9月8日(月)全米オープンテニスの決勝戦
大勢の観客の中、コート上に選手が登場した
そこに日本人の名前がアナウンスされ、
歓声が沸き起こる
つい数年前なら
誰も想像すらしなかったシーンである
彼をメモったのは2年前
そこで現役の間になんとか
「グランドスラムの一角にでも」と記した
可能性を感じたからだけど
まさかこんなに早く実現されるとは
ただただ 驚嘆 の一語に尽きる
記録的なことを挙げれば
世界ランク4位のスタニスラス・ワウリンカ(スイス)
を破ってベスト4に進出したのは
1918年の熊谷一弥以来、96年ぶりの快挙
そして世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)
を破って決勝に進出したのは
アジア人で史上初の快挙
一つ進むたびに記録が作られていった
決勝の相手は同世代のマリン・チリッチ(クロアチア)
結果は3タテで敗れて準優勝
それまでの戦いを華麗なプレーで魅せ、
期待が高まっていただけに残念だった
今大会を振り返ると
ランク上位陣が若い力に屈した
いわば世代交代の波を感じさせた
これで錦織の世界ランクは8位となる
果たしてこの成績がピークなのか
今後、中核を担っていく存在となるか
スポーツの世界はわからない
特にプロスポーツの世界はシビアで
俗的な話題を出せば
今大会の優勝賞金は約3億1500万円
準優勝は1億5200万円だそう
メディアに踊らされずに
結果を見るか内容を見るかは個々の自由
とりあえず自分のなかでは
新たな歴史の1ページをめくり、
前人未到の境地を開いた破天荒な漢として
日本人にメジャーリーグの道筋を示した
野茂英雄に次いで、
二人目の偉業を成す存在になりつつある
やはり個人競技では、覇者をめざしてもらいたい。
※ 文章を一部加筆、修正しました(9月13日現在)
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