武道空手について

武道空手について様々

攻防はしない

2021-01-20 22:33:26 | 日記
空手の闘いは、攻撃を受けて、攻撃を返して...

当たったり、避けられたり、当てられたり、避けたり...


攻撃を防いで攻撃をして防がれて...

攻防する、攻防を繰り返す...


というイメージがあるようですが...


武道空手の闘いは...攻撃を受けたら、カモる。

避けるならば、相手にとって一番嫌で、自分にとって一番良いポジションに入って...

どちらにせよ、攻防するのではなく、一瞬で終わらせる。

武道空手の具体的闘いにおいて、最初から攻防する気はさらさらないと言えます。

とにかく、1手目で終わらせる、一瞬で終わらせる。


さらに尖った局面、具体的話になりますが、一対一などではない局面だったりして、そんな中で一人と攻防している間に、
他の人間にやられてしまったり...あらゆる局面で対応できなければいけません。


太極図というものがあります。

攻撃の終わりが防御の始まりで、防御の終わりが攻撃の始まりに...攻撃と防御を太極図に当てはめるとそうなります。



豊空会のマークは...太極図の真ん中にマルがありますが...

それは、ここでの攻撃と防御という話に当てはめれば、

攻撃でも防御でもない。 攻撃であり防御でもある。

真ん中のマルは、攻防一体ということになります。




...そこで田部井師範の組手(闘いの稽古)は...相手の攻撃を避けるのと同時に攻撃が入っている...

そういう状況がよくあります。





武道の特徴は、そういうことが、違うことに応用がきくところでもあります。


ビジネスの商談だったり、様々な駆け引きなどで、攻防一体の感覚、良い動き、パフォーマンスを発揮している自分がいたというお話を、

道場生から伺ったことがあります。


どちらでもない、どちらでもある、真ん中...それが大事です。


空手道豊空会公式サイト https://houkukai.wixsite.com/main