建築設計事務所の考える、楽しい幸せ家づくり!

一人の建築士が考える、幸せになる家づくりとは。

自分はなんでこの仕事をしているんだっけ?

2009-05-29 10:38:40 | その他
今日は、ここ数日のグズグズした天気が嘘のように、
日差しにパンチが効いてて、新緑と高い山の雪が光って綺麗です。


話は180度変わって、
今、こんな世の中で、昨日も自営業の社長さんたちとの会合で
話したのですが、悪い話しか出てこない。


どうしたらいいんだろう?


世間では、『早く・安く・大量生産で』
(品質はどうかわかりませんが)
が大きな時代の流れのようにイッケン見えます。

でも僕がなんでこの仕事をしているんだっけ?
って考えてみると、


パン屋さんで言うと、こんな感じかな。

「 自家製の天然酵母のパンの美味しさを多くの人に知ってもらいたい 」

そうすると、
極端に早くはできない。
極端に安くは出来ない。
大量生産は出来ない。


もし、違った作り方をすると
パンは、自然な風味としっかりした旨みのある、
とってもおいしいパンにならない。




家造りも同じように思うのです。
設計者がどんなに頑張っても、

きちんとやろうと思うと、
設計に半年ぐらいかかるし、
施工にも半年ぐらいかかる、
だから、当然、大量生産なんて出来ない、
きちんと設計料もいただかないと出来ない。

(でも、ハウスメーカーみたいに広告宣伝費を莫大に使った家よりは、安く出来ますよ!ほんと!
設計料は一般の方からすると高いと感じるかも知れませんが、それに見合う仕事はさせてもらいます。)




こんな世の中でも繁盛しているパン屋さんは

「 予約しないと手に入らない自家製天然酵母のパン 」

「 じっくりと発酵させるので仕込みに時間がかかります、
急なご予約や、大量のご注文にはお応えできません。 」
そうやってお店の方向性のブレをなくすことが、

他のお店にない魅力を生む何よりの原動力なんだろう。




僕は設計者だから、
『いい家をつくって、気持ちよく暮してもらいたい。』
そこだけは、ブレないで行きたい。

長かったですね、すいません、
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。





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