[対世間の災い]
〔12.雲雷雹雨難〕
〈黒雲〉より雷鳴が轟き、稲光が走っても
〈大きな雹(ひょう)〉が降り落ち、〈大雨〉が叩きつけるように降っても
人が〈観世音菩薩〉の名を呼び、その“不可思議な大いなる力”を念ずるならば、
すぐに〈黒雲〉は消え失せてしまうでしょう
(このように“世間の苦しみの声”に常に耳を傾け、“救いの手”を差し伸べるゆえに、この菩薩を「観世音“世間の音を観察する者”」と呼ぶの . . . 本文を読む
〔10.悪獣囲繞難〕
もしくは〈鋭い牙や恐るべき爪を持つ獰猛な獣たち〉に周りを取り囲まれても
その人が〈観世音菩薩〉の名を呼び、その“不可思議な大いなる力”を念ずるならば、
それらはいずこともなく走り去ってゆくでしょう
(このように“世間の苦しみの声”を聞きつけて“救いの手”を差し伸べるゆえに、この菩薩を「観世音“世間の音を観察する者”」と呼ぶのです)
〔11. 蚖蛇蝮蠍難〕
〈と . . . 本文を読む
[対魔の災い]
〔8.呪詛毒薬難〕
〈呪詛(のろい)や様々な毒薬〉でもって
危害を加えられそうになっても
その人が〈観世音菩薩〉の名を呼び、その“不可思議な大いなる力”を念ずるならば、
〈様々な毒〉は“それを用いた本人の元”へと還ってゆくでしょう
(このように“世間の苦しみの声”を聞きつけて“救いの手”を差し伸べるゆえに、この菩薩を「観世音“世間の音を観察する者”」と呼ぶのです)
〔9.羅刹難〕 . . . 本文を読む
[対人の災い]
〔5.怨賊難〕
あるいは〈刀を握り締めて危害を加えようとしている怨敵〉にぐるりと取り囲まれても
その人が〈観世音菩薩〉の名を呼び、その“不可思議な大いなる力”を念ずるならば、
すぐに〈取り囲んだ人々の心〉に〈慈悲心〉が湧き起こるでしょう
(このように“世間の苦しみの声”に常に耳を傾け、“救いの手”を差し伸べるゆえに、この菩薩を「観世音“世間の音を観察する者”」と呼ぶのです)
〔6 . . . 本文を読む
〔3.推堕須弥山難〕
あるいは〈“世界で最も高い山”須弥山(=高い地位)〉の頂きにいる人が
“悪意(=ねたみ)ある人”によってそこから突き落とされたとしても
その人が〈観世音菩薩〉の名を呼び、その“不可思議な大いなる力”を念ずるならば、
彼は落ちることなく空中に留まり、〈日輪(太陽)〉のように輝くでしょう
(このように“世間の苦しみの声”に常に耳を傾け、“救いの手”を差し伸べるゆえに、この菩薩を「 . . . 本文を読む