NHKスペシャル「シリーズ沸騰都市」。今回はドバイを取り上げる。世界最大の空港、世界最大の人工島、怒涛のようにオイルマネーが降り注ぎ、それを元手にあらゆる分野で世界一を目指す中東ドバイ。極めつけは、高さ800メートル、160階建て、世界最高の高さを誇る超高層ビル・ブルジュドバイ。2009年中の完成を目指して、今建設が24時間体制で進んでいる。ドバイ政府は、ブルジュドバイをピラミッド以来のアラブ . . . 本文を読む
頭脳明晰、スポーツ万能、すらりとした長身に抜群のファションセンスで非の打ち所なしかと思いきや、天才独自の思考回路でどうも人と噛み合わない。変人じみた天才物理学者で大学准教授の湯川学(福山雅治)、通称・ガリレオ。ある日、ガリレオの勤める帝都大学理工学部物理学科へ、貝塚北署の新人刑事・内海薫(柴咲コウ)がやってくる。薫は尊敬する先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)のアドバイスで、管内で起きたある事件につ . . . 本文を読む
帯広のばんえい競馬場でなけなしの金をすってしまった男・矢崎学(伊勢谷友介)が、調教師の兄・威夫(佐藤浩市)を厩舎に訪ねる。東京で成功を収めていたはずの弟の13年ぶりの帰郷。実は起業した会社が倒産に追い込まれ逃げ出してきたのだった。母に溺愛されながらその母を無視し続けてきた学の身勝手さに腹を立てつつも、威夫は行き場を失った弟に厩務員見習いの仕事を与える。やがて学はお払い箱寸前の輓馬ウンリュウに自 . . . 本文を読む
高級車を乗り回し、拝金主義の敏腕イケメン弁護士・野中弘務(谷原章介)の法律事務所に、元はお嬢様だったが今は極貧の、自称、普通の女子高生・亀井静(堀北真希)がアルバイトを申し出てきた。筋金入りの女子校制服マニアの野中は「ちゃんと高校だけは卒業すること」と「仕事には必ず制服を着て来ること」を条件に彼女を雇う。一見、普通の女子高生に見えた静だが、実は一風変わった女の子で、さまざまな事件に首を突っ込ん . . . 本文を読む
「世界中を笑わせるコメディアンになる」と意気込み、製麺所を営む実家を飛び出し、松井香助はニューヨークへ上京するが、鳴かず飛ばずで借金を背負ったまま挫折してしまう。香川に戻った香助を友人達は暖かく迎えたが父・拓富は冷たく突き放す。母親の墓参りに行く途中、編集者・宮川恭子と出会う。香助は鈴木庄介の紹介で恭子も働いているタウン誌に就職する。タウン情報誌の売り上げを伸ばすため、香助は地元の人間でも知ら . . . 本文を読む
かつての名門大空電機も今や赤字にまみれ、創業者である現会長の大木昇三郎(菅原文太)は癌を患い瀕死の状態。筆頭株主となった鷲津は、赤字部門の切り離しを芝野らに迫る。だが、それは大空電機の下請け工場である由香の実家の工場の閉鎖も意味していた。かつて、自らの貸し渋りで死に追いやった由香の父親のことが忘れられない鷲津は、深い苦悩を抱えたまま株主総会に挑む。あくまで合理性を訴える鷲津に対し、病床の大木か . . . 本文を読む
このブログでも紹介したNHKドラマ「ハゲタカ」が本日から6夜連続で再放送される。再放送でも十分魅力的なドラマである。このブログにアクセスした方には是非お勧めしたい。
第1話については、「経営の流動化」の視点でお話したが、今回は違った視点で感想を書こうと思う。従来の企業ドラマは、時間軸で分類すると理解しやすい。すなわち、新ビジネスや新商品開発の黎明期から成長期にかけての物語、成熟期の安定 . . . 本文を読む
県庁のキャリア公務員である野村聡(織田裕二)はプライドが高く、上昇志向を持つ男。一方、高校を中退した二宮あき(柴咲コウ)は三流スーパー「満天堂」のパート店員。ある日野村が県政のプロジェクトである民間企業との人事交流研修のメンバーとして研修先である「満天堂」を訪れる。そこは客も疎らでやる気の無い店員たちと自分より年下の教育係二宮が居た。それでも出世の為意気込む野村だが、そこでは役人のスキルは全く . . . 本文を読む
