『日本列島が沈んでいく! ほとばしる溶岩は民族の血か、咆哮する大地は魂の慟哭か…。 一億の民をのせて、日本が死んでいく!』
日本SF界の巨匠・小松左京のベストセラーSF小説を、黒澤明の愛弟子でもある森谷司郎監督が映画化。 空前のスケールで描いたパニック超大作。
小笠原諸島の無人島が突如として海に沈んだ。田所博士は調査のため深海潜水艇"わだつみ"で深海へ潜るが、日本海溝深くで異常な乱泥流を目撃する。田所博士は日本列島の殆どの部分が沈没することを予測し、山本総理が召集した議会で異常を訴える。
その後次々に日本列島を災害が襲い、東京大地震により関東は壊滅。政府は変人扱いしていた田所博士の予測を重く受け止め日本民族の日本列島からの脱出作戦"D計画"を発令する。しかし、田所博士の予測より沈没の時期が早まり、まず四国が沈没を始める。日本民族の長い流浪の旅の始まりだった・・・
ここ最近、邦画をよく観ています。 以前は殆ど観なかったのですが、最近の邦画を中心に日本映画の質の良さがわかってきたのかなんなのか自分自身でも良くわからないのですが、久しぶりに黒澤作品を観てからというもの、邦画をよく観るようになりました。
以前も、自分の嗜好にあった作品は観ていたのですが、大体洋画との比率は8:2か9:1くらいでしたから・・・(笑)。 よく観てみると、邦画も中々のものですね。
で、今回観たのは、今、ディアゴスティーニから隔週でリリースされている「東宝特撮映画」でリリースされた『日本沈没』。 この作品は私が子供の頃、家族で観た映画で、当時あの地震のシーン、日本が沈んでゆくシーンがあまりにも衝撃的で、私の幼な心に地震の恐怖を植えつけられてしまった作品でした。
もう35年以上も前の作品なんですね。 そういえば、2006年ですか? この作品を大胆にリメイクしましたが、散々な評価となったようですね。 こちらは未見なので私は何も言えませんが・・・(笑)。
久しぶり・・・そう、30年ぶりくらいにこの映画を観ましたが、パニックシーンは、「え?こんなんだったっけ?」と思ってしまいましたが、今現在のCG等の特撮の技術が進んだということで、やはりあの頃の技術から考えると、凄かったのでしょうね。
昔観た頃の記憶としてはそのショッキングなシーンばかりが頭に残っていましたが、この ”日本が沈むかもしれない”という問題に直面した政府の動き、登場人物の葛藤や思い、国と国との対峙など、非常にスリリングなストーリー展開でした。 国土が消滅してしまう・・・その時、政府は? そして残されるかもしれない人々は? そして世界は?・・・そんな人間ドラマが熱く描かれた作品でした。
また、”何故地震が起こるのか” という地震のメカニズムも劇中で説明され、中々その辺も勉強になります。
改めて35年ぶりくらいに観たこの『日本沈没』ですが、1970年代初頭にしてこのような素晴らしい作品を創り上げた日本映画界は、凄いですよね。 改めて鑑賞して、久しぶりに唸ってしまいました。
ラストの見知らぬ地で、細々と生き抜く邦人たち・・・彼らの人間としての強さも考えさせられました。
--「日本沈没」関連映像--
1973年版 日本沈没 予告
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[日本沈没 (1973年版)]
監督/ 森谷司郎
原作/ 小松左京
特技監督/ 中野昭慶
出演/ 小林桂樹 丹波哲郎 藤岡弘 いしだあゆみ
1973年日本作品
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日本SF界の巨匠・小松左京のベストセラーSF小説を、黒澤明の愛弟子でもある森谷司郎監督が映画化。 空前のスケールで描いたパニック超大作。
小笠原諸島の無人島が突如として海に沈んだ。田所博士は調査のため深海潜水艇"わだつみ"で深海へ潜るが、日本海溝深くで異常な乱泥流を目撃する。田所博士は日本列島の殆どの部分が沈没することを予測し、山本総理が召集した議会で異常を訴える。
