不器用母娘の甲状腺記

甲状腺癌というのは、早期発見できれば、予後がよく知られているようですが、情報が少ない癌なので、情報源になれればと。

本人に告知するということ②

2009-05-04 23:24:17 | 日記
入院して10日程たった頃でしょうか。
医師から、
「告知するのは、結局は家族の決意なんですよ。」と言われ、
輸血したことで、少し状態も落ち着いたのと、
毎日様々な検査をすることで、
母自身も何の病気なんだろう?と、
悩んでしまうにも限界があると思ったのと、
とりあえずの金銭的な確保ができたので、
告知してもらうことを決めました。

「明子さん、検査の結果、
首から悪性の腫瘍が見つかりました。」
検査データを元に、
医師が淡々と説明していきます。
母は「そうですか。」と意外と淡々としていました。
次に「何も(治療)しなかったらどれくらいですか?」
医師は「1年です。もう少し、出来る限りの検査を進めていきます。」
割とあっさり面談は終了しました。

私は病院では心配性の娘でもう有名になってたので、
看護師さんにもフォローをお願いしてきました。

母には「ばかなことは考えないでよ(笑)」とだけ告げて、
その日は帰りました。
『告知』
肩の荷が少し下りた、不思議な気分でした。