先週の結果分析サマリー（1108)（１）

＜東京のまとめ＞

注目馬＝タングルジャングル、ナカヤマナイト、ロラパルーザ
勝ち馬で次走上位候補＝ディープサウンド、エーシンリターンズ

「新人の平野騎手が日曜に２勝」

今年デビュー、過去４勝の平野騎手が日曜東京で２勝、前日の福島でも１勝２着２回で一気に通算７勝、二桁勝利まで可能な所まで数字を伸ばしてきた。
日曜１Ｒは前走逃げたトキノエクセレントに折り合いをつけて差し切り勝ち、６Ｒのオヤシオは狭い所を割って出て、ウチパク騎乗のエイシンジェイワンとの競り合いを制した。それぞれ印象に残る騎乗だった。
若手騎手は乗り馬の多い裏開催で腕を磨いてくる事が多いのだが、リーディングＪＫの集まる中央場所での勝利はまた掛け替えのない財産となる。
この東京での２勝の持つ意味は大きいと思う。

＜京都のまとめ＞

注目馬＝アドマイヤカーリン
勝ち馬で次走上位候補＝コティリオン、トランセンド

「人気で強い点も父譲り」

先週の京都のディープインパクト産駆はインパクトの強い勝ちっぷり。Ａランクで取り上げた土曜６Ｒのコティリオン、そして日曜６Ｒスローペースを差しきったトーセンラー、共にデビュー前から評判でその期待に応えた。
この二頭含め、先週までにディープインパクト産駆は23頭が勝ち上がっている。勝率26.1％、連対率45.5％と高い。
更に強調したいのは、勝ち馬23頭のうち、１人気に支持された馬が19頭いる。ディープインパクト産駆の１人気に限定すると、勝率46.3％、連対率68％と更に高くなる。
ダート出走が４頭だけとはいえ、勝った3頭全て芝というのもディープインパクト産駆らしい。

＜福島のまとめ＞

注目馬＝サマーコード
勝ち馬で次走上位候補＝マツリダガッツ

「ダートの大差勝ち。狙いは慎重に」
タイムランクＢで後続を離して勝ったヴェラブランカは注目馬とはしていない。実は前走ダートで圧勝してきた馬が先週出走していた。阪神のスーパー未勝利をぶっちぎって勝ったジャポニズム、ティアモブリーオが揃って出走し、メンバーランクが低いこともあって、圧倒的な人気となっていた。この二頭は秋の阪神の時も注目馬にする事を考慮したが、共に見送った。特にジャポニズムについてはまだ気性的に当てにならないと注釈していた。二頭共に、旨い所を使ってきた印象があったが、ティアモブリーオは楽勝だったが、ジャポニズムは惨敗している。また、そのティアモブリーオについても、中央場所で、自分の形に持ち込めない場合は判らない部分もあるし、スピードで押し切ってきた馬は、周りが速いと馬脚を現してくるので注意が必要。

先週の結果分析サマリー1108（２）は明後日１１／１１夜、掲載します。