先週に続き今週もまた京都へ非公開寺院の特別拝観に行ってきました。
「京の冬の旅」第２弾です。
先週よりも１時間早く出発。
今回はJRで大阪駅から京都駅へ移動し、嵯峨野線に乗り換えて花園駅へ。
まずはJR花園駅からすぐの妙心寺へ参りました。
日本には妙心寺派だけで約３５００ヶ寺あるのだとか。「妙心寺」は臨済宗妙心寺派の総本山。
広大な敷地の中には４６もの塔頭寺院が建ち並び、さながら町そのものがそのまま妙心寺と言った感があります。京都最大の禅宗寺院です。
あまりにも敷地が広いので、境内には自転車、バイク、車まで走っております。勿論、徐行が義務付けられてはおりますが ・・・。
今回は、その中で「龍泉庵」と「東林院」と「麟祥院」の3つの塔頭寺院を拝観しました。
まずは花園駅から近い南門から入ってすぐ右手の「龍泉庵」を拝観。
狩野探幽や長谷川等伯らの障壁画の他、由里本出（ゆりもといずる）の描いた１００面にも及ぶ雄大な自然美の描かれた四季の障壁画が公開されております。
「龍泉庵」の次は、沙羅双樹の寺として知られる「東林院」へ。
「東林院」は、「京の冬の旅」とは関係ないのですが、まだ訪れたことのない塔頭だったので合わせて拝観致しました。
毎年１月の後半半月にだけ「小豆粥で初春を祝う会」なるものが催されます。
七草粥と同じで、新年に食すると一年中の邪気を払い万病を除くと、平安時代から伝えられる新春の優雅な風習で、福茶と祝い菓子（前菜のようなもの？）のあと、ちょっとした精進料理と共に小豆粥を頂きます。
拝観料込みでお一人様３８００円なので決して安くはないですが、これで病気しなくて済むなら安いものです(^^ゞ
こう言うところで領収証を所望するのは失礼なんでしょうかね？(・・?
領収証を希望すると、受付の坊主にあからさまに嫌な顔をされました(>_<)
他の塔頭ではそんな顔されたことないのですが、ここ「東林院」の坊主は面倒くさく思ったんでしょうか？(-.-)
坊主らしくないなと思いました(^^ゞ
きっとまだまだ修行の足りない坊主なんでしょう(^o^)
「東林院」の次は「麟祥院」へ。
途中、坊主が野球のバットを素振りしているのに出くわしました。
坊主が野球をやっていけないわけはないのだけれど、これまた坊主らしからぬ所行に違和感を感じてしまいました。
こう言うのは、参拝者の目に付かないところでやってほしいな～(>_<)
「麟祥院」は徳川三代将軍家光が母春日局の菩提を弔うために建立した寺。海北友雪の雌雄の龍を描いた水墨画「雲龍図」が見ものです。
南門から入った「妙心寺」を北門から抜け、更に「仁和寺」方面へ２０分弱歩いたところにあるのが、今回「京の冬の旅」初公開の「転法輪寺」です。
竜宮城のような鐘楼門が出迎えてくれます。
浄土宗の寺院で、開祖は「関通上人」。この世に苦しむ人々を極楽浄土に導くため、「関所を通す」として「関通」と名乗ったのだとか。
本尊の阿弥陀如来坐像は京都最大のもので「御室大仏」とも呼ばれるそう。
またそばに置いてある巨大な木魚は日本で二番目に大きいものだとか。
因みに、日本最大の木魚は小樽の「龍徳寺」の木魚だそうです。
また、本尊背後の厨子に安置された阿弥陀如来立像は裸のままのスッポンポンの珍しい童子の姿をしており、裸の為、一応腰巻をしております。
腰巻の下には可愛いちんちんが付いてるんでしょうかね？(^o^)
江戸時代の「釈迦涅槃図」も見どころの一つです。
普通、こう言う寺院って高い拝観料を取っておきながら撮影禁止で、時には仏像どころかお庭ですら撮影できないところがあるのに、ここのお寺は撮影オールＯＫです。何を撮ってもいいそうです。ありがたいですね(^o^)
先週と今週でいくつか寺院を回りましたが、ここの「転法輪寺」が一番オススメです(^o^)
「転法輪寺」からは再びJR花園駅を目指して、歩いて来た道を戻ったのですが、昼御飯は一応、「東林院」で小豆粥と精進料理を食べたものの、その程度では僕の胃袋は満たされるはずもなく、「餃子の王将（花園店）」で本日二度目のランチを頂いたのでした(^^ゞ
JR花園駅から帰途に就き、さーこれから帰ろうとした矢先、前方の画面に人身事故で不通の表示が・・・(>_<)
取りあえず京都駅まで戻って思案したものの、在来線は約１時間の遅延らしく、このままでは１７時からの営業に間に合わないと思い、ちょっと贅沢ですが京都ー新大阪間を新幹線で移動しました(^^ゞ
新大阪からは地下鉄で難波まで移動。
なんとかギリギリ営業時間に間に合いました(^^ゞ
