武道空手について

武道空手について様々

武道の年末年始

2020-12-30 00:56:32 | 日記
現在、道場は年末年始のお休み中です。

12月24日に稽古納めをして、そこから次の年の鏡開きで稽古再開となります。



鏡開きとは武家から始まったならわしです。

正月の間、年神様がよりしろとされている鏡餅。

その鏡餅を刃物で切るのは切腹を連想させるのでよくない...じゃあ割るというのも縁起の良いものではない...

そこで開くという表現になったそうですが...開いた鏡餅をいただいて、年神様の力をいただくのが鏡開きです。


その鏡開きから稽古始めとするのが武道のしきたりです。


豊空会では、ちょっと長めのお休みのときには、

稽古がある日々が日常となっている普段から少し離れ、稽古があるのが当たり前というところから離れ、

改めて、稽古があることの良さ、有り難さなどを感じていただけたらという想いがあります。


...どんなことも当たり前ではありません...。

有り難いもの...そういう感謝の気持ちは、忘れてはいけませんね...。


スポーツでもなく、格闘技でもない

2020-12-19 03:14:08 | 日記
スポーツ競技、格闘競技...

みんなが勝とうと努力している中で、勝つことは大変なことです。

それぞれがしのぎを削る中で勝つのは大変です。

甘いものではありません。


そういう中で勝とうとして努力をして得られることもあります。

が、武道空手は広大...



先述させていただいたように、みんなが勝とうとしている中で勝つのは大変なこと。

中途半端にやっていても勝てない。その競技に勝つための練習に特化しないと勝てない。

競技に必要な部分以外は排除しないと勝てない...。

勝つためには、余計なことをやっている時間はありません。



しかし広大な武道空手の中で、競技はほんの一部にしか過ぎません。

競技以外の部分に武道空手の素晴らしいところがたくさん詰まっています。

空手が役に立っています!

2020-12-10 23:36:12 | 日記
入門して1か月ほどの、小学生低学年の女の子とそのお母さん...

母娘で稽古を頑張っています。

ある日の稽古を終えて、帰り際...お母さんが、

「この子、空手を始めて、すごく変わったんです。集中力とか...。じっと止まっていられなかったのが止まれるようになったり...

本当にありがとうございます。 この子、空手をすごく好きみたいで...」

と、嬉しいお言葉をいただきました。



まさに! 武道空手の稽古は、正しい姿勢で止まる...がとても重要です。

稽古中、黙想の時間があります。黙想は、正しい姿勢で目を瞑って自分に意識を向けます。



現代は、情報、情報、情報...情報の山です...

ピコーン...あ、メールだ!

ピローン...あ、SNSで誰かが書き込みをした!

ポローン.........

その他、様々...そういう情報の山が、自分の意識を散漫にさせます。


道場は、そういう情報からは遮断された状態となります。

そして、自分の身体を意識する、自分に意識を向ける...という時間が大半を占めています。

対人の稽古でも相手の情報よりも、まず自分に意識を向け自分をコントロールするということが重要です。

普段、外にばかり向いている意識を、自分向きに引き寄せます。

武道空手の稽古の効果効能は様々ですが...バランスが大切です。

アーティスティック

2020-12-02 00:25:04 | 日記
護身の技術...

もし、場所が新幹線の中のような狭い場所だったら...?

もし、相手が刃物を持っていたら...?

もし、相手が多人数だったら...?


そんなことばかり、いつも考えている必要はないですが...

アーティスティックに...


自分の身体に技という絵を描いていく...



研ぎ澄まされた身心が創る動きは...まさにアート。

型などを観て...美しい...と...。

理に適ったものは美しく、美しいものは理に適っている...。



自分の身体はキャンバス...

さらには、その身体が空間というキャンバスでどんな絵を表現するのか...



武道空手家は、動きをアートの域に高めます!

ムーブ・アーティスト...です。