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【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

探検家・冒険家 シリース 10

2013-03-26 14:35:12 | 冒険記譜・挑戦者達

現代の探検家 = ジェーン・グドール 霊長類研究者(名誉会員) =

 ~森の旅人として国連平和大使を務める~

 

 チンパンジーの行動研究の草分け的存在として知られ、多くの本や文献を執筆している。

 1960年の夏、まだ若いイギリス人だったグドールは、アフリカ東部、タンザニアのタンガニーカ湖のほとりに到着した。   当時は、女性がアフリカの野生森林を探検することなど前例がなかった。

 しかし、少女時代から「ターザン」や「ドリトル先生」に親しみ、彼らのように動物と共に生活をして、それについての本を書きたいと願っていたグドールはその夢を実現させたのだった。

 ロンドン生まれ、ボーンマスで育つ。 父はビジネスマン、母は小説家。幼い頃より動物が好きで、アフリカへ行くことを夢見る少女であった。

 

 アップランズ・プライベートスクール卒業後、オックスフォード大学で秘書業務に就く。 また、アフリカへ向う資金作りのため、ドキュメンタリー制作会社にも勤務している。 

 両親の友人でケニヤで農場を経営する友人宅を訪問したときに人類学の世界的権威であるルイス・リーキー博士と出会い、リーキーの下で働けるよう志願する。

 リーキーは霊長類学研究、特にチンパンジーの研究に興味を抱いており、グドールを秘書として採用した。

 リーキーの薦めでタンザニアのゴンベのジャングルでチンパンジーの研究を始める。

 リーキーとグドールは世界で初めて、チンパンジーが草の茎を使いアリを捕る行動を報告し、人類固有とされてきた道具を使う能力がチンパンジーにも存在することを証明した。

 また、草食動物であると考えられていたチンパンジーが雑食であること、チンパンジーの性格に個体差があることを証明し、目覚しい研究成果を上げた。

 しかし、正規の大学教育を受けていないグドールに対し、他の研究者からは冷ややかな目線が向けられた。 

 

 リーキーは特別基金を設立し、1962年にグドールをケンブリッジ大学ダーウィン・カレッジへ進学させた。 

 1966年にケンブリッジ大学でPh.D.を取得(専攻は動物行動学、指導教授はロバート・ハインド)。 創立700年を超えるケンブリッジ大学の歴史で8人目となるバカロレア資格を持たないPh.D.取得者となる。

 スタンフォード大学客員教授(1971年 - 1975年)、ダルエスサラーム大学名誉客員教授(1973年 - )、タフツ大学招聘教授(1987年 - 1988年)、クリーブランド自然史博物館アソシエイト(1990年)、南カリフォルニア大学特別招聘教授(1990年)、コーネル大学アンドルー・A・ホワイト講座教授(1996年 - 2002年)などの要職を歴任。

  

1977年に野生動物研究・教育・保護団体「ジェーン・グドール研究所(JGI)」を設立した。

2002年から国連平和大使を務め、2003年にエリザベス2世より霊長類学研究に対し大英帝国勲章を授与され“デーム”の称号を得る。

2007年京都大学から名誉博士号を授与される。 現在、執筆の傍ら、世界中を巡り、講演や教育活動を行っている。

 

= 私生活=

 グドールは二回結婚歴がある。  最初の夫はオランダ人貴族で野生生物を専門とする写真家・映像作家のH.バン・ラービック男爵。 1964年に結婚し、一男を儲けたあと、1974年に離婚した。

 翌1975年にTANUに所属する政治家でタンザニア国立公園公社総裁などを歴任したディレク・ノエル・マックリーン・ブライスソンと再婚しが、二人は1980年、ブライスソンの病いにより死別したのです。

 ※; 著作多数

 

 

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

                          森のなかえ

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