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天上の音楽(大阪クラシック第61公演)

<9月12日の日記>
いや~、素晴らしい演奏やった。行って良かった(>_<)
今日の大阪クラシックの第61公演は、主催者である指揮者大植英次によるピアノ演奏。
昨日、演奏曲目を知り、急遽、本日の当日券を買い求めました。

演奏曲目の1曲目は、バーンスタイン作曲の組曲「キャンディード」から。
演奏者は、本日ピアニストデビューの高校1年生の甲斐史郎君。
今日も滑舌の悪い大植さんからなんとか聞き取れた話によると、甲斐君は中2の時、大植さんが楽譜を見ながらでも弾けないこの曲を、耳から聴き取った情報だけで完全に弾ききったらしい。
大植さんは甲斐君をモーツァルトに例えるほどの惚れ込みようで、バーンスタインから譲り受けた赤いハンカチーフを、この壇上で彼に託してしまいました(^o^)

本日の2曲目は、ベートーヴェンの第九。
ピアノ三台+独唱+小規模な合唱と、基本的にはワーグナー編曲版を踏襲しているようですが、何と言ってもその演出が素晴らしかった!
時間的な問題で第2楽章は割愛され、第1・3・4楽章が演奏されました。
病床にあった耳の聞こえぬベートーヴェンが、いかにして作曲したのか。
一説には、直接、骨に響くように頭を押し当てて工夫して作曲したと言うエピソードがあり、その作曲シーンを再現すると言う意味もあり、大植さんはそれを踏まえて、ベッドに見立てた台の上で枕を用意して(結局、枕は役に立っていなかったようであるが・・・)うつぶせに寝そべった状態でピアノを弾くという、恐らく世界でも初めての試みであったであろうと思われる面白い演出でした(^o^)

譜面台にはベートーヴェン直筆の第九のスコア(本当に本物なのか???)。
後方には、先程デビューしたばかりの甲斐君、それに今回の演奏会のためにドイツからわざわざ呼び寄せたと言う尾崎有飛さんを従えての演奏。

圧巻はやはり第4楽章で、パイプオルガンの前に独唱4人を、その前の客席部分に小合唱団を配置。
普段聴く舞台から比べるとかなり高い位置から声が響いてくるため、まさに「天上の音楽」と言うにふさわしい音の響きでした。
もう最高!(>_<) 行って良かった(>_<)
こんな演奏をたったの千円で聴かせてもらえるなんて申し訳ないくらい(^^ゞ


昨日、せっかく大植さんのCDを用意して持って行っていたのに、サインしてもらい損ねたので、今回はシンフォニーホールの楽屋裏で‘出待ち’していたのですが、結局彼は現れず、代わりに、本日デビューの高校1年生の甲斐君の写真を撮らせてもらいました(^^ゞ
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