生まれ育った長崎で、地味で平凡な生活を送るOL・本田サユリ(中谷美紀)。退屈な毎日を過ごす彼女の楽しみは、長崎の街をポルトガルのリスボンの街に置き換え、出会う男性たちに“自分だけの王子様ランキング”をつけること。そんな彼女の唯一の自慢は、超美男子の弟・耕治(阿部力)だけ。しかし、弟が連れてきた恋人は地味で冴えない、自分にそっくりなメグミ(上野樹里)で、サユリのイライラは募るばかり。
幼 . . . 本文を読む
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。 “求む、ハワイアンダンサー”の貼り紙を見せながらここから抜け出す最初で最後のチャンスだと、 早苗(徳永えり)は紀美子(蒼井優)を誘う。男たちは、数世代前から炭坑夫として、女たちも選炭婦として、働いてきた。だが今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいる。この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だ . . . 本文を読む
派遣社員として特Aランクの評価を受ける大前春子(篠原涼子)が3ヶ月契約で、丸ノ内にある食品会社『S&F』の営業事業部マーケティング課に雇われる。社内の人間関係に追われつつも、与えられたノルマを淡々とこなし、相手構わず言いたいことを言う。契約した事以外は一切しない。休日出勤はしない。残業は一切しない。そんな彼女に周囲は振り回されつつも、徐々に認め始める。
ここでは、「ハケンの品格」を経営現 . . . 本文を読む
1998年。NYの敏腕ファンド・マネージャーとして鳴らした鷲津政彦(大森南朋)が5年振りに帰国する。目的は一つ、日本を買い叩くこと。手始めに、かつて勤めた三葉銀行相手にバルクセールを仕掛ける。バルクセールとは銀行の抱える何百もの不良債権をまとめ買いするビシネス。銀行側の担当者で鷲津の元上司・芝野(柴田恭兵)は、三葉の重鎮役員・飯島(中尾彬)を抱きこみ、ただ同然の価格で債権を買い叩く鷲津のやり方 . . . 本文を読む
時は1960年代後半、大阪万博の成功を呼びかけるポスターなどが数多く貼られている神戸。そんな時代に、万俵鉄平(木村拓哉)は、大いなる希望に満ちていた。鉄平が専務を務める、阪神特殊製鋼は、その名の通り、特殊な性能を持つ鉄を作る会社。しかも、ここの所次々と新しい技術を開発し、さまざまなメーカーからの注文が相次ぐようになっていた。その鉄平の父・万俵大介(北大路欣也)は、関西有数の都市銀行のオーナー頭取 . . . 本文を読む
原作;小川洋子、監督;小泉堯史、主演;寺尾聰、深津絵里の映画を見た。
「オイラーの公式」の不思議さと、人生の不思議さを重ね合わせた、そして、静かで美しい映画だった。小泉監督は『雨あがる』で2001年日本アカデミー賞を受賞しているが、この『博士の愛した数式』も劣らずの秀作である。
さて、『博士の愛した数式』と本ブログ:経営システム雑考の関係は、「オイラーの公式」が共通項となっている。映画の時代背景 . . . 本文を読む
本BLOGでは、経営現象は投資回収の周期運動が基本であるとの視座から、さまざまな経営現象の解析を試みていく。第2回目は「組織の売買」を考えてみよう。
通常の投資回収では、回収は「売上高」に含まれる利益で行われる。「売上高→利益」という構図である。ここではA構図と呼ぼう。売上高は組織にとって非常に重要なパラメータである。すなわち、売上原価は資材・部品の購買であり、買い手としてのパワーの源泉 . . . 本文を読む