建築設計事務所の考える、楽しい幸せ家づくり!

一人の建築士が考える、幸せになる家づくりとは。

シックハウスに思うこと

2008-02-12 21:05:47 | 建築
平成15年にシックハウス法が
建築基準法に追加されました。

写真の換気扇もその為の設備です。
(今週末見学会現場です)

法律はすべてそういう性格のものですが、
建築基準法も、建物をつくるときの
最低限のことを定めています。


人が社会生活するための最低限のルール
それが法律だと僕は解釈しています。

しかし、近年、基準法の改正を見ていると、
これが本当に、必要な法律なのか疑問に思うものがあります。

シックハウス法もその一つです。

建物を、健康に配慮してつくることを推奨する前に、
建物は科学薬品浸けであることが前提であると考え、
それなら、家に換気扇を付けることを義務付けましょう。

本末転倒もはなはだしい、
順番が逆です。

結局、お施主様が、その費用を負担しているのです。
それが住み良い社会でしょうか?

政府と大手電気メーカーの談合じゃないかと
変な勘ぐりをしてしまいます。

設計者の自分は基準法なんてあてにしていません。
守らないということでなく。

基準法に書いてなくても、必要と思われることはやるし、
最低限の基準を満たしていれば建物はいいんだなんて、
考え方は間違っています。

より良い住宅づくりに設計者は日々考えています。

国から、あれ付けろ、これ付けろなんていわれても、
必要なものならいいけど、そうでないものは、
国民イジメになるだけです。


暑苦しい文章でした。
すみません。