**馬耳東風**

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正しく読めますか? 毛沢東、小平、習近平、北京、台北、平壌・・

2016-04-06 | 世事諸々
一昔前、日本語の外国地名表記は概ね漢字でした。倫敦、巴里、羅馬、紐育、桑港、布哇で、大方の日本人にも外国人にも、一読して判らない表記になっていたのです。現在はカナ表記に改められて原語の発音表記なので外国人にも通じる音韻になっています。

しかし、アジアの中国・韓国・北朝鮮の国名、地名、人名は今でも漢字表記が多く、それにを日本語読みで押し通しているので、日本人にしか理解されない変なコトバになっているのです。

表題の人名地名の正しい読みは、毛沢東・マオ・ツアドン、小平・ドン・シャオピン、習近平・シ・ジーピン、主要地名の北京はベイジン、大連はダーリャン、台北はタイペイ、平壌はピョンヤン、と発音すると英語読みと符合して国際共通語になります、海外旅行の際空港などで役立ちます。上海や香港はすでに誰が読んでも外国人に通じます。北京や大連は今のままでは通じません。中国の首都を誰もがペキンと発音する誤りは一日も早く正す必要がありそうです。、

冒頭に並べた都市名の最後の漢字はハワイですが、そのほかはまだ読める人も多いでしょう、が念のために附記すると、ロンドン、パリ、ローマ、ニューヨーク、サンフランシスコで、英語発音とカナ表示に大きな違いはありません。そのままの発音で通用します。

外国の都市名に限らず、外来語のカタカナ表記は今では汎く用いられています。過剰なほどで、適当な漢字表現があるにも拘わらず、同じ意味の外来語をカタカナ表記にするのを好む傾向があるのです。服飾関係をアパレルと言い、レストラン、コーヒーショップは言うに及ばず、自動車、運動用具関連の商品・用語などすべて英語に置き換えて日常語にしているのが現在の風潮です。

アパレル関係を服飾関係と書くと別物の感があるという人もいます。服飾というのは和装を含むと言われてみればその通りかもしれません。アパレルという現業のニュアンスに若干の相違があると唱える人もいるのです。仮名表記はことほど左様に時代を包括して新しい意味を作り出しているともいえるのです。

今すぐにでも実現可能なのは、中国・韓国・北朝鮮の人名地名をカタカナ表記にすることで、漢字名は逆に〈かっこ)とじで添える程度がよく、今後の標準表記法にしてほしいものです。

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