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BE2 / ベルギー通信2

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パリ~ルーベのコースに悶絶する

2017-04-09 18:23:58 | 2017日々雑記

これがアランベール。パヴェ(石畳)区間には、ひとつひとつにその難易度に合わせて星が付くが、ここは最大難度の5つ星。森を切り裂く2.4kmの直線パヴェは「北の地獄」を体現するには最高の場所だ。

 

今日はパリ~ルーベの日。ベルギーの友人から昨日電話があった、「パリ・ルーベだぜ」と。このコースを実走した経験のある日本人も多くあるまい。またの名を「クラッシックの女王」などという優雅な別名を木っ端みじんにする、ベルギーの石畳を上回る「苦痛」「不快感」と「忍耐力」を実感したことを思い出した。

 


去年の夏に世界一周の途中でベルギーに寄った時に、旧友が手ぐすね引いて待っていた。
そう、私の自転車への情熱を呼び覚ましてくれた友人だ。

 こちら⇒ 私を覚醒させたKogamiyata

その彼の家に滞在して、懐かしのKogamiyataにも再会した。

彼も自転車通だが、いまは乗るのはもっぱらMTB。それもフルサス仕様。

彼の名はFransフランス。パリ~ルーベのコースへ連れて行くぜと前々から言っていた。

 

 

ベルギーの石畳(パヴェ)は2008年までの滞在で相当走り込んだので、その苦痛と不快感は脳味噌の振動に刻まれている。

例えばこれ⇒ Koppenberg/ コッペンベルグに挑戦

ツール・ド・フランダースのコースになっているベルギーのパヴェは、過酷でその殆どは坂ときているから、石畳なんて慣れたもんだぜ、フラットなパリ~ルーベなんて軽いぜ、ふふふ

・・・と高を括っていたらトンデモなかった。

 

ふたたびアランベール。

写真の笑顔は引きつり半分であることを告白しよう。レース中にここで落車して骨折する選手が後を絶たない。

 

ベルギーで経験した「耐える上りのパヴェ」とは違って平地のパヴェは走り辛さが半端ない。延々と続く振動との闘い。それ以上に苦痛なのは、踏んでも踏んでも全く前に進まないこと。

プロの40km/h以上の速度なら不快感も軽減されるのかもしれないが、若輩者の中途半端な速度だとモロに振動が自転車全体に下から突き上げてきて走れたもんじゃない。最初の10分くらいは物珍しさで笑っていられるが、これを延々と続けるのは正気の沙汰じゃない。自転車選手がドMで、観客がドSであるのがよくわかる瞬間だ。

ここはまだ走りやすいほう。

 

 

 

今回は「心優しい友人」が選りすぐりの場所をコースから選んで走らせてくれた。

もう死にそう。

 

地図上の18番がアランベール。ここを筆頭に名物の区間をタップリ味あわせてくれた友人の「思いやり」に感謝する。

走った者だけが分かる、この馬鹿さ加減がサイコーです。

 

クラッシックレースばんざい@BE2


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