とりあえず、これ↓をご覧頂けないだろうか。
フレディー -関西空港
歌手のスペック:アメリカ合衆国アラバマ州出身、現在は日本(関西)在住。
これを聴いて、
・ジェロと比べると良い(悪い)
・日本語下手だけど、そこがいい
・英語んとこだけ、カッコイイ
と思ったソウルファンの皆様方。
そんな人間を半可通といいます。
・ジェロと比べると良い(悪い)
特にこの様に、演歌歌手のジェロと比べた方、問題があります(煽ったブログタイトル付けてすみません)。
何が言いたいかというと、このフレディーという歌手はジェロとは方向性がまったく違うアーティストだからです(むしろ真逆)。
ジェロとの共通点は、黒人である事くらいで、
日本語で歌を歌っていても、その根底にあるものが、真逆です。
もし、このフレディーがTVなどにバンバン出だして(このまえちょこっと
何かの番組に出てましたが)、マスメディアに大々的に取り上げられると、およそ“音楽”と言われるものを、よくわからないマスメディアの人間が、ジェロと比べだすでしょう。
その前に、書いておきます。
ジェロとフレディーを比べるのは、
又は、
ジェロとフレディーを一緒くたにして“ブーム”と呼ぶのは、
間違いとしか言い様が無い。
どれくらい間違いかというと、
バラク・オバマ(第44代)大統領とファニー・ヴァレンタイン(第23代)大統領が戦ったらどっちが強いの?
とか、
バラク・オバマ(第44代)大統領のスタンドならファニー・ヴァレンタイン(第23代)大統領のスタンドに勝てるよね?
と言っているくらい的外れです。
共通点は大統領である事くらいです。
比べる事に、何の意味もありません。
オバマ大統領はスタンド使いじゃありませんし、
ヴァレンタイン大統領は“Yes, We can!”とは言いません。
別物です。
それに、
・日本語下手だけど、そこがいい
と答えた方。
そんなところに耳をたてても、何の意味もありません。
この曲を、“日本語も英語もわからないソウルファンが聴いた”ことを想像してください。
どこに着目したらいいかが、わかってきますでしょうか。
日本語、英語ごちゃ混ぜでもどうでもいいんです!
日本語下手でもどうでもいいんです!
もっと音楽の“キモ”のトコロ。
“自分”の深いトコロで、よいと思えるモノが、よい音楽ではないでしょうか?
時にファルセットを効かせ、時に深く歌う。
メロディと歌い方の相性が、すばらしい!
それを、
ジェロと比べるとか、日本語がどうとか、
そんな下らない色眼鏡で見たらもったいない!
Ne-Yo とか 112 とか R.L. とか、あの辺の黒人アーティストの歌も、ネイティブが聴いたら、変なアメリカ英語に聞こえるんじゃなかろうか?
話を戻して、
・英語んとこだけ、カッコイイ
と答えた方。
論外です。
・まとめ
何が言いたかったかと言うと、
マスメディアの色眼鏡をかけられる前に、このアーティストのことを広めるべきじゃなかろうか、と言う事です。
※さて、
本当はこのアルバム(
フレディー/関西空港)の中の、
“ありがとう”
って曲が、一番勧めたいんだけども、アルバム買って聴いてみてください。
ガラにも無く、ちょっと感動してしまった。
※さて、
レコード屋に行っても、邦楽の棚にあるのか、洋楽の棚にあるのか迷います。
そして、店員に、
「フレディーって歌手の、関西空港ってアルバムありますか?」
と聞いたとしても、ブルース・ソウル系に詳しくない店員だと、説明に苦労します。(特に田舎だと)
「うん、関西空港がタイトル」
「いや、日本人じゃなくて、黒人だけども」
「いやいや、映画のサントラとかじゃないんだよ」
「いやいやいや、アニメでも無くてね」
「黒人だけども関西空港なのよ!」
「関西空港だけどソウルなのよ!」
「わかる?!」
苦労しました。(笑)