武道空手について

武道空手について様々

極意

2020-08-27 00:55:40 | 日記
”極意” という言葉は、あちこちで耳にします。

料理の極意...などなど...

簡単に使われすぎて、”コツ” みたいに感じている方も多いかと...


本来、極意とは、武道から派生した言葉です。

そして、極意とは、意識を極める...

どんな意識を?


それは、良い動きをするために、威力を出すために、省エネにするために...様々な技術があり、
その技術は、意識操作で行います。

膨大緻密な技術であるほどに、意識することも当然、膨大緻密に...



その意識を極限まで高めていく...極まった意識の状態...極意とはその状態のことを言います。

もちろん、究極、上限は、ないですが...


そういう稽古は脳をフル活用します。

身体も脳も極限まで機能を高めていく...それが極意、それが武道空手です。

省エネ! 最小の入力で最大の効果を!

2020-08-20 01:24:56 | 日記
省エネ...

エネルギー消費を抑えて動ける身体...

武道の真髄...最小の入力で、最大の効果を発揮する...。

そういった技術、そういう身体にしていくのが武道空手で目指すところです。



武道は時間制限などはありません。闘っていて、すぐに疲れて動けなくなっては...

目指すところは、究極の省エネBody!


車に例えると...性能が良い...加速も、最高速も、機動性能も、乗り心地も...

そして、燃費が良い...

欲張りな話かもしれませんが、武道空手が目指す身体、技術は、そういう方向です。



攻撃についてももちろんです。少ない消費で大きな威力...そしてそれを有効な部分に正確に当てる技術...

とにかく、全てにおいて省エネ...

最小の入力で最大の効果を発揮する!!


スゴイ排気量の大出力エンジンを積んで(当然燃費は激ワル)ぶつかっても大丈夫!頑丈な装甲ボディーにして...

というのも、もちろんスゴイと思います。が、武道空手が目指すところは正反対...



繊細緻密な技術によって成し得る省エネ...

そして、それが出来るようになった”自分”は...性能が良くなっている...すなわち、”進化”...です。

年齢を重ねることは、老化ではなく進化!

2020-08-12 23:16:48 | 日記
体力(からだぢから)...子供から大人に成長して、体力のピークの時期を迎え...

それを過ぎると、身体はどんどん衰えていきます。老化していきます。

それは自然の摂理です。

その体力の衰えを、技力(わざぢから)で補って余りあるものにしていく...それが武道空手です。

武道空手は、そういった技術の粋です。



武道空手は...もともとは武術、命がかかっているところから派生したものです。

そういう場所には、人間、ものすごい智慧を集結させます。その結果、ものすごい技術となります。


その高レベルな技術は、身につけることによって、衰えていく体力を補って余りあるものにしていく可能性を秘めています。

その技術は当然ですが、一朝一夕で身につくものではありません。

稽古を重ねて重ねて重ねて...身につけていくもの...

積み重ねないとできない身体と心の動き...高めて、進化していく。

そして往き着く境地...。 その高い境地を目指します。



”達人”...武道から派生した言葉です。

達”空手家”とかではなく、達”人”。

空手家として達しているのではなく、人として達している...人間自体を高らしめるもの...

武道空手は、そういうジャンルです。

闘い

2020-08-05 23:27:53 | 日記
武道空手の具体は...”闘い”です。

闘いの中に身を置く意味は...?



闘いは野蛮な行為にもなりやすい...武道空手は、”好戦的”とは反対に存在します。

身心ともに良い動きを身につけていくのが目的ならば、闘いという具体は無くてもよいのでは...?


...考察しますと、やはり、闘いという具体は必要という答えに行き着きます。


闘いは、怖い、痛い、苦しい、...”恐怖”という感情は動きを阻害します。それは本能的なものでもあります。

動きにくい、もしくは、余計な反応が出やすい中で、いかに身心を制御し、自分のコントロール下に置くか。



闘いは、相手が攻撃をしてくる、相手がやりにくくしてくる...やりにくいという意味で究極の場所と言えます。

そんな中で自分をコントロールし、技を相手に効かせる、通用させる。

自分勝手ではなく、相反する相手に効かす、通用させなければいけません。


さらには、そのやりにくい場所、恐怖の場所では、”自分”が出やすい。

自分が制御不能になる瞬間、癖が出る瞬間...闘いという究極の場所では、現在の自分が丸裸になってしまう場所と言えます。



そして...それらを克服していく...。

それが、武道空手です。