ボスの山日記

奥高野で山のニュースや、ボスの考えをお届けします。

萱小屋の壁画

2010年11月08日 | 山のニュース
 当所には色んな部屋があるのだが、小屋と名のついた部屋には特別な理由が。
その小屋シリーズの中でも、萱小屋には色んな人の色んな思いがあるのです。

まず、この部屋の前身は、立里で生まれ育ったT氏、ナイフや釣具などの
物つくりの店を作るつもりで、ある程度で来ていたのだが、実現出来ずに・・・
 3年ほど前の事、世界遺産熊野古道小辺路の萱小屋跡に立ち枯れの槇の巨木、
その巨木を利用して部屋の内装を施したのが、この部屋の名前「萱小屋」なのだ。

当然、萱小屋から眺める雲海に昇る朝日の画を、壁いっぱいに自分で描くつもりで
200号の絵画の壁布で仕上げた。下部はナイフ工房の石組みを残したままの部屋だった。

さて、2年間も画の無い壁で、その内にと思っていたのだが
今年の冬にM高校の美術部の合宿があり、その先生がS画伯で
実はS画伯は、以前この村の学校の美術の先生をしていた事があり
この村と当所には、特別な思い入れがあったようです。

そんな訳で、ボスが自分で描くつもりの萱小屋の「雲海の夜明け」を
S画伯に任せる事になったのです。
萱小屋に泊まった人は、24時間「雲海の夜明け」を見る事が出来るのです。
是非一度ご覧下さい。

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