加速していくものなのでしょうか?

ある程度の歳になって、経験値を積んでくると「このパターンにはこれね」という事が少しはわかるようになる。
それで何となく生きてしまうのだけれど、経験したことのない事が急に立ちはだかると、思わず立ちすくんでしまう。

これからは、こんな事が多くなるかもしれない。
ある程度は予測しておかなければとも思うけれど、予測以上の事態になった時どうするか。
そんな時一番大切な事は何だろうか…。

さて、仕事の方では日々新しい挑戦が続いています。ってここ2年くらいはずーっと「新しい」と言っているような気がしますが…。考えてみたらとても恵まれていますね。
沢山の素晴らしい方々ともご一緒できて、一人で黙々と刺しゅうしている時間も余り孤独を感じなくなったのは有り難い事です。
この仕事を通じて、また一歩 前進出来そうです。
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たなごころの言葉

2018-07-02 | 日記


今年前半は、作品展に恵まれた期間でしたが
後半からは少しづつ進めてきた書籍や通信講座の制作に本腰を入れています。

良い作品を作る努力とともに、それを作りたいという方のために、どうしたら言葉で上手く伝えられるか
どんな方法を使ったら…?と模索の日々。
経験豊富な編集者のアドバイスは的確で、私の気づかないところをどんどん指摘してくださる。
素晴らしい…。先日の打ち合わせも感心しきりでとても勉強になりました。

サテンステッチで図案を埋めるのが初心の方には難しいという。
なるべく距離の長い線から刺すのがコツで、円を刺し埋める時は中心の線を一本刺してから上下を埋める…とか。
しかしそれだけなら大抵の本には書いてある。
それ以上に上手く刺すコツは…? うーん…。

「たなごころ」とか「塩梅」などという言葉が浮かんで来るが、そこはぐっと抑えて、ギリギリまでどう言葉で表現するか…考える。

良い作品を作るのとは、また違う頭をフル回転させる作業です。

夏の終わりと冬の始まりにそれぞれ完成しそうですので、どうぞお楽しみにして頂ければ…^ - ^

(写真は「刺しゅうのアクセサリーと小物」朝日新聞出版 に掲載して頂いたサンプラーです。)
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夕焼け空

2018-06-25 | 日記


夕方、北側の窓のカーテンを閉めようとして ふと外を見ると 空が赤い。
思わず窓を開けて見上げると、見事な夕焼け。
しばし見とれる。

昨日まで分厚い雲が覆い雨降りだった空が一転、今夕はこんな美しい景色を見せてくれるなんて
本当に神さまは何という芸術家なのでしょう。
デジタルでバーチャルなアトラクションが話題になっているようだけど、
都会の日常のすぐ側にも、こんな芸術劇場が繰り広げられる。
本当に素晴らしく美しい世界に生かされているなあ…。

さて、昨日からまた、新しい場所で展示会が始まりました。
初日の昨日、数時間ですがギャラリーに立ち、出会った方々とお話しすることができました。
オーナーさんはじめ、嬉しいご縁に恵まれて、幸せを感じるひと時でした。
刺しゅうをしていなければ出会えなかったことを思うと
続けてきて良かった…と心から思います。

先月までの怒涛の日々を過ごしたおかげで、何だか心に余裕ができた感が…。
今も新しいお仕事に取り組んでいるのですが、今までと違う楽しさも感じています。
明日もまた作り続けられることに感謝しつつ…。

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変わっていく事と変えていく事

2018-06-03 | 日記


朝食は、家族が起きてくる前に台所で一人立って食べるのが習慣だ。
いつからそうしているのだろう、と思い巡らしてみると 娘たちの通園のためにお弁当を作り始めた頃からだった。
子どもたちが起きてくるまでにやるべき事が沢山ある。それでまずエネルギー補給してから動き始めないと…と一人立って食べる事が始まった。

もう毎朝お弁当を作らなければいけない人もいないし、以前のように家族が起きてくると一気にバタバタ…というほどでもない。
それなのに、一人で立ち朝食の習慣だけが残った。
「みんなと一緒に座って食べよう」と当たり前のことを思いついたのは今朝だ。

使わなくなった調理器具が一番手の届くところにぶら下がっているのに気付いたり。
着なくなった洋服が引き出しに一杯になっていたり。

時はどんどん進んでいるのに、モノは停滞している。

無性に片付けたくなるのはこんなとき。
見えるものを片付けながら、心の中の古い自分ともお別れしたい。
年々歳を経るのは仕方ないにしても、心はいつも新しくありたい。

さて、6月に入り 再来週は小さな展示会、そして今は秋冬に公開となるお仕事の準備中。
少し心にゆとりを感じるのは 私も成長した…?という事にしておきます。
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小さな鳥

2018-04-19 | 日記


朝 明るくなる時間がだいぶ早くなりました。

起きて身支度したら、北側の窓を開けるのが習慣ですが、
今朝はもう東から太陽が昇りつつあり…。
雨上がりの爽やかな空気の中、響くのは小さな鳥の鳴き声。
ツーピー ツーピー ツーピー。なんて素直な澄んだ声なんだろう。

見えるのは ビルや電線ばかりの都会の街にも、明るく太陽はのぼり、素直な鳥の声がひびく。
なんだか全部を肯定している生命が満ちているのを感じて胸がいっぱいになりました。

作業机にばかり向かっていると、トンネルに入り込んでしまったような、しかもそのトンネルがどんどん細く暗くなってしまうような気になってしまう事も。

日が暮れて夜になって、そして日が昇り明るい朝が来る。
これだけでも、何て素晴らしい…。
感動する柔らかい心をいつまでも持っていたいな。
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整理整頓の日

