友達が「読んでみぃ」って文庫本を持ってきてくれました。
基本的に本は借りて読むのではなく、買って読む主義なのですが、せっかく持ってきてくれたので読んでみました(^^ゞ
読んだのは、室積光の「小森生活向上クラブ」。
丁度1年位前に映画になっているみたいですね。
あらすじは・・・
最近何を食べてもまずく、笑うこともない。
妻子との会話もなく、会社では無気力な部下の態度にイライラ・・・。
そんな男が主人公の小森正一40歳。役職は課長。
ある日、通勤電車の車内で痴漢でっち上げ常習犯の女に遭遇し、小森はホームから突き落として殺してしまう。
すると、とても良いことをした気分になり、活力がみなぎり、食べ物も美味しく感じ、家庭での会話も増え円満に・・・。
この事件をきっかけに、悪を退治する快感に目覚めた小森は、知人から拳銃を手に入れ、殺人を重ねていく。
そのうち、仲間がどんどん増え、KSCサークルを立ち上げる。
KSCとは、「小森殺人クラブ」の略。
謂わば、現代版「必殺仕事人」ってとこか?(^o^)
ただこの殺人は私利私欲のためではなく、正義感に駆られての犯行である。
世の中には殺してしまいたい奴って必ず何人かはいるわけで、ただ実際、それは心に思っても実行に移すことはまずあり得ない。
ところが、彼らはやってしまうわけで・・・。
世の中に害をもたらす輩を次々に始末していくのである。
電車の中で痴漢の冤罪をなすりつける常習犯の女然り、暴力団関係のぼったくりバー関係者然り、カツアゲやオヤジ狩りを重ねる不良少年グループ然り・・・。
嫌な奴が世の中から消えてくれるのは確かに痛快だけど、だからと言って殺してしまうのは、実際にはあり得ない危険な発想(>_<)
飽くまでも娯楽小説ですね(^o^)
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Boo8マスターごうちゃん
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