ディジー・ガレスピーの魂を伝える巨匠たちを迎え、矢野沙織のブロウが冴え渡る、白熱のLIVE! 17歳で衝撃的なデビューを果たしてから、早3年。期待の新星、若き大器がNAGOYAで白熱のプレイ! 2006年10月27日「矢野沙織 Groovin’High Tour」名古屋公演 Blue Note Nagoya での繰り広げられたLIVEをレポート!
行ってきました。矢野沙織のLIVE。今、彼女の新作『Groovin' Hight』 を聴きながら、Blogに投稿しています。いまだ興奮冷めやらぬ状態であります。前作『PARKER’S MOOD ~ Live in New York』 で度肝を抜かせたあのプレイを今日は(って、もう昨日になってしまいましたが)この目で体感してまいりました。今回のLIVEは、彼女の10代最後のアルバムとしてリリースした『Groovin' High』のツアー。ここ名古屋は、10月26日と27日の2日間。しかも27日は、彼女の二十歳の誕生日という記念すべき日なのです。名古屋公演は 「Blue Note Nagoya」。
私が行ったのは、その27日のセカンドステージ。
ほぼ定刻どおりに矢野沙織登場です。それまで彼女を写真でしか見ていなかったのですが、思ったよりまだ幼さが残るような感じです。「こんな娘(こ)があんな凄いプレイをするのか!」と思ってしまったくらいです。バックの音が鳴り出し、矢野沙織が挨拶をする。まだぎこちなさすら感じるMC。「やっぱりまだ若いし、ステージ慣れしていないのか・・・」などと思いましたが、今回のスペシャルメンバー、Dizzy Gillespie All Starsの三人を紹介し、曲の本題に入ると、いままでのそんな考えは一気に吹き飛んでしまいました。
「これだ!このブロウこそが、あの矢野沙織なんだ!」スペシャルメンバーのスライド・ハンプトン、ジェームス・ムーディー、ランディ・ブレッカーは、新作を録音したときのメンバーで、しかも皆もの凄い経歴を持つプレイヤー。しかも、彼女から見れば皆お祖父ちゃんという年齢。そんな中で臆することなく彼女はプレイしていました。途中のホーンセクション4人のアドリブのバトルももの凄かったし、バラードでの泣きのサックスの音色もGOODでした。
巨匠三人を前に堂々と、自分のプレイを披露して見せた矢野沙織、素晴らしいです。 何年か前、某ニュース番組(彼女とピアノの松尾貴志が共演)にセーラー服で出演したときの彼女とは違い、ひとまわりもふたまわりも大きくなっていました。(あのときの彼女も初々しさがあってなかなか可愛く、それはそれでよかったのですが・・--笑)
前半に「OVER THE RAINBOW」の曲を紹介していながらバックのメンバーが「HAPPY BIRTHDAY」を演奏し、バースディ・ケーキと花束を贈呈するという粋なハプニングもあり、非常に楽しい一夜を過ごせました。
演奏曲のほうは、新作アルバムが中心で、グルーヴ感いっぱいの「SPEAK LOW」、ディジーの名曲「MANTECA」「GROOVIN' HIGH」、しっとりとサックスの音色を楽しませてくれる「CORCOVADO」、そして矢野沙織の敬愛するパーカーの名曲、「BILLIE'S BOUNCE」と充実したLIVEでした。
特別な日に素晴らしいJAZZを楽しんだ記念すべき日となりました。二十歳の誕生日を迎えた矢野沙織ですが、まだ二十歳です。これから無限の可能性を最大限に出していってもらいたいですね。
今後も期待しています。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【Groovin' High Tour / 矢野沙織 with Dizzy Gillespie All Stars】
矢野沙織 (Alto Saxophone)
ジェームス・ムーディー James Moody (Tenor Saxophone)
スライド・ハンプトンSlide Hampton (Trombone & All Arrengements)
ランディ・ブレッカー Randy Brecker (Trumpet)
今泉正明(Piano) 上村信(Bass) 小松伸之(Drums)
2006年10月27日 Blue Note Nagoya
◆MY BLOG LINK
「PARKER’S MOOD ~ Live in New York」
◆関連作品LINK
◆関連サイト
「矢野沙織」公式サイト
行ってきました。矢野沙織のLIVE。今、彼女の新作『Groovin' Hight』 を聴きながら、Blogに投稿しています。いまだ興奮冷めやらぬ状態であります。前作『PARKER’S MOOD ~ Live in New York』 で度肝を抜かせたあのプレイを今日は(って、もう昨日になってしまいましたが)この目で体感してまいりました。今回のLIVEは、彼女の10代最後のアルバムとしてリリースした『Groovin' High』のツアー。ここ名古屋は、10月26日と27日の2日間。しかも27日は、彼女の二十歳の誕生日という記念すべき日なのです。名古屋公演は 「Blue Note Nagoya」。
私が行ったのは、その27日のセカンドステージ。
