Strange Daze

映画、洋楽、JAZZがなにより好き!
そして最近メタボ対策でちょっぴりカラダ動かしてます(笑)。

BLACK AND BLUE / The Rolling Stones

2009-02-13 02:02:49 | Rock & Pops
いつもながら、通勤途中に急に頭の中を Stones の「Hot Stuff」のフレーズがグルグル回りだし、自宅に帰るなり棚から引っ張り出してきました。 久し振りに聴くと、また良いですねぇ。

本日は Rolling Stones の1976年のアルバム、『BLACK AND BLUE』 を取上げてみようと思います。
このアルバムは、前作『It's Only Rock and Roll』を最後に、脱退したミック・テイラーに代わる新メンバーとして、元フェイセズのロン・ウッドが加入した新生ストーンズ第一弾アルバムです。 このメンバーが現在に至るまでの不動のメンバーになるのですが、私はこのアルバム、最初は殆ど聴きませんでした。 やはり、Stones というと60年代なら、『ベガーズ・バンケット』(落書きされたトイレのジャケット)や『LET IT BLEED』。70年代なら『スティッキー・フィンフガーズ』や『メインストリートのならず者』、そして前作『イッツ・オンリー・ロックンロール』を取上げるところ。ブラック・ミュージック色が強い『SOME GIRLS』や本作『BLACK AND BLUE』は当時自分の中では「ストーンズっぽくないから」ということであまり聴かなかったのです。 しかも、このアルバムの代表曲は「愚か者の涙」のみ。 「ちょっとマイナーかな?」
しかし、インパクトあるメンバーの超どアップのジャケット(笑)。

      

ところが、購入して10年ほど経って、たまたま ライヴ・アルバム『LOVE YOU LIVE』を聴いた時、このアルバムの冒頭に収録されている「Hot Stuff」を耳にして この曲のかっこよさを実感。 聴き始めたのはそこからです。
もう、「Hot Stuff」ばかりを何度も何度もリピートした記憶があります(笑)。

このアルバムは前述の通り、『It's Only Rock and Roll』を最後に去ったミック・テイラーに代わって加入したロン・ウッドがレコーディングに初参加したアルバムです。 この時期のロックシーンは飽和状態に陥ろうとしていた頃。 そんな中で威圧感のある、これまたくどいくらいに超どアップの顔写真を用いたアルバムジャケットでリリースされたこの 『BLACK AND BLUE』 は後に日本でも流行ることになるブラック・ミュージックの要素を大胆に取り入れた作品となりました。 ディスコ調のオープニングナンバー「Hot Stuff」やレゲエ調の「Cherry Oh Baby」、そしてジャズっぽいバラードの「Memory」など、どちらかというと地味な感じの曲調が多く、今までの作風からすると物足りなさを感じるかもしれないアルバムですが、よく聴いてみると一曲一曲のクォリティの高さは今までのストーンズのアルバムよりも高いのではないかと思います。 代表曲「愚か者の涙」も素晴らしいですが、「Memory Motel」などは哀愁感漂う隠れた名曲で(個人的にはかなり好きな曲です)、聴けば聴くほど味が出てくる…そんな感じのアルバムになっています。

私の中では多分、70年代ストーンズの中で一番好きなアルバムではないかと思います。 ストーンズ好きな方で、まだ聴いたことのない方、是非聴いてみてください。


--「BLACK AND BLUE」関連映像--
Hot Stuff 1976


Hand Of Fate


Memory Motel




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【BLACK AND BLUE / The Rolling Stones】
1. Hot Stuff
2. Hand Of Fate
3. Cherry Oh Baby
4. Memory Motel
5. Hey Negrita
6. Melody
7. Fool To Cry
8. Crazy Mama
1976年リリース

Black and Blue

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--関連作品LINK--
Love You Live

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Some Girls

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