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‘パンチ’の効いた髪型

<12月16日の日記>
久し振りに冬の京都を訪れました。
有名な寺院仏閣はもう大抵訪問したので、「おけいはん」でまだ行ってないところを求めて・・・。

 京阪電車に乗る人のことを、俗に「おけいはん」と呼びます。
 中でも、京阪電車に乗るホモのことを、地元の人は親しみを込めて、特に「おゲイはん」と呼ぶのは周知の通り。(民明書房刊『京都の風俗と交通史』より)


まず最初に訪れたのが「金戒光明寺」。
新選組発祥の寺、本陣を置いた事でも有名な寺です。
寺名は通称「くろ谷さん」と呼ばれ、知恩院と並ぶ格式の高い浄土宗の大本山の一つだそうです。
開基は法然上人。
時間の関係で、「御影堂」「阿弥陀堂」、それに重要文化財の「文殊塔(三重塔)」だけを見学してきました。
当初、文殊塔にあった文殊菩薩は、現在、御影堂に安置されており、運慶作と伝えられております。
三重塔には「日本文殊随一」と掲げられております。

文殊塔へ行く階段の脇に偶然見つけたのが2枚目の画像。
とってもファンキーな仏様でしょ?(なんて書いたら罰が当たるかな?)
一緒に行った友達は「アフロ仏像」と呼んでましたが・・・。なんと罰当たりな!(-.-)
でも、往年の笑福亭鶴瓶を髣髴とさせる正に「パンチ」の効いた髪型。
とても真似はできません(>_<)
正式には「五刧思惟阿弥陀如来像」と呼ぶそうな。
この仏様、頭部の螺髪(らほつ)が異様に大きく伸びた姿をしていることが特徴で、それは、阿弥陀仏が衆生救済の四十八願をたて、五劫もの長い間考え続けたことを表したものだと言われています。
因みに、「劫(こう)」と言うのは時間の単位。40里四方(一辺160km)の大きな岩の上に3年に1度、天女が舞い降りて、着ている羽衣で岩をこすると少しずつ摩滅していきます。この巨大な岩が、摩擦してすべてなくなってしまうまでの、ものすごく永い時間を一劫と言います。五劫とは、更にその5倍もの時間ってことですよね。
落語の「寿限無」にも「五刧の擦りきれ」と言うのが出てくるのは、恐らくこのことでしょう。
笑ってはいけませんがかなりユニークな仏様ですよね?
以前にも、和歌山の安珍・清姫で有名な「道成寺」で、同じ仏像を見たことがあります。
その時も大きな笑撃、否、衝撃を受けたのを覚えております。
ま、要するに、人々を救済する為に悩み続け、散髪に行く時間もなかったってことでしょうか?(^^ゞ



次に訪れたのが「真如堂」。
紅葉の隠れた名所らしく、ホントは秋に訪れたかったのですが、今年は時間が取れませんでした(>_<)
またいつか秋に訪れたいと思います。
真如堂は正式名称を「真正極楽寺」と言って、天台宗の寺院です。
本堂の脇を通って回廊を歩いてゆき、大文字山を借景とした「涅槃の庭」や、「随縁の庭」を観てきました。見事な庭でした。

こちらが時間がないって言ってるのに、やけにしつこく熱心に説明してくださった寺の係の人は、きっとデブ専ホモだと思います(>_<)

ここも、陰陽師 安倍晴明ゆかりのお寺のようで、安倍晴明が突然死した時(不動明王の閻魔大王への懇願により蘇るそうですが)、閻魔大王から授かった「決定往生之印」と言うのがこの寺に納められているそうです。


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