ほぼ定刻どおりに矢野沙織登場です。それまで彼女を写真でしか見ていなかったのですが、思ったよりまだ幼さが残るような感じです。「こんな娘(こ)があんな凄いプレイをするのか!」と思ってしまったくらいです。バックの音が鳴り出し、矢野沙織が挨拶をする。まだぎこちなさすら感じるMC。「やっぱりまだ若いし、ステージ慣れしていないのか・・・」などと思いましたが、今回のスペシャルメンバー、Dizzy Gillespie All Starsの三人を紹介し、曲の本題に入ると、いままでのそんな考えは一気に吹き飛んでしまいました。
「これだ!このブロウこそが、あの矢野沙織なんだ!」スペシャルメンバーのスライド・ハンプトン、ジェームス・ムーディー、ランディ・ブレッカーは、新作を録音したときのメンバーで、しかも皆もの凄い経歴を持つプレイヤー。しかも、彼女から見れば皆お祖父ちゃんという年齢。そんな中で臆することなく彼女はプレイしていました。途中のホーンセクション4人のアドリブのバトルももの凄かったし、バラードでの泣きのサックスの音色もGOODでした。
巨匠三人を前に堂々と、自分のプレイを披露して見せた矢野沙織、素晴らしいです。 何年か前、某ニュース番組(彼女とピアノの松尾貴志が共演)にセーラー服で出演したときの彼女とは違い、ひとまわりもふたまわりも大きくなっていました。(あのときの彼女も初々しさがあってなかなか可愛く、それはそれでよかったのですが・・--笑)
前半に「OVER THE RAINBOW」の曲を紹介していながらバックのメンバーが「HAPPY BIRTHDAY」を演奏し、バースディ・ケーキと花束を贈呈するという粋なハプニングもあり、非常に楽しい一夜を過ごせました。
演奏曲のほうは、新作アルバムが中心で、グルーヴ感いっぱいの「SPEAK LOW」、ディジーの名曲「MANTECA」「GROOVIN' HIGH」、しっとりとサックスの音色を楽しませてくれる「CORCOVADO」、そして矢野沙織の敬愛するパーカーの名曲、「BILLIE'S BOUNCE」と充実したLIVEでした。
特別な日に素晴らしいJAZZを楽しんだ記念すべき日となりました。二十歳の誕生日を迎えた矢野沙織ですが、まだ二十歳です。これから無限の可能性を最大限に出していってもらいたいですね。
今後も期待しています。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【Groovin' High Tour / 矢野沙織 with Dizzy Gillespie All Stars】
矢野沙織 (Alto Saxophone)
ジェームス・ムーディー James Moody (Tenor Saxophone)
スライド・ハンプトンSlide Hampton (Trombone & All Arrengements)
ランディ・ブレッカー Randy Brecker (Trumpet)
今泉正明(Piano) 上村信(Bass) 小松伸之(Drums)
2006年10月27日 Blue Note Nagoya
◆MY BLOG LINK
「PARKER’S MOOD ~ Live in New York」
◆関連作品LINK
Groovin’High矢野沙織コロムビアミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
PARKER’S MOOD~Live in New York矢野沙織, リチャード・ワイアンズ, ジョン・ウエッバー, ジミー・コブコロムビアミュージックエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
◆関連サイト
「矢野沙織」公式サイト
私も見たかったですね。羨ましいです。
レポートからBonoさんの熱狂ぶりが伝わってきます。
今回はディジー・ガレスピーを取り上げているとか。
パーカーもガレスピーもモダンジャズの創始者ですものね。
この二人を取り上げる矢野沙織って凄い人だと思いません?
こんばんわ。ほんと、ヨカッタですよぉ。
いまだ興奮冷めやらぬって感じです。
ま、久しぶりのLIVE体験でしたし(笑)。
本当2年ぶりくらいかなぁ。LIVE観に行ったのって。
「OVER THE RAINBOW」や、「CORCOVADO」なんて
じーんと心に染入るような音色でしたし、
「SPEAK LOW」や「GROOVIN' HIGH」、「BILLIE'S BOUNCE」なんかは
躍動感が漲っている・・そんな感じでした。
ユッコさんも観れるといいですね。
もし、機会があったら是非体験してみてください。
あの演奏で、20歳を向かえる年齢だなんて、本当に凄いですよね(^_^;
またこれからの記事、読ませて頂きます。よろしくお願いします。m(__)m
ご来訪ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。
>>あの演奏で、20歳を向かえる年齢だなんて、本当に凄いですよね
本当にそうですよね。彼女ってどんな学生時代をすごしていたのでしょう・・
って思っていたのですが、彼女の携帯サイトに日記があるんですが、
それを読んでみると、以外にフツーの女の子だったんですよ。
反対にそのギャップが、ある意味こわいですね(笑)。
また伺わせて戴きますね。