不器用母娘の甲状腺記

甲状腺癌というのは、早期発見できれば、予後がよく知られているようですが、情報が少ない癌なので、情報源になれればと。

甲状腺癌発見まで

2009-04-03 05:14:48 | 日記
母は15~6年前から、
元々高血圧持ちだったので、
近所の町医者で降圧剤を処方してもらっていました。
4年前に、一度、尿管結石、腎盂腎炎で、
入院したこともありました。

父が亡くなってかたらというのは、
特に私をきちんと育てなければいけないという意識が合ったようで、
自分の身体を精神力だけで、乗り切っていたようなところがありました。

2008年4月頃でしょうか。
母が左首に異物(しこり)のようなものを感じると言い始めました。
母の場合は,痛みも飲み込みも食欲も異常がなかったし、
町医者の定期健診でも、貧血とは言われたようですが
エコーで喉のはれを確認する限りは異常はないと。

甲状腺とは、
喉仏(甲状軟骨)と胸骨との間で、気管を取り巻くようにある臓器を甲状腺といいます。甲状腺にできた癌を甲状腺癌といいます。甲状腺癌はその組織型で4つに分類されています。乳頭癌が最も多く、約85%を占めます。
  甲状腺癌は、比較的進行が遅く予後も良好と一般に知られていますが、それは大半を占める乳頭癌をさします。未分化癌や低分化癌は、極めて進行が速くまた治療に抵抗するため、場合によっては発見された時点で3ヶ月の命ということもあります。
(http://www.onh.go.jp/seisaku/cancer/kakusyu/koujyosen.html)から引用させていただきました。

7~8月頃から、
母はずっと清掃の仕事を続けていたのですが、
37℃~38℃の熱を頻繁によく出すようになりました。
仕事を休まざるを得ない日も多くなり、
相変わらず、町医者で、
「とにかく熱を下げてしまってほしい」と言い張り、
座薬を出してもらって朝一時的に仕事をして、
また夕方熱が上がる・・・
猛暑に負けて、水分が足りない夏で、余計に熱が上がるのかと、
点滴をしたり通ったりしていましたが、一向に改善されず・・・
その町医者では、MRIができないということで、
少し大きめの検診センターでMRIを取ることになりました。
(1週間後に甲状腺癌ということが、
町医者にはわかっていたはずなのですが、
私にも母にも直接の告知はありませんでした。
現に町医者の看護師さんが、
ほかの病院に・・・といってくださったようなので)

それと平行して、その町医者はあまり信用できなくなり、
もう少し大きなA病院へと、
あまりに熱が下がらないので、
かかったこともありました。
そこで、外科の先生に、
首の腫れものの組織(細胞針だったと思います)をとって調べましょう。となり、
それから1週間後、
町医者からもMRIの結果も、そこで借りてもっていたことで、
はっきりと「甲状腺癌」という病名が分かったのです。
そして、即入院。
まずは、母のいない場所で、
私にはっきりと、余命つきの診断が下されました。