HOWLING DOG

日記など

風立ちぬ

2013-07-26 11:24:05 | 映画
宮崎駿の反日コメントが大きくとりあげられたことや、Yahooのユーザーレビュー評価が真っ二つに意見がわれているあことなど、気になっていたが、敬遠気味だったこの「風立ちぬ」
ネット予約であっさりチケットが入手できたので、駿コメントは置いても、ユーザーレビューに書かれていたことを確かめるような、そんなノリで見に行った。
見始めてしばらくして、これは子供が見ても退屈な映画だと悟るが、目の前の大人も寝落ちしていた。(笑)
この感じ、昭和の古き良き映画の名作を彷彿させる、あ、小津安二郎か。
流石に小津安二郎ほどの長回しではないけど、淡々と話は進み、堀越氏の現実生活に時折彼の夢の話が入り込んでいく。
レビューの中で夢と現実がよくわからなくなったというコメントがあったが、全くその辺りは混同することも違和感を感じることもなかった。
またゼロ戦を作り上げる話なのか、恋愛話なのかわからず、中途半端⁈という意見もあった。

これは堀越氏の生き様の一部を描いたものであり、あくまでゼロ戦や恋愛をメインテーマにした話ではないとわかったから、そこにも疑問はなかった。

遠からぬ自分の死を悟った菜穂子は残された時間を、自分が一番美しいとき、二郎と過ごしたかったのだ。

結核患者である菜穂子の隣でタバコを吸うなんて二郎は酷い人間だというコメントもあったらしいが、全くの的外れである。なんでそう思うのかな…

この映画はたしかにラピュタやもののけみたいなエンターテイメント娯楽映画ではない。
椅子に座っていれば、頭を空にしてみて面白いという映画じゃないのは明らか。ただ、決して敷居は高くない!
高尚でもなんでもない。
ただちょっと行間を読むことが必要なだけだ。
それも大した伏線も何もないストレートな話なので、…単純です。ハイ
庵野監督の声が不評だったが、自分はこの作品にはピッタリだと思った。
演技過剰な声優がやるより朴訥な素人庵野監督を起用したことで、セリフが自分の独り言のように耳に入り込んでくる。この朴訥な感じ、いいじゃないか!これでいいんだよ!

生きねば。

限られた時間を精一杯生きる。

ユーミンではなく、荒井由美だよ。
飛行機雲。
これもよかったが、今回久石譲のテーマソングはちょっと作品に合わないなと…西部劇にカントリーウエスタンみたいな発想の安っぽさを感じたのだった。
ま、いい映画でしたね。


プーケット、バンコクに行きました。

2013-07-26 10:55:37 | 旅行


まずバンコク経由でプーケットに入った。
ホテルはJWマリオット。
いかにもリゾートホテルという感じで、綺麗(^_^)
初日の晩は機内食も食べていて、お腹がみたされていたため、軽くチャーシューメン。
味はまあまあ。
翌日は007黄金銃を持つ男のロケで使われた島巡り。ジェームズボンドの島と言われていたけれど、これはクリストファーリーが演じるスカラマンガの島である!(笑)
現地のオプションでカヌーによる島巡りをやったのだが、カヌーとはとても言えないようなゴムボートだった!
バランスを崩したらあっという間に転覆しそうなので、体育座りでじっとこらえるのが辛かった。
漕いでいる人は、なかなかのテクニックで、水中にある樹々にゴムボートをぶつけることなくスイスイと進んでいく。
途中バケツをびっくり返したようなスコールに遭遇した。
ボートの島巡りが終わったあと、JTBのガイドさんが、彼のはじめてのお客さんがウチらだったことを伝えられて、目を見合わせた。
よく日はタイ式エステに行く。
現地人の英語が訛っていて、何を言っているのかわからないのが、ちょっとストレス。しかし二時間半タップリやってもらって疲れが吹っ飛んだ。
至福ですな!
そのあと午後は海で本を読んでのんびしてから、ショッピングセンター散策。夜はカブキという日本料理屋で寿司。これは美味しかったな。

さてタイ4日目。午後からバンコクへ移動し、アユタヤ観光とエレファントライディング。つまり像乗り。
像が暴れないかヒヤヒヤしたが、そこはなんとか無事にすんだ。
ただ像使いがブレスレットを400バーツで買えと執拗に迫ってくる。それをなんとか断ると今度はチップを100バーツくれ!と…あげるとさらに100よこせという。これはタカリだ。
あとでJTBガイドに話したらチップを取り返してくれた!なんていい人!
あっという間に終わってしまったタイ旅行だけど、毎日海辺でビールのみながらボーッとするのは最高だと再認識した。あたりまえか