あたーちゃんのブログ

鍼灸あんま師、奮闘中。
たまに(?)のんびり。

千秋針灸院との出会い(真面目に)

2009-05-18 21:36:36 | Weblog
鍼灸学校のときにですが、よく聞かれたことがありまして。

「どうやってそんないいところ(千秋針灸院)をみつけたの?」

という質問です。「いいところ」というのは、
鍼灸の勉強になるところ、気持ちよく働けるところ、
という意味が込められていますが、

「募集のチラシがあったから」の一言に尽きます。

ですが、誰かの参考になったらいいな、ということと、
私自身も忘れないでいたいな、と思いましたので、
ここに書いておこうと思います。
はじまりはじまりー。(ロングですわよ!)


私は学校に入って、働こうと思ったときに心に決めたことがありました。
①師として仰ぐ人がいるところ。
②生きるためにお給料をいただくところ。
どちらかにしようと思いました。

鍼灸の学校に入る前で、この業界のことを全くわかっていない私は、「手に職」系のところは
黒いものでも師が白と云えば白!!だと思っていました。

黒くても白と思わせるくらいの師がみえるところか、そういうことをいわないところか、どちらかにしよう。
私の性格では、中途半端が挫折の近道だと思いました。

もちろん希望は①ですが、募集がなければ仕方ない。
①のようなところが無くても、師と仰ぐ人を見つけて勉強したらいいさ!と思っていました。
はり・灸・あんま、マッサージの世界に、知り合いが1人もいない状況でしたので、あとは運だな。と思っていました。

そのときの自分に合った、成長するために必要な場所がきっと募集をしてくるだろう、と、根拠の無いポジティブシンキングです。


学校でたまたま千秋針灸院の募集の紙を見て、ネットで調べて、中間試験が終わってから面接に行きました。

面接は春日井先生、和美先生、道大君がしてくれました。
道大君は面接の初めからよじ登ってきてくれて、ちょこんと膝の上で座り、一緒に話を聞いてくれ、
面接で緊張しまくっている私の気持ちを和らげてくれました。
(本当に緊張してたんですよ!和美先生!!)
春日井先生と話していて、ここで働きたい!と強く願いました。

ついでに話すと、そのころ春日井先生は前歯が少し欠けていて、
(留学中に食べた米の中に、巨大な石が入っていたんですって)
にこっとしてくれたときにそれが見え、
「絶対いい人だーーーーー!働きたいーーーー!!」
と余計に思いました。

思い込みダヨと和美先生に言われましたが
結果的に、いい思い込みでした。


今年の6月後半で、丸3年(春日井先生の歯も治っています)経ちますが、ここで働けてよかった、と未だに感じます。

春日井先生の言うことならば、黒でも白と言える。と今でも思います。
毎日勉強している姿をみると、私もやらなくては!と手に汗にぎる思いです。
和美先生は、黒は黒だよ。と、公正さと正直さを私に教えてくださいます。
道大くんは存在するだけでうれしいです。
清水先生は年下ですが、私の心の支えです。彼女から学ぶこともたくさんあります。

縁あって、ここで働き、鍼灸に対する姿勢から、病を持つ人と共に戦う心意気まで、毎日が勉強です。
「私」が「今」「ここ」にいなければ、出会うことのなかった方々に(諸先生方も、鍼灸院でお会いする方も)成長させてもらってることが、ありがたいです。

どんな方との出会いも一期一会で、
本当は「何も勉強にならなかった」ということはないんだろうな、と、ここにいると思います。

学校に入る前に働いてきた場所も多々ありますが、
その他の職場を知っているからこそ、今のこの場所が余計にありがたく感じる力をつけてくれました。

このような治療院で働くのは狭き門で、すり抜けた私はラッキーだとは思います。
ですが、願わなかったら、この道は開けてこなかったと思います。


現実と理想は折り合いのつけどころが難しいですが、
自分自身にとって、いい判断だったと思えることが大切だと、自分に甘い私は思います。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