Strange Daze

映画、洋楽、JAZZがなにより好き!
そして最近メタボ対策でちょっぴりカラダ動かしてます(笑)。

ポロック 2人だけのアトリエ

2008-07-09 23:25:55 | Cinema
絵の具をチューブごと塗る作品から、床に置いたカンヴァスに筆から絵の具を垂らす
「ドリッピング」という手法まで、センセーショナルな作風で注目を集めるポロック。
しかし、十代から患うアルコール中毒や自己中心的な性格で、スランプの時期も長くなっていく。
そんな彼を支えたのは、同じ画家で、妻のリー・クラズナーだった…。

    

 この作品、実は2000年の作品なのですが、なぜか日本では公開されなかったものなんです。
こんな良い作品が3年も日本になぜ入ってこなかったのでしょう。
そういえば「ゴッド・アンド・モンスター」も遅かったですよね。どちらもいい作品なのに。

1940年代のニューヨークで評価され、後のポップアートの元祖となった画家ジャクソン・ポロックを
「アポロ13」「トゥルーマン・ショー」のエド・ハリスが、構想10年以上をかけて初監督し、
自らも主人公ポロックを演じた作品です。
彼の性格から、絵画作成の過程まで実に詳しく再現されていました。
しかしストーリーは、そんな彼のアーティスティックな部分を再現するばかりでなく、
彼の人間としての人生そのものと、彼への愛貫いたその妻、クラズナーのひたむきな愛を描いた
ヒューマンなラブ・ストーリーでした。
ポロックが絵画を通して妻に残した”永遠のラブ・レター”とは・・・。



エンディングに流れるトム・ウェイツの歌声が妙にもの哀しく、胸に突き刺さるようでした。
観て良かったです。
素晴らしい作品でした。主演・監督のエド・ハリスもポロックの波乱な人生を素晴らしく
表現していましたが、クラズナー役のマーシャ・ゲイ・ハーディンが素晴らしく良く、
一際光っていました。

アーティストが主人公の物語は、結構観ているんですが、今まで観た中でもかなり
上位に位置するんじゃないかなと思います。


■「ポロック」関連映像

「Pollock」(Trailer)


「Pollock」>>>
「Pollock painting」>>>
「Pollock '50」>>>
「Pollock painting 2」>>>

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【ポロック 二人だけのアトリエ (POLLOCK) 】
監督/ エド・ハリス 
出演/ エド・ハリス マーシャ・ゲイ・ハーディン 
2003年アメリカ

第73回アカデミー賞受賞
最優秀助演女優賞(マーシャ・ゲイ・ハーディン)
最優秀主演男優賞(エド・ハリス)
「オフィシャル・サイト」>>>

ポロック 2人だけのアトリエ

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