その後次々に日本列島を災害が襲い、東京大地震により関東は壊滅。政府は変人扱いしていた田所博士の予測を重く受け止め日本民族の日本列島からの脱出作戦"D計画"を発令する。しかし、田所博士の予測より沈没の時期が早まり、まず四国が沈没を始める。日本民族の長い流浪の旅の始まりだった・・・
ここ最近、邦画をよく観ています。 以前は殆ど観なかったのですが、最近の邦画を中心に日本映画の質の良さがわかってきたのかなんなのか自分自身でも良くわからないのですが、久しぶりに黒澤作品を観てからというもの、邦画をよく観るようになりました。
以前も、自分の嗜好にあった作品は観ていたのですが、大体洋画との比率は8:2か9:1くらいでしたから・・・(笑)。 よく観てみると、邦画も中々のものですね。
で、今回観たのは、今、ディアゴスティーニから隔週でリリースされている「東宝特撮映画」でリリースされた『日本沈没』。 この作品は私が子供の頃、家族で観た映画で、当時あの地震のシーン、日本が沈んでゆくシーンがあまりにも衝撃的で、私の幼な心に地震の恐怖を植えつけられてしまった作品でした。
もう35年以上も前の作品なんですね。 そういえば、2006年ですか? この作品を大胆にリメイクしましたが、散々な評価となったようですね。 こちらは未見なので私は何も言えませんが・・・(笑)。
久しぶり・・・そう、30年ぶりくらいにこの映画を観ましたが、パニックシーンは、「え?こんなんだったっけ?」と思ってしまいましたが、今現在のCG等の特撮の技術が進んだということで、やはりあの頃の技術から考えると、凄かったのでしょうね。
昔観た頃の記憶としてはそのショッキングなシーンばかりが頭に残っていましたが、この ”日本が沈むかもしれない”という問題に直面した政府の動き、登場人物の葛藤や思い、国と国との対峙など、非常にスリリングなストーリー展開でした。 国土が消滅してしまう・・・その時、政府は? そして残されるかもしれない人々は? そして世界は?・・・そんな人間ドラマが熱く描かれた作品でした。
また、”何故地震が起こるのか” という地震のメカニズムも劇中で説明され、中々その辺も勉強になります。
改めて35年ぶりくらいに観たこの『日本沈没』ですが、1970年代初頭にしてこのような素晴らしい作品を創り上げた日本映画界は、凄いですよね。 改めて鑑賞して、久しぶりに唸ってしまいました。
ラストの見知らぬ地で、細々と生き抜く邦人たち・・・彼らの人間としての強さも考えさせられました。
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監督/ 森谷司郎
原作/ 小松左京
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出演/ 小林桂樹 丹波哲郎 藤岡弘 いしだあゆみ
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日本沈没 上 小松 左京小学館このアイテムの詳細を見る |
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日本沈没 第二部〈上〉 小松 左京,谷 甲州小学館このアイテムの詳細を見る |
日本沈没 第二部〈下〉 小松 左京,谷 甲州小学館このアイテムの詳細を見る |
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最近、家でネットに接続できないので、気になりつつも今になってしまいました。
こちらの元ネタの方は、私は見ていないのですが、なかなか良さそうですよね~。
今の方が映像技術は発達していますが、それに見慣れたせいか、当時ほどのインパクトが出せていないですよね。
新しい方の作品を見ましたが、正直いまひとつな出来だったと思います。残念ですねー。
こちらこそ、本当にご無沙汰です。
事情はわかっていますので、あんまり気にしないでください。
マイペースでやりましょう。
これは、特撮は今のに比べるとちゃちですが、
当時これだけのことをCGも使わずに撮影しちゃった
といことが凄いですよ。
ストーリー的にも、地震のメカニズムが
解りやすく説明されていて結構勉強になるし
良かったですよ。
一度機会があれば、オリジナルもご覧になってみてください。