2018-03-30 | 日記


もの作りをする仕事をしていると、どうしても材料やら道具やらがたまってくる。

制作に没頭している時はひたすら手元、針先を見ているので、気が付くと 絡まった刺しゅう糸やら
ハサミやトレーサーや紙類、資料などが机いっぱいに…。
きちんと片付けられれば良いのだが、制作中はどうしても後回しに…。
結果、刺しゅう糸の箱の中は乱雑になり、道具の引き出しもごちゃついてくる。

今日は思いのほか明日の仕事の準備が早く済んだので、それらを整理した。
刺しゅう糸も、これから使い易いように、糸巻き用のプラスチックを切って色合いを揃えて並べる。
雪崩れ寸前の布ストックの棚も全部出してきれいに畳み、一目で分かるように重ねる。

整理が進むごとに、気持ちも落ち着いてくる。
制作ばかりでなく、時々こんな時間を作らないと、気持ちよく作る事など出来ないのです。

同じように、いつのまにか心に溜まってしまうものがある。
日常の瑣末な事柄ばかり追いかけていると、知らないうちに ため息やら後悔やら焦りやら…。

時々空を見上げて
「いったい私は何を目指しているのか…どう生きるべきなのか…大切なものは何なのか…。」
深呼吸しながら問いかけるのです。
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木蓮と青空

2018-03-18 | 日記


春が来て、そこここに草花たちが緑の手を伸ばし、花が咲き始めました。
近所の公園のちょっとした茂みにも近寄ってみると
オオイヌノフグリの小さな青い花、ホトケノザの濃いピンク、顔を出したばかりのタンポポの黄色。
小さくても豊かな色彩の花々が嬉しそうに咲いています。
そして今満開の木蓮。
この大きな花びらが空に向かって咲いているのを見ると、いつも天に向かって祈りの手を伸ばしているように感じるのです。

こんな都会の片隅にも自然は溢れている。
本当に本当に、この世界は“生かそう生かそう”とする いのち に溢れている。

もっともっと素直になって、この いのち の摂理の中に身を委ねていきたいなあ。
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春です。

2018-03-01 | 日記


3月に入りました。

住宅街から駅前通りに抜けるいつもの道も梅や沈丁花が、ふと気づくいい香りをさせて咲いています。
ベランダでは、固く閉ざしてた紫陽花の冬芽が開き始め、中から鮮やかな薄緑色の小さな葉が顔を出しているのを発見しました。
春です。

こんな命の芽吹きを目にすると、思い出すのは聖書の言葉です。

「天の父はその日を悪しき者の上にも、善き者の上にも登らせ、義しき者の上にも義しからぬ者にも雨を降らせたもう。」

人がどう判断しようと、命の恵みは無条件に天より降り注いでいる。なんという素晴らしさ。
それを一番に受け止めて喜んでいるのが草花たちのように思えます。

絵本「野のはなとちいさなとり」について、先日はある書店員さんから「刺しゅうの表現に、動きといのちを感じる」と嬉しいお言葉を頂きました。

神様が造られた自然の造形に勝るものはありませんが、それに感動し再表現する事で、思いを共有できるのでしたら、こんな嬉しい事はありません、

年明けから個展準備に追われる日々で、それに加えて周りの色々やら、家族の色々やら、ちょっと心が曇りの日もありますが…。
草花達のように、天の恵みに一心に喜んで上を見上げていこう。
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刺しゅうの喜び

2018-02-12 | 日記


山形での「野のはなとちいさなとり展」の納品を、今日ようやく済ませてちょっとホッとしています。
まだまだ雪深い、冷たい冬の山形。(想像ですが)
けれど確かに春はやってきつつある。
そんな希望のような思いを、刺しゅうの温かさに感じていただけたらなあと思いつつ、祈るような思いで荷物を送りました。

刺しゅう絵本「野のはなとちいさなとり」。
先日も嬉しいご感想を頂きました。
認知症を患う車椅子のご婦人が、「この本を見ていると癒されるわ」と言って下さったそう。
ご家族のお話でした。

制作中は自分の力不足に悩むこともあったのですが、頂くご感想を伺うたびに
自分の力を超えて作らせて頂いたのだと感謝が湧きます。

仕事なので、辛さを感じる事もあるけれど、刺しゅうはやっぱり楽しいです。
針を持ってものを作る事は私にとっては喜びです。

山形の個展は今週末から。
そして来月は高松です。
休んでいる暇はありませんが、明日も針を持てることに幸せを感じつつ…。






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2月の空

2018-02-05 | 日記



2月。
立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日は続きます。
冬のこの時期、晴れている日は雲が少なく、空の青さが本当に美しい。
一点の曇りもない 清々しさ。

心も曇りなくいきたいものですが、私は日々葛藤しています。
これでいいのか?この道で良いのか?こうあるべきでは?などなど。
葛藤が大きくなると、結構苦しいものです。

けれど昨日、ある人が励ましてくれました。
「葛藤するだけしたら、きっと次のステージが拓けてくるよ。葛藤しなくなって自己義認したらそれで終わりだよ。」
「応援してるよ。」と言って下さったその人の笑顔と言葉が暖かく心に染み込んできて、じわじわとエネルギーが湧いてきました。
ありがたい…。

「野のはなとちいさなとり」展の準備に勤しむ毎日。
昨年一年間は絵本制作で頭はいっぱいでしたが、今年は展示のために、いかにこの世界を広げていくか
やっぱり野の花と小鳥で頭いっぱいです…。

展示を見に来てくださった方々に少しでもこの小さな物語が心に響きますように。
そして空を飛ぶ小鳥や道端の草花に小さな幸せを感じて頂けたら嬉しいなぁと思います。
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