建築設計事務所の考える、楽しい幸せ家づくり!

一人の建築士が考える、幸せになる家づくりとは。

ガルバリウム

2007-05-26 19:22:23 | 建築
先日、完成したある住宅の離れの写真です。

外壁にガルバリウム鋼板を使いました。
細かいリブが有り、シャープな印象が出せて、
よく使う材料です。

ガルバリウムはアルミと亜鉛の合金メッキで、
さびにくい特徴があります。

外壁は、なかなか、これはいいと言うものが無くて困っていますが、
見た目が嫌いでなければ、お勧めの材料です。

丸太組み

2007-05-17 20:01:33 | 建築
前回の赤松丸太を実際に組んだところです。

昔の家は、スジカイは無く、
梁を組み合わせて、ねじれを起こさないようにしていました。

この住宅は、伝統的な工法と現代の工法をミックスして、
施工しています。


昔の家は、言わば柳のように、しなやかな柔構造、
現代の家は、強度重視の剛構造です。

昔の家は地震が来ても倒れることは無く、傾くだけ。
現代の家は、ある強さ、それ以上の地震が来たときは、倒れます。


その両方の欠点を知り、長所を生かした家づくりをしている例です。



赤松丸太

2007-05-08 20:28:40 | 建築
組む前の赤松の丸太梁です。

赤松はとってもデリケートな木です。
この写真のように白くて綺麗な状態で使うのは
とても難しいです。

というのは、赤松はすぐカビがふいてしまうのです。
なので、冬の寒い時、木が水を吸わなくなった時に山で切ります。
そうしても、乾燥の途中で、カビが出やすい木なのです。


そんな訳で、赤松を使って家を造ろうと思ったら、
材木の手配からとても大切になります。
計画的に行いますので、時間はかかります。

今の家づくりとは、逆行しているかも知れませんが、
設計事務所の家づくりとは、
いろいろな、コアなニーズに対応したものです。

こだわりを持って家を造ってください。
楽しいですよ!


一生に一度の仕事

2007-05-01 19:09:39 | その他
なんと、ぎょうぎょうしいタイトルかと思いますよね!

でも、そう言いたいくらいのことです。

現在、着工中の現場の写真ですが、

ごらんのように、この住宅は、

渡りあご工法で建てています。

100年前は当たり前でしたが、

現在では、まず見られなくなりました。

本物の木造建築の見本を造っていると、自負しています。

クライアントに感謝しています。


こんな仕事させていただき、
どうも、ありがとうございます。