物欲 日記

買ってきた モノ への、泣き、小言、妄想、言い訳など。
アニメなどの感想もあります。SINCE 2004年05月16日

32Z1000 その6 さらば ブロックノイズ

2006年09月08日 07時32分34秒 | (デジタル)家電

32Z1000 東芝芝液晶TV 第6回目 さらば ブロックノイズ
 
  以前、ブロックノイズのことを書きましたが、約半年かかってやっと解決したのでご紹介しておきます。特に集合住宅でお悩みの方には参考になるのではないかと。
 
経緯:地デジの日テレ、NHKに時々ブロックノイズが入る。ひどい場合は受信不可。頻度はそれほど高くないが、内容が判らなくなるので大変困る。
 
誤解:当初はTVの不具合と思った。新製品だからデコーダーにバグがあるのか、とか誤解した。それは地デジのスレッショルド付近の特性を知らなかったから。
  地デジでは、アナログのように、電波が弱くなるにつれてだんだんスノーノイズが入ることはありません。ブロックノイズが出始めから何も映らなくなるまで数dBしか幅が無いという感じです。掲示板で「ケーブルを変えれば」というアドバイス(集合住宅のような、屋上にブースターがあるようなシステムでは効果ありません。NFの式を思い出してください。)があるのもうなづけます。
 
理解:このTVには簡易C/N測定機能が付いています。「アンテナレベル」という項目です。この名前で誤解されそうですが、RSSIではありません。恐らく信号強度ではブースターのゲインを上げ過ぎることになって逆にクレームが来るのでしょう。
  話は横道それましたが、この機能を使ってブロックノイズが出る日を中心に、各チャンネルの「アンテナレベル」を記録しました。そうすると、アンテナレベルが日によって変わり、その数値の少しの変化で天国と地獄があることがわかりました。
  「デジタルだから中間は無い」ということは、頭の中では理解していますが、実際に自分の持ち物で、特に今までのアナログTVのような「弱電界ではこうなる」が刷り込まれていると、今回のブロックノイズ騒動でいったい何が起きているのかが、なかなか素直に認められないようです。レベルが日によって変わるのも、これも一般的なことですが、今回の原因の一つとして見ることができませんでした。
 
●対応:ここは集合住宅なので、まずは管理人さんに事情を話しました。するとこの部屋以外にも映りが悪い人がいるとのこと。理事会で取り上げてもらい、かなり時間はかかりましたが、業者を呼んで対策ができました。(詳細は一般的ではないので書きません。)
 
結論
・アナログが普通に映るところでも、地デジが同じように映るとは限らない。
・地デジの「映る映らないブロックノイズ」は紙一重のレベル差。
・テレビの「アンテナレベル(C/Nであること)」を活用しよう。(役に立つ)
  映りが悪い時に、地デジの全てのチャンネルのアンテナレベルを記録しました。これを何回かつけていると、ブロックノイズが出始める数字と、完全に映らなくなる数字が見えてくると思います。また、安定しているチャンネルとか、変動幅の違いも良く判ります。この数値は対策結果を判断する時に非常に重要な役割を持ちます。エクセルで横軸を周波数、縦軸をアンテナレベルにしたグラフを作ると一目瞭然です。
  対策が終了し、きれいに映ったとして、それでスレッショルドに対しどのくらいマージンがあるのか画面からは全くわかりません。ですから前述した記録と比較することに大きな意味があるのです。
  マージンが若干あったとして、天気やそれ以外の原因による変動幅を吸収できる程度なのかどうか。悪かったチャンネルが改善されたのは良いが、別のチャンネルのレベルが下がっていないかとか。
  これらのことは業者がそれなりきの測定器を持ってきてきちんとやるべきでしょうが、もしいい加減な業者であればいい加減な理由で切り捨てられる恐れがありますよ。(これも勝手な想像だが、屋上にブースターがあるような環境で「映りが違うのはTVのメーカーの違い」とか言う業者がいたら、別の業者に切り替えたくなるよね。)
  また話がずれたけど、自分のところの受信状態がどうなったかは自分で調べるにしかずってことです。簡易的にでもC/Nが判る機能が入っていなかったら、私はもっと疑心暗鬼になっていたかも。入っていたのでそれを活用し、結果に納得できました。東芝さん、ナイスです。
